育児に不可欠なトイレトレーニング。スムーズな進め方と成功のコツ
育児をしていると避けて通ることができないのが「トイレトレーニング」ではないでしょうか?おむつ外れの時期は個人差が大きく、明確な決まりがあるわけではありません。しかし、あらかじめ成功のコツを知っておくことでスムーズに進めることができるでしょう。この記事では、トイレトレーニング成功の秘訣をご紹介します。
トイレトレーニングを始める前の下準備
トイレトレーニングはいつから始めるべき?
子どもの発達には個人差がありますので一概には言うことができませんが、トイレトレーニングを始めるには、親の簡単な問いかけに「うん」「イヤ」などといった言葉で応じられる1歳7〜8ヶ月以降が良いとされています。
また個人差はありますが、この頃になると、膀胱のサイズが少しずつ大きくなります。2〜3時間くらいならおしっこをためられるようになり、オムツの中でおしっこをしていることを自覚するため、トイレトレーニングを始めるスタートラインに立ったと考えても良いでしょう。
始めるのにベストな季節は「春から夏」
春は気分も盛り上がり、新しいことにチャレンジしたい気持ちも湧いてきます。また、夏に向かって気温も上昇し汗をかく量も増え、おしっこの間隔が長くなります。トイレの回数も少なくなるため、ママの負担も軽減できます。
春から夏にかけて始めることで、「これからもっとおしっこの間隔があいて、トイレトレーニングが楽になる」と、ママにも余裕が生まれます。親子共に負担の少ない「春から夏」はトイレトレーニングを始めるのに適した季節と言えそうです。
「保育園」や「幼稚園」ではどうしている?
・保育園では、園のペースに合わせて自宅でもトレーニング
保育士さんは「トイレトレーニングを教えるプロ」です。園の方針にもよりますが、園が行なってくれる場合は、園のペースに合わせて自宅でも同じように行うといいでしょう。
・幼稚園では、園と協力しながらを進めることもできる
入園前に「自分でトイレに行けない」という子もいるはずです。特に3年保育に入る、早生まれの子はまだ3歳になったばかりです。園からは入園前に自分でトイレに行けるよう促されますが、無理な場合は、相談の上で進めることができるようです。
トイレトレーニングを上手く進める3ステップ
「絵本」を使ってトイレに興味を持たせる
絵本の利点としては、親子で世界観を共有できるところです。トイレに関する絵本を一緒に読むことで、楽しみながら「一人でトイレができる」ことに良いイメージを持つことができます。絵本で「イメージトレーニング」をすることで、トイレに関心を持つことができ、スムーズにトイレトレーニングを進められます。
トイレやおしっこ、うんちにまつわる絵本は、本屋さんなどに行けばたくさん出版されています。子どもが少しでも興味を示す本があれば、成功への第一歩かもしれませんね。
実際にトイレでおしっこをしてみる
・「おまる」は1歳代向け
体が小さい子どもでも足が着く「おまる」は、姿勢が安定するため1歳代でトレーニングを始める子ども向け。「おまる」に慣れていると、トイレに抵抗が少なくなる傾向があります。
・「補助便座」は2〜3歳向け
「トイレに行く、便座に座る、紙で拭く、水を流す」という一連の動作が体験できる「補助便座」は2〜3歳向けと言えます。
自分から「おしっこ」と言えるように
・「トレーニングパンツ」を使うのも手
トイレでのおしっこが徐々にできてきたら、トレーニングパンツを履かせてみるのもオススメです。パンツを使うことで、「自分がおしっこをした」という感覚が分かると同時に「濡れて気持ち悪い」と感じ、「次はトイレで用を足したい」という気持ちが芽生えます。
ここまで行けばトイレトレーニングは完成の一歩手前です。もちろん、ここに行き着くまでに何度も失敗しますが、決して叱らず、長い目で見守りたいですね。
トイレトレーニングを成功に導くコツ
工夫を凝らしてトイレを「楽しい」場所に
子どもがトイレを嫌がる場合は、トイレに悪いイメージを抱いている可能性があります。キャラクターのシールを壁に貼る、トイレカバーやマットをキャラクターものにするなど、子どもの好きなものを揃えることでイメージを変えることができます。
ちなみに2歳の娘がいる我が家では、子どもの好きなキャラクターのポスターを壁に貼って、気が向いたらお絵描きできるようにスケッチブックとクレヨンを置いています。まだ思うような結果は出ていませんが、トイレに悪いイメージは抱いていないようです。