兄弟の子育ては難しい?男の子兄弟の上手な教育法について
ママにとって、異性である男の子兄弟の頭の中はなぞだらけではないでしょうか。日々「どうして?」と感じることの連続ですよね。兄弟喧嘩の日々にうんざりし、「男の子兄弟の子育ては難しい」と感じることもあるでしょう。ここでは、男の子兄弟について考え、ママが気になる兄弟の子育て法をお伝えします。
どうしてうちの子たちは喧嘩ばかりなの?
うちだけじゃない?男の子の子育てあるある
男の子は、何かにちょっかい出したい、立ち向かいたいという本能があるのでしょうね。「水溜まりを見つけたら、間違いなく水溜りに勢いよく足をビチャっと入れます。ズボンが濡れてもお構いなしです」
「傘をすぐに壊します。お友だちとチャンバラや穴があったら差し込んで遊んでいるみたいです。長いものを手に持つと、何でも剣にしてしまいます」などの「あるある話」も、男の子ならではです。
女親には理解しがたい、男の子の心理
「靴が汚れるからだめよ」と泥水に入らないように言ってもまた入ってしまう、靴が汚れてでも入りたいくらい泥水に魅力を感じる男の子の心理にママは理解に苦しむかもしれません。
そんな男の子を見ながら「うちの子大丈夫かしら」と心配になるママは多いようです。男の子用の子育て本が大変よく売れているそうですが、それだけ男の子のママが助けを求めているということですよね。
男の子の脳の仕組みについて
このような違いは、ママのお腹の中にいるころから始まっているそうです。男の子は胎児のときに男性ホルモンを浴びますが、この男性ホルモンは成長ホルモンを抑制し、体と脳の成熟を一時的に抑えます。
その後、男の子は言語などをつかさどる左脳よりも、空間・図形認識力をつかさどる右脳のほうが発達することから、地図を読み取ったり、図形を見たりするのが得意になるそうですよ。
喧嘩するのは成長の証、兄弟のメリットとは
兄弟喧嘩で大事なこと
ママが関わるときは中立的な立場に立つようにして、両方から言い分を聞きます。お互いの言い分を聞いたところで、子どもと一緒にどうすればよいのか考えます。子どもも、相手の気持ちが分かると少し冷静になって考え直す気にもなるでしょう。
こうして日々喧嘩を乗り越えながら、兄弟の絆は深まっていきます。相手が嫌がるもの、どんなことをしてはいけないのかが分かりますし、どうすれば相手と仲良くいられるのかも分かってきますよ。
兄弟がいるメリットについて
子ども社会は、大人社会に負けず劣らず厳しいときもあります。お友だちといつも仲良くできるわけではないでしょう。子ども社会を親の目の届く家庭内で、小さなころから徐々に学べることは兄弟がいるメリットだといえます。
兄弟は一緒にお菓子を食べたり、お出かけしたり、楽しみを分け合える相手でもありますし、勉強を教えてくれるお兄ちゃんにもなります。良いこと、悪いこともありますが、デメリットをメリットに変えて兄弟を力強く育てたいですね。
大人になっても仲良し兄弟になるには
大きくなるにしたがってそれぞれが別の環境で過ごすようになるので、一緒にいたり、話したりする機会も減りますが、顔を合わせれば会話する、何かあれば連絡を取りあえる兄弟になってくれるとママは嬉しいでしょう。
仲良し兄弟を育てた先輩ママは「下の子に手がかかって上の子を構う時間が減っても愛情はたくさん注いだ」という方もいます。仲良し兄弟にするには、兄弟関係を心配するよりもママが分け隔てなく子どもたちに愛情を注ぐことが大切ですね。