しつけと幼児教育の違いを知ろう。始め方や注意したいポイント
ママたちの悩みの中でも上位にランクインする「習いごと」や「しつけ」。皆どうやってるの?どうしたら上手に教えてあげられるの?と思ったことはありませんか?今回は気になる幼児教育やしつけの違いや、上手に教えるためのポイントを紹介していきたいと思います。
まずは家庭から始める幼児教育としつけ
しつけと幼児教育の違いとは
「しつけ」とは漢字で「躾」と書くように、身の美しさを教えるもの。身の美しさは社会でのモラルやマナー、道徳的なことを教えることです。身近なところだと、交通ルールや食事の仕方などがあります。
「幼児教育」は何かの理解を促したり、特別な技術を教え、育てることです。最近の習いごとでいうと、英語やスイミングが人気だそうです。そして、さらにその習得したことを応用して発展させていくことも含むのが教育だといわれています。
どちらも子育てをする上で、とても大切で欠かせないことです。
1歳から6歳までの幼児教育について
この時期は子どもとの遊びで得意なことを見つけて、どんどん可能性や才能を伸ばしてあげることができる時期です。その方法の一つが習いごとになります。ですが、幼児教育はなにも習いごとだけではありません。
色々なことに興味を持つことができるこの時期はパパやママと一緒に公園で遊ぶことも大切な幼児教育です。焦って習いごとをしなくても、家の中で幼児教育になっていることはたくさんあります!
挨拶とマナーなどしつけのメリット
マナーやルールだけではなく、挨拶も大切です。
近年、通学する子どもを地域の大人が挨拶をしながら見守る「挨拶運動」を多くの小学校が取り入れています。近所に顔見知りの大人を増やすことで、万が一のときに子どもの存在を気にかけてもらえるようになる狙いがあります。
幼い頃から挨拶の習慣をつけ、地域社会と繋がりを作ることが「セーフティーネット」の役割を果たすことにもなるのです。
お家でもパパやママがぜひ、お手本になってあげてくださいね。
しつけで注意したい三つのポイント
上手な注意の仕方を知ろう
子ども相手に注意するときはできるだけ落ち着いた声で、しっかりと子どもの目を見ながら話しかけるようにすることです。しゃがんで目線を子どもの目の高さに合わせるのもよいでしょう。声に出す前に一呼吸置くと冷静になれます。
子どもは大人が思っているよりも色々なことをよく分かっています。人が大勢いるところで大きな声で注意したり、叱ったりされると、子どもの自尊心が傷ついてしまいます。
子どものお手本になれるように普段から大人が意識しましょう。
「しないでね」ではなく「してね」
イライラした気持ちのままについ、「~しないでね」といってしまうことがあると思いますが、なるべく否定する言葉を使わないようにすると子どもの受け止め方も違ってきます。
なぜダメなのかをしっかり伝えることも大事なことです。
例えば、道路で繋いだ手を放したがるときには「手を繋がないとダメでしょ!」と叱るのではなく、「道路は自転車や車も通るところで危ないからママと手を繋いでね」というように理由を説明してみましょう。
このように子どものなぜ?を解決する言葉かけをすると、子どもも納得しやすくなります。
できて当たり前のことでも褒めよう
そこで子どもの行動を褒めることで、自信に繋がり、自分で行動できるようになるかもしれません。褒めるときにも大事なポイントがあります。先ほどの項目で挙げたように理由を伝えてあげるとより、子どもに伝わりやすくなります。
「〇〇ちゃんがお片付けしてくれたから、キレイで気持ちがいい」といった風に、「~してくれたから、~なったよ」と具体的に褒めることで子どものやる気に繋がりやすくなります。
イヤイヤ期や反抗期のときの対応方法
イヤイヤ期や反抗期が始まる時期と理由
産まれたばかりの赤ちゃんはママに頼らないと生きていくことができません。大きくなるごとに少しずつできることが増え、1人でできることが増えていきます。
イヤイヤ期は精神的な成長の段階で子どもの自我と意思が芽生えてきた証拠です。自分でできること、できないことの境界線が自分ではわからず、不安な気持ちやできると思ったことができないイラ立ちを「イヤ!」という気持ちで表しています。
ママにとっては大変な時期ですが、子どもの「自立心」と「自主性」が芽生えてきたということなので見守ってあげましょう。