小学校受験のためのしつけとは?子どもに押しつけず親子で励もう
小学校受験では家庭でのしつけが合否に結びつくといわれていますが、受験のためのしつけはどのようにすべきか悩んでいるママやパパは多いのではないでしょうか。そこで、小学校受験のためのしつけの意味や親の心構えについて解説し、家庭でできるしつけのコツをご紹介します。
知っておきたいしつけの意味と親の心構え
社会で生きていくために守りたいマナー
小学校受験のためのしつけといっても、特別なことをするわけではありません。社会で生きていくために必要な礼儀作法などを子どもが体得できるようにすることが大切です。
人に会ったときにきちんと挨拶ができること、食事のときに周りを不愉快にさせないこと、公共のマナーを守ることなどが代表的なしつけの内容でしょう。これらの礼儀作法は、その人の印象を決定づける大きな要素といえます。
親の思いどおりにすることを目標としない
子どもにはそれぞれ個性があり、積極的な子もいれば消極的な子もいます。我が子を大きな声で挨拶ができる子にしたいと願っても、消極的な性格の子どもであればスムーズに期待に応えられるとは限りません。
子どもをしつけるときには、その子の個性に合わせて辛抱強く関わることが大切です。ママやパパの固定観念にとらわれずに、我が子に合った関わり方ができるとよいですね。
無理のない方針を決めて一貫性を持とう
しつけの方針を決めるときには、ママとパパが共通した考えを持てるまで話し合うとよいでしょう。二人の方針に食い違いがあると、子どもは混乱するばかりでどのようにしたらよいのかわからなくなってしまいます。
我が家のしつけの方針が決まったら、日常生活の中でどのように関わっていくのかを具体的に確認することも大切です。一貫性のあるしつけであれば、子どもが混乱することも少なくなるでしょう。
家庭でできる小学校受験のためのしつけ
思いやりの気持ちを育む手助けをしよう
このような他人を思いやる気持ちは、集団の中でしか育ちません。お友だちとの遊びを通して相手の立場で考えることの大切さを学び、ときにはお友だちに譲るべき場面、協力するべき場面に遭遇し、悩んだり解決したりを繰り返します。そして、自分がされたら嫌なことも覚えていきます。子どもがよりよい選択ができるようにママがサポートできるとよいですね。
また、家庭でのお手伝いも思いやりの気持ちを育む大切な場です。小学校受験では知育ばかりに力を入れるのではなく、日常生活の中での何気ないサポートも大切ではないでしょうか。
季節を感じながら日々の生活を楽しもう
子どもは季節を感じながら生活することで色彩の変化に気づいたり、様々な食べ物を味わったりして五感をフルに使うことができるでしょう。感性の豊かさは、受験のときだけではなく子どもの成長にとっても大きな力となるはずです。
小学校受験で季節感について問われるのは、子どもの情操面や育った環境を知るためだと考えられます。日ごろの生活の中で、季節の移り変わりを楽しむ機会を積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
時間をかけて向上心や粘り強さを育もう
まだ手先を上手に使えない子どもにとって、紐を結んだり箸を上手に使って食事をしたりするのは簡単なことではありません。失敗を繰り返しながらも時間をかけて努力することで、少しずつできるようになっていきます。
日常生活の中でこのような経験を何度も繰り返すことで、向上心や粘り強さが育まれていくのです。向上心や忍耐力、根気強さを身につけるためにも、励ましながら我が子を見守るママやパパでありたいですね。
気になる受験準備中のしつけのコツ
ママは子どもが楽しめるようにサポートを
小学校受験のためのしつけは、忍耐力だけを学ぶものではありません。ママやパパがしつけの方法を工夫して楽しめるようにサポートすれば、子どもにとって楽しい学びの機会になるでしょう。
服のたたみ方や脱いだ靴を揃える習慣なども、ママと競争するなどの工夫をするだけで子どもは夢中で取り組むかもしれません。ママやパパのサポートで楽しく学ぶ環境があれば、少しくらい辛いことがあっても乗り越える勇気が湧いてくるものです。