3歳でしつけ絵本を読むメリットは。読み聞かせで身につく生活習慣
歯磨きの大切さを動物と学べる
そんなときには、先ほど紹介した「ねないこだれだ」と同じく、せなけいこさん作の絵本「はみがきさん」の読み聞かせをしてみるとよいですよ。
絵本の中では、かわいらしい動物たちがリズミカルに歯磨きしている様子が描かれています。普段は歯磨きが嫌いな子でも、思わず動物たちのまねっこをして歯磨きをしてみたくなるかもしれませんよ。
ストーリーの中では、虫歯になって困っている動物の姿も描かれています。歯磨きの大切さを伝え、歯磨き習慣を身につけるのに一役かってくれることでしょう。
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まいあさ おひさま でるときに はみがきさんが やってきます。 「さあ、みがきましょう! しゅっ しゅっ しゅっ」 ぞうさんも、らいおんさんも、うさぎさんも みーんな みがくなら、 あたしだって みがきます! まねっこしながら、はみがきが たのしくなる 大人気 せなけいこの せいかつ絵本。
主人公のがんばりから自立や成長を学べる
このストーリーの中では、5歳の主人公「みいちゃん」が、ママに頼まれて赤ちゃんのためにたったひとりで牛乳を買いに出かけます。自転車にベルを鳴らされてドキッとしたり、途中で転んでお金をなくてしまいそうになったりと、パプニングが続きます。ようやく牛乳を買えたときには緊張がほぐれたのか、思わず涙がぽろりと流れます。
はじめて経験することへのドキドキや不安、達成したときのよろこびや成長など、子どもの繊細な心の動きを読み取っていく中で、様々な学びを得ることができますよ。
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みいちゃんはママに頼まれて牛乳を買いに出かけます。自転車にベルを鳴らされてどきんとしたり、坂道で転んでしまったり、ひとりで歩く道は緊張の連続です。坂をあがると、お店につきました。お店にはだれもいません。みいちゃんは深呼吸をして、「ぎゅうにゅうください」と言いました。でも、小さな声しかでません。お店の人は、小さいみいちゃんには気がつかないみたい……。
まとめ
このように「つい感情的に怒ってしまう」「どうしつけをすればよいのかわからない」というママの強い味方となってくれるのがしつけ絵本の読み聞かせです。3歳児の特徴を踏まえながら、日常の中で身につけてほしいルールや習慣などについて描かれた絵本を選び、親子で楽しみながら様々なことを覚えていきましょう。