イタリアの幼児教育を知ろう!日本でも話題の 2つの教育法
モンテッソーリ教育とレッジョエミリアアプローチはイタリアで発祥した、話題の教育方法です。この2つの教育方法の特徴や違いを含めて紹介していきます。また、幼児教育はいつからどんなことができるのか、日本と欧米の幼児教育の違いなどもみていきましょう。
大事な時期に必要な教育を「幼児教育」とは
そもそも幼児教育とはいつやるもの?
「教育」と聞くと、英語を教えたり、数字を教えたりするようなお勉強を思い浮かべるママもいるかもしれません。しかし、小学校入学前の子どもには、その子の発達に合わせた遊びや家族やお友達とのコミュニケーションが大きな学びの場となっているようです。
ママは子どもとのふれあいの時間を大切にし、たくさんの刺激を脳に与えてあげましょう。とはいうものの、子どもの発達には順序があります。生まれたての赤ちゃんは視覚はまだ発達していないので、視覚に訴えかけるよりも発達している聴覚に働きかけてあげるなど、子どもの発達の状況をよく観察し、タイムリーな働きかけを行う必要があります。
実は家庭でもできる!さまざまな幼児教育
【いないいないばあ】 脳科学者もおすすめする、赤ちゃんの脳の発達にとてもよいとされる遊びです。この遊びを通じてワーキングメモリーと呼ばれる脳の機能が発達するようです。
【紙を破らせる】 手は「第2の脳」とも呼ばれ、指先を使った遊びは脳の発達にいいといわれています。赤ちゃんにも、十分に自分の手を眺めたり、舐めてみたりする時間を与えてあげましょう。
【絵本の読み聞かせ】 絵本の読み聞かせは、言葉を覚え、感情を豊かにし、想像力を育みます。
そのほか、日常生活でも五感を刺激する工夫を行ってみましょう。
日本と欧米の幼児教育は何が違う?
日本では、すべての教科で平均点を取ることを目指していること子も多いですが、欧米では、興味がなかったり、不得意な教科は無理に勉強させることは少なく、得意なことを伸ばしていきます。
日本と欧米では授業での質問形式も異なるようです。日本では正解が1つしかない質問形式をとることが多いですが、欧米では、答えが何通りもでてくるような質問形式や、お友達の発表に対して、どう思うかなどといった、自分の意見を考えさせる質問をします。
また、日本は欧米に比べ、子どもに干渉することが多いようです。
日本でも人気!モンテッソーリ教育とは
イタリアが発祥!モンテッソーリ教育とは?
モンテッソーリ教育では、子どもの中に潜むその子らしさや、可能性を妨げることなく、育むためのお手伝いをすることが目標になっています。
モンテッソーリの園では、独自に開発された知育おもちゃが用意され、子どもたちはその中から自由に選んで遊びます。最初はできなくても、繰り返し遊ぶことによりできるようになっていき、その経験から得られる達成感や充実感を子どもに味わってもらうことがねらいなのです。
モンテッソーリ教育のメリットデメリット
【メリット】
- 子どもの個性が尊重され、伸ばすことができる
- 自信がつくことで、自己肯定感が生まれる
- 自分の頭で考える能力が身につく
- 集中力がつく
- 手先が器用になる
- なにか問題が起こったとき、試行錯誤して解決する力がつく
- 集団行動が苦手になる
- 自発性が過剰になるとわがままになる
- 運動不足になる
日本でも広がるモンテッソーリ教育
モンテッソーリ教育を行う幼稚園や保育園は全国各地にあるので、あなたがお住いの地域でもみつけることができるかもしれませんよ。
首都圏には、日本モンテッソーリ教育綜合研究所が運営する幼稚園や、モンテッソーリ教育を実践するインターナショナルスクールなど、幼稚園や保育園がたくさんあるようです。幼稚園や保育園のほかにも、幼児教室として、ママと一緒に1歳くらいから通うことができる教室もあります。
まずは1回だけお試しでモンテッソーリ教育に触れることができる幼児教室もあるので、興味のある方は行ってみてはいかがでしょうか。