子どもをキツく叱るママが多い?適切なフォローで信頼関係を築こう
苛立っていて、つい子どもをキツく叱ってしまうこともありますよね。言い過ぎたことで子どもが傷ついたり、今後の成長に悪影響が出ないか心配になったりするママもいるでしょう。子どもをキツく叱った後は適切なフォローが大切です。ここでは叱る際の心がけや適切なフォローについてご紹介します。
子どもを叱る際に心に留めておきたいこと
感情的にならずに目的を持って叱るのが理想
どんなに叱ってもよくならない場合は、ママの叱り方が関係しているのかもしれません。そもそも「叱る」とは相手のよくない所を指摘し正しく指導することであり、感情に任せて苛立ちをぶつけたり泣いたりする「怒る」とは異なります。
叱る際についカッとなることもあるかと思いますが、できるだけ感情的にならないよう気をつけましょう。「どうして叱るのか」「何を改善してほしいのか」など、目的を持って叱ることが理想ですよ。
叱るときも意識して肯定的な言葉を使う
小さなころから否定的な言葉で叱られていると「自分はママに嫌われているダメな人間なんだ」と感じてしまい、自己肯定感が低くなる可能性があるそうですよ。
自己肯定感を低くしないために、できるだけ肯定的な言葉を使って叱るとよいでしょう。友だちのおもちゃを取った場合は「取ってはだめ」ではなく「貸してって言ってみようか」、大声で騒いでいるときは「騒がないで」ではなく「小さな声で話そうね」など肯定的な言葉を使うとよいでしょう。
𠮟った後には適切なフォローが大切
いつまでも怖い顔をし続けていたり、まだ苛立っているからと子どもの話を無視したりしてはいませんか。気持ちを切り替えないままでいると「ママは自分のことが嫌いだから怒ったんだ」と子どもが勘違いしてしまいますよ。
叱った後は「もう怒ってないよ」「お説教タイムは終わりね」などと話しかけたり、抱っこやハグをしたりなどのフォローが大切です。適切なフォローをすることで「ママが怒ったのは自分が悪いことをしたからなんだ」と子どもが気づき、ママとの絆がより深まるかもしれません。
子どもを叱った後の適切なフォローとは
𠮟ったら引きずらずに気持ちの切り替えを
子どもを叱るときはママ自身も苛立っていることが多く、ついカッとなって感情的に怒鳴ってしまうこともありますよね。叱られた側である子どもはもちろん、怒鳴ってしまったママも嫌な気持ちになるでしょう。
叱った後はできるだけ引きずらないようにして、気持ちの切り替えを行うことが重要ですよ。お互い嫌な気持ちのままでいると、楽しく過ごせないですよね。ママは怒っていないということを伝えて、まずは子どもを安心させましょう。
子どもに叱った理由やどう感じたかを尋ねる
例えば、友だちとおもちゃの取り合いをしてママに叱られたとします。「叱られてどんな気分になったかな」と聞くと、子どもは「叱られて嫌だった」「怖かった」などと返事をしますよね。次に「なんでママが叱ったのか分かるかな」と聞いてみます。子どもなりに考えて「おもちゃを無理やり取ったから」などと答えるでしょう。
このように子どもが自分の気持ちに向き合うことで、気持ちの整理がついたりなぜ自分が叱られたのかを考えたりするきっかけとなります。そして改善しようと思う気持ちが芽生えるのではないでしょうか。
言い過ぎたと感じたら素直に謝る
つい言い過ぎてしまった場合は、素直に謝ることが大切です。子どもと向き合って「さっきはキツく言い過ぎてごめんね」と謝ったり、「カッとなってしまったけれど、ママは⃝⃝のことが大好きだよ」と抱きしめたりするとよいでしょう。
性格も、受け取り方も子どもによって異なりますので、我が子に合ったフォローの方法を探してみてくださいね。
日ごろから親子の信頼関係を築いておこう
ママの温もりが伝わるスキンシップを図る
子どもが叱られて落ち込んでいる場合は、スキンシップを図ってみるとよいでしょう。例えば「ギュッと抱きしめる」「手を繋ぐ」「頭や頬を優しく撫でる」などがおすすめです。これらはママの温もりを感じやすく、子どもが安心できます。
また「絵本を読む」「一緒におやつを食べる」など、親子で触れ合う時間を多く設けるのもおすすめです。日ごろからこのようなスキンップを行い、子どもへの愛情を伝えましょう。