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幼児期の習い事にピアノが人気な理由。始めるための準備と教室選び

幼児期の習い事にピアノが人気な理由。始めるための準備と教室選び

「ピアノは幼児期から始めるとよい」と聞きますが、どんなよいことがあるのでしょうか。幼児期から始めるメリットをまとめました。また、ピアノを始めるときの準備や費用がどのくらいかかるか、また、指導別による教室の特徴をあげましたので、教室選びの参考にしてみてください。

幼児期にピアノを習うメリットは?

耳がよくなり音感が育つ

人間の耳の発達が最も伸びるといわれているのが4~5歳ころです。この時期にトレーニングを行うと絶対音感が身につくといわれています。練習量や個人差によっても違いがあり、必ずというわけではないようですが、ある程度の音感は身に着けることができます。

音感が身につくと、聞いた音を歌ったり弾いたりすることが上手になります。上手にできると音楽を楽しむことができますね。

知人のAさんは、今は大人で楽譜が読めないほど音楽から遠ざかっていますが、聞いた歌のキーを再現できたり、歌う音程が安定していたりといった音感を持っています。聞くと5歳から7歳までピアノを習っていたとのことでした。大人になっても音感は残ることもあるようです。

頭と指の回転が速くなる

ピアノは、楽譜を読み、一時的に記憶して演奏をしつつ、次の楽譜を読んでいます。この一連の動作で短期記憶を鍛えているため、記憶力がよくなります。

また、右手は左脳、左手は右脳に繋がっているといわれます。ピアノは、両手のすべての指を別々に動かしていますから右脳も左脳も活性化されます。

脳全体が活性化されるため、感情的機能や、言語能力、知的機能、運動能力など脳機能全般を育てることができます。東大生の6割近くが、習い事でピアノ教室に通っていたというデータもあります。

指は、運動のトレーニングと同じように、毎日ピアノを弾いて動かすことで、筋肉が発達してどんどん早く複雑な動きもできる「器用な手先」になります。

集中力が増し感性が育つ

ピアノを弾くときには、自分の表現したい音楽を作り出せるように鍵盤を正確に弾く必要があるため、かなり集中をします。特に、発表会やコンクールなど人前で弾くためには、何度も何度も集中をして練習します。

小さいうちは数分の短い曲を練習しますが、その時間集中する練習にもなっています。だんだん長い曲を弾くようになると、それにつれて集中できる時間も長くなります。集中力がつくと、勉強などでとても役に立ちます。

また、曲の演奏をするときには、楽譜から作曲者が曲に込めた情景や、何を表現したかったかを読み取り、それを心で感じて音で表現します。いろいろなメロティーやテンポ、リズムに触れ、表現することで、感性を育てることができます。

ピアノを始める前に知っておくべきこと

ピアノは何歳から始めるの?

「ピアノは3歳から」と聞くことがあります。聴覚の発達は早い子で2歳ころから始まるといわれており、ピアノを3歳から始める人も多いようです。しかし、まだ指の力が弱く、ピアノを弾く技術を学ぶ段階にしては早いようです。

3歳から始めるのであれば、本物のピアノの音に親しむことを目的とするのがよいでしょう。ピアノを弾く技術を学ぶには、5歳~6歳ころの鉛筆でしっかり線が書けるくらいの力がついてからがおすすめです。

このころから文字を読むこともできるようになってくるので、ドレミもわかるようになってきます。毎日ピアノを練習する習慣をつけるには、小学校に入る前の5歳の秋からレッスンをはじめることが最適だという先生もいます。

音楽教室の費用はどれくらい?

個人のピアノ教室の場合、各教室によってレッスンの内容や月謝に差がありますが、週1回30分のレッスンで月謝が4,000円~9,000円くらいです。そのほかに使用する教材が1,000円~2,000円程度かかります。

全国展開している音楽教室の場合、グループレッスンの幼児は週1回60分のレッスンで約6,000円~7,000円です。教材が5,000円~8,000円程度かかります。個人レッスンの場合、週1回30分で9,000円~10,000円くらいです。そのほかに教材が1,000円~3,000円程度かかります。

通常のレッスン以外に、年に1度~2度の発表会に参加する場合は、参加費が別途10,000円~程度かかります。発表会用の衣装も用意する必要があります。

ピアノは必要?購入するならどれがいい?

ピアノは少しでも毎日弾くことが一番上達しますので、家にピアノはあったほうがよいですよね。そうと分かっていても、騒音問題や、ピアノが高価なこと、スペースをとることから頭を悩ませる方は多いと思います。

ピアノには大きく分けて3つあります。

【グランドピアノ】
コンサートなどに使用される大きなピアノ。音量の調節はできない。調律が必要。

【アップライトピアノ】
省スペースなピアノ。音量の調節はできない。調律が必要。

【電子ピアノ】
省スペースかつ、音量の調節ができる。本物のピアノを弾いたときと感覚が違い、鍵盤が軽いといわれることが多い。

住居の状況を考えつつ、ピアノの先生によって方針が異なるため、相談して購入することをおすすめします。

指導別におススメするピアノ教室の選び方

自分に合わせて学べる「個人レッスン」

先生と1対1の「個人レッスン」の利点は、生徒にあわせて教えてもらえることです。たとえば、なかなか仕上がらない曲はゆっくりと時間をとってくれたり、子どもの性格や好みに合わせて少し対応を変えてくれたりといったことがあります。

個人レッスンは、音楽教室で受ける方法と、個人でピアノ教室を開いている先生にレッスンを受ける方法があります。音楽教室の個人レッスンの場合、グループレッスンに比べると、月謝が高くなることがあります。

個人のピアノ教室の場合は、先生によって月謝の金額、方針、教え方、発表会の有無などが異なります。ホームページなども無いことがありますので、複数の教室を回って子どもに合うかどうか確認することをおすすめします。
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