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5歳児のしつけに使える絵本!質の高い絵と文章で想像力を刺激しよう

5歳児のしつけに使える絵本!質の高い絵と文章で想像力を刺激しよう

悪いことをした子どもに注意をしても今までなら素直に聞き入れてくれたのに、5歳になってから逆切れしたりふてくされたりと反抗することが多くなりますよね。悪いことは分かっていても、好奇心旺盛でやってみたいと思う気持ちが勝るためです。ママが直接注意をして反発するようなら、絵本を通じて伝えるのもよいですね。

5歳児ママが子どもに身につけて欲しいこと

食べ方や姿勢など多岐にわたる食事マナー

食事をする際はただ食べればよいのではなく、正しい姿勢で行儀よく食べることが求められるようになりますね。

食材を提供してくれる生産者や食事を作ってくれる人に感謝して、残さす食べることは大事です。5歳くらいになると「いただきます」や「ごちそうさま」といった挨拶の意味を知ったうえで、食事前後に挨拶を行えるようになります。

食事に合わせて箸やスプーン、フォークを使い、口を食器に近づけるのではなく食べ物を口に運ぶといった食べ方もマナーとして大切なことですよね。

また、食事の際に主食や副菜、汁物を偏らずに順序よく食べたり、こぼしたものは自分で拭くなども5歳児には身につけて欲しい食事のマナーの一つです。5歳ころまでには最低限のマナーを伝えておくとよいでしょう。

率先して自分から挨拶ができるようになる

他者とのコミュニケーションは、挨拶から始まりますよね。挨拶は「あなたに親しみを持っています」「あなたに敵意はありません」という意味合いがある大事な習慣です。

そのため挨拶をしないことで、相手から「敵意がある」と思われる可能性もあるかもしれません。自分ではそう思ってはいないのに誤解されたり、敵をあえて作ることは避けたいですよね。

親しい人と交わす「おはよう」「おやすみ」といった気軽な挨拶をはじめ、「おはようございます」といった丁寧な挨拶も身につけておくとよいですよ。

誰かに言われて挨拶をするのではなく、自分で気づき率先して挨拶ができるようになると気持ちよく過ごすことができるようになるでしょう。挨拶は、早い段階で身につけてもらいたい基本の一つですね。

気持ちのよい話し方やきれいな言葉遣い

会話をする際、話し方によって相手に与える印象は大きく変わりますよね。会話は、人間関係を築くうえでの大切な基本の一つです。ママやパパは子どもとの会話のときに、丁寧な話し方を意識しているかと思います。

ですが、5歳ごろになると周りの友だちやメディアからの影響が強くなり、子どもの言葉遣いが急に乱れ始めて強く乱暴な言葉を話し始めることも少なくありません。
また、子ども自身は正確な意味を知らずに乱暴な言葉を口にすることも多いですし、ときには心の中の複雑な気持ちをうまく整理できず、つい言葉が乱暴になることもありますよ。

そのまま口の悪さが身につく前に、気持ちのよい話し方やきれいな言葉遣いを身につけたいですね。

5歳児に響く良質な絵本の選び方とは

美的感覚が養われるような質の高い絵を描写

絵本は文字でストーリーを読むだけではなく、添えられている絵にもイメージを膨らませて想像の世界を楽しむこともできます。言葉を読むだけではなく、絵を見ながらでも楽しめますね。

文字として記号化された言葉より、直感的に目に見える絵の方が子どもの印象には残りやすいです。日ごろから触れる機会が多い絵本の絵は、子どもの心に残っていきますよ。

そのため普段から目にする絵本に描写された絵の質が高ければ、その質の高い絵が子どもの心に残ります。自然と美的感覚が養われていくといえますね。

絵本はストーリーや内容で選ぶことも大切ですが、合わせて質の高い絵が描写されているかをチェックして選ぶこともおすすめです。様々なタッチの絵の絵本を選ぶとよいですよ。

題材が様々な知的好奇心にこたえている

5歳児といえば幼稚園や保育園に通う子どもが多いですが、家庭ではできない経験や体験を通じて多くのことに興味を持つようになっていきます。3歳前後の子どもの「なぜ?」「どうして?」といった身の回りの物に対しての知的好奇心とは異なり、より広い範囲に興味や関心を寄せるようになっていきますね。

5歳くらいになると、長めのストーリーや新しい発見をもたらす科学や宇宙、ほかの国を題材とした絵本も楽しめるようになりますよ。例えば「挨拶をしましょう」と単純にマナーを教える絵本ではなく、「ほかの国ではどのように挨拶をするのかな」などの知的好奇心にこたえたり、「ほかの国でも挨拶をするのが当たり前なんだ」ということが分かる絵本だとよいですね。

起承転結がしっかり組まれているもの

目の前にあることだけではなく「この後どうなるのかな」「次はどうすればよいかな」など、時間の経過によって起こることを想像できるようになってくるのが5歳ごろになります。

時間や季節の移り変わりを楽しめるようになるため、起承転結がしっかりと組まれた絵本を選ぶことで絵本の世界に没頭できます。主人公が冒険や挑戦を通じて成長する物語は、子どもが感情移入をして物語の主人公と一緒に体験をしたかのように感じることができるかもしれませんね。

少し長めで複雑なストーリーも、数日に分けて少しずつ読み進められるようになっていきます。「続きは明日ね」と中断しても、今日の内容を思い返して続きはどうなるのかと想像をする時間が作れてよいですよ。

想像力が高まる5歳児に読みたいしつけ絵本

ロングセラーの食育絵本「たべもののたび」

1976年に出版され、40年以上のロングセラーとなっている食育絵本「たべもののたび」は、私たちが口にした食べ物が、体の中に入ったらどうなるのかを「旅」に例えて描いています。

栄養などの「大切なもの」が入ったカバンを持つ食べ物が口から始まる旅を行い、その流れを追うことで自然と体の仕組みを学ぶことができますよ。どうして食事をするときにはよく噛むことが必要なのか、なぜ好き嫌いせずに食べることが大切なのかが分かりやすく学べます。

自分の目では見ることができない「体の中がどのようになっているのか」という疑問を解決し、食べたものがどうなっていくのかが分かることで、食べ物を大切にすることも自然と理解できるようになりますね。
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