就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン

就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン[teniteo]

子育てにげんこつは必要?正しい叱り方としつけの方法をご紹介

子育てにげんこつは必要?正しい叱り方としつけの方法をご紹介

昔は、親がしつけのために子どもにげんこつをする光景もよく見られたものですよね。しかし、現在では子どもにげんこつをするのは虐待ではないかという見方もあります。子育てにげんこつは必要なのか、また正しい叱り方やしつけの方法についても一緒に考えてみませんか。

げんこつは不要?叱ると怒るの違いとは?

げんこつは虐待?それともしつけ?

子どもの頃には、学校の先生や親からげんこつをされていたというパパやママもきっと多いことでしょう。そしてまた現在でも、自分の子どもがいうことを聞かない場合には、手をあげるのもやむを得ないと考える人も中にはいるかもしれないですね。

しかし、親が子どもに愛情を持ってげんこつをしていたとしても、どんな形であれ子どもに暴力を振るっていることに違いはありません。

さらに親がついカッとなってしまう場合や、子どものことを叱る頻度によっては、しつけから虐待へと変化しないともいいきれないでしょう。

親が子どもに対して頻繁に体罰を行っている場合、本当にしつけなのかどうかを自分自身に問いかけてみることも必要なのではないでしょうか。

何故げんこつはいけないの?

子どもにげんこつをしたことのある親の多くは、子どもに対して愛情を持っている場合がほとんどでしょう。

ただ、小さな子どもには親の気持ちを理解することができません。そのため、げんこつされたときには、自分が「暴力を振るわれたと」いう風にしか感じられないはずです。

また親やまわりの大人に暴力を受け続けると、子どもには次のような影響があるといわれています。
  • 暴力が悪いことだとは感じない子どもになる
  • 友だちやまわりの人に対しても暴力を振るうようになる
  • 子どもが大人になると自分の子どもにも同じしつけ方をするようになる
たとえ子どもに対して愛情のあるげんこつだったとしても、子どもの心には深い傷を残してしまいます。

「叱る」と「怒る」の違いって?

「叱る」とは、相手に対してよりよい方法を示してあげることで、「怒る」のは自分の気持ちや感情を外に向けて発散させることです。

例えば、子どもが困った行動を起こしたときには次のような違いがあるでしょう。
  • 叱る…子どもが同じ間違いを繰り返さないように、子どものことを思って注意や忠告をする。
  • 怒る…自分の思いどおりにならないため、イライラして子どもを怒鳴ってしまう。
子どもが何か間違ったことをしてしまったときには、もちろん親がきちんと叱らなければなりません。ただ、そのときにはママ自身の感情がどんな状態にあるのか、また叱ることが本当に子どものためなのかどうかを、しっかりと見極めることが必要になるといえるでしょう。

「怒る」と子どもはどうなるの?

子どもが嫌がる「怒り方」

怒るときには、静かに怒ったり、激しく怒鳴ったりとさまざまな怒り方があるものです。ただ、親が子どもを怒る際には、できるだけ子どもの嫌がる怒り方をしないようすることが大切です。

【子どもが嫌がる親の怒り方】

  • 感情的に叱る
  • 子どもの言い分を聞かない
  • くどくどといつまでも叱り続ける
  • 自分の気分や都合で叱る
  • 両親が一緒になって叱る
  • ほかの子どもと比べて叱る
  • 子どもの人格を否定しながら叱る
  • ほかの子どもと比べて叱る
  • 昔のことを引っ張り出して叱る
  • 愛情のない体罰を与える
このような怒られ方では、子どもだけでなく大人でも嫌だと感じてしまいますよね。子どもを叱る場合には、一呼吸おいて気分を落ち着けてから叱るように心がけておきましょう。

将来こんな大人になってしまう

大人でも毎日怒られ続けるのは憂うつなものです。そんな状態を小さな子どもが経験するとなると、精神的にもかなり大きな負担となってしまうはずです。

また親に怒られ続けることで、子どもには次のような影響があると考えられます。

【将来こんな大人になってしまう可能性も】

  • 人の顔色をうかがう癖がつく
  • 不満があっても自分の意見を持てなくなる
  • 怒られる不安ばかりにとらわれるようになる
  • 怒られないためなら平気で嘘をつくようになる
  • 他人と関わるのが苦手になり引きこもりやすくなる
  • うつ病などの精神疾患にかかりやすくなる
これほどまでに子どもの将来を左右してしまうのですから、子どもを叱るときには十分に気をつけておかなくてはいけませんね。

怒ってしまったらどうすればいい?

子育て中は大変なことも多いので、ママが自分の感情を抑えられない場合もときにはあるかもしれません。しかし、怒られすぎで得るものはほとんどありませんから、怒ってしまったときには、子どものことをきちんとフォローしてあげることが大切です。

【怒ってしまったときには】

  • 自分の怒り方を謝る
「ごめんね、ママ怖かったよね」などと、自分が怒りすぎたことだけを謝るようにしましょう。本来叱りたかった内容まで謝ると子どもも勘違いしてしまいます。
  • スキンシップをとる
ぎゅっと抱きしめるだけでも、子どもに安心感を与えられます。

子どものことを受け止めて肯定する

言い分を聞いてあげることで、子どもも「自分を認めてくれている」と感じるはずです。
55 件

関連記事



人気のキーワード

  • テニ-とテーオ
  • teniteoBRAND