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兄弟の子育ては難しい?男の子兄弟の上手な教育法について

兄弟の子育ては難しい?男の子兄弟の上手な教育法について

知りたい!男の子兄弟の上手な教育法

兄弟を比較しないこと

思わずママの口から出てしまう「◯◯くんはできてるのに、どうしてできないの?」という言葉は、ママが思っている以上に子どもの心に突き刺さっているようです。その言葉を聞いて「なにくそ!負けるもんか」と思える子ならよいですが、「ぼくはダメな子だ」と思ってしまう子の場合、ママの叱咤激励のつもりの言葉はまったく逆の効果を引き起こします。

もちろんときと場合によりますが、兄弟同士を比較するような言葉は使わない方がよいでしょう。男の子はプライドが高く、競争して負けると傷つくからです。

それよりも「◯◯くんがやっているから、一緒にやろうよ」と一緒にするように促す方が、プライドも傷つけずやる気も出やすいですよ。

褒め言葉は「かっこいいね」

男の子は「かっこいい」と言われるのが大好きです。アニメでは正義感の強い主人公に憧れますし、かけっこで勝ったり、じゃんけんに強かったりするだけでも「かっこいい」と思っています。

この気持ちを理解すると、男の子の子育てはかなり楽になります。片づけをしてくれない男の子に「スーパーマンみたいに、さっとお片づけしよう」と言うと、急にやる気になってくれたりします。ヒーローがつけているマントやマスクをつけると、ヒーローになった気分でお手伝いしてくれる子もいますよ。

「どうしてできないの?」よりも「できたらもっとかっこいいよ!」と言った方が、男の子を断然やる気にさせるようです。上手にできたときは「かっこいいね」と褒めると、自信満々の笑みを見せてくれるでしょう。

褒めるだけでなく信じることも大事

いくら自分でできることが増えてきたといっても、まだまだママにしたら心配ばかりの子どもです。何かあるごとに「◯◯できたの?」「忘れちゃダメよ」と言ってしまいませんか?子どもは自分でやろうとしていたのに先にママに言われると、やる気がなくなる場合もあります。

子どもは自分を信じてもらえたり、1人の人間として大人のように扱ってもらえると頑張ってくれます。子どもは、子ども扱いされるのが嫌なのです。

ママはできるだけ子どもの自主性を重んじ、待つようにしましょう。そして信じてみましょう。もちろん、待っても自分でやろうとしないなら、まだ自分でやるには早過ぎるのだと解釈してママが一緒に手伝うようにしてくださいね。

兄弟が心身ともに成長していけるように

男の子に対しても言葉遣いに気をつけよう

兄弟を育てているママは、「喧嘩をしながらでも心身ともにすくすく成長して欲しい」と願いますよね。しかし、男の子同士の喧嘩は蹴り合いや取っ組み合いなど、体でぶつかる喧嘩が多く見ていてハラハラする場面も多いでしょう。

毎日激しい喧嘩を繰り広げる兄弟に対して、「うるさい。静かにしろ」「お前らも仲良くしろよ」など、ママまで口調が荒くなっていませんか?子どもは親の背中を見て育つため、ママが荒い口調になっているとそのまま兄弟まで真似するようになりますよ。

兄弟同士だけでなく、お友だちに対しても「お前」「うるさい」など、荒い口調で話すのは控えて欲しいと思いますよね。兄弟が激しい喧嘩をしていてもママは冷静に、正しい言葉遣いをしましょう。

兄弟平等に甘えられる環境を作ろう

先ほどご紹介したように、兄弟比較せず接していくことが大切ですよね。しかし、毎日思いどおりにいかない男の子の子育てにストレスが溜まり、気づかぬうちに兄弟を比較していませんか?

「お兄ちゃんが小さなときは、そんなわがままじゃなかった」「お兄ちゃんなんだから、弟に譲って」など、ささいな言葉でも比較されると子どもは傷つきます。ママは何気なく言った言葉が子どもの心に一生の傷がつくこともあるのです。

心に余裕がないとどうしても子どもの欠点に目がいきがちですが、兄弟が平等にママに甘えられる環境を作りましょう。年齢や立場にこだわらず「それぞれが愛しい存在」だと常に思えば、平等に接することができるのではないでしょうか。

同性であるパパに積極的に協力をお願いする

ママは女性なので、男の子の気持ちや行動がどうしても理解できないときもありますよね。子どものときを振り返っても「私が小さなときとは全然違う」「男の子ってやっぱり分からない」など、ママひとりで悩みを解決できないこともあるでしょう。

男の子の子育てに悩んだときは、同性であるパパに積極的に協力をお願いすることが大切です。同性であるパパなら、兄弟を見て「自分もそんな時期があったな」「親からこう言われたら嫌だった」など、子どもの気持ちが理解できるかもしれません。

ママが注意しても聞かないことでも、同性であるパパから言われると素直に応じるときもあるでしょう。普段から積極的にパパに子育てを協力してもらい、ママのストレスが減るとよいですね。

まとめ

自分が言いたいことを言うばかりで、相手に譲らないから喧嘩は生じます。子どもはまだ「妥協」や「弱い立場の人に譲る」ことを理解するのが難しいので、気持ちをコントロールできず喧嘩が起きます。しかし、喧嘩を通して子どもは社会で生きていくのに必要なことを学んでいるといってもよいのです。

喧嘩はできれば避けたいですが、まだ子どものうちは仕方ないでしょう。兄弟喧嘩はママの目の届く家庭内でのことですし、自分の意見を受け入れてもらうにはどうすればよいのかを、子どもが学ぶチャンスだと思って見守ってくださいね。
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