ちゃんと挨拶できる子になってほしい!子どもへの効果的なしつけ方
「うちの子には挨拶ができる礼儀正しい子に育ってほしいけれど、どうやって挨拶を教えたらよいの?」と悩むこともあるでしょう。そこで今回は、子どもに挨拶を教えることの重要性と挨拶のしつけをするときに押さえておきたいポイント、子どもへ挨拶をしつける際の注意点などについてお話しします。
子どもに挨拶のしつけをすることの重要性
挨拶はコミュニケーションの第一歩
また、普段言葉を交わすことが少ない相手でも、毎回挨拶を欠かさずにし続けることにより、心理的距離を縮めることもできます。
いつも挨拶で声をかけられると、自分の存在が相手に認められていると感じることもできますよね。挨拶をしてくれる人に対して自然と好感度も上がることでしょう。
挨拶は人と人との大切なコミュニケーションの第一歩です。子どもが積極的に挨拶ができるようになれば、いつどんな場所にいても積極的に友だちを作ることができるようになりますよ。
挨拶のしつけはいつからがよいの?
子どもが言葉を話すまでは、ママが周りの人に積極的に挨拶をしている姿勢を見せることにより、子どもは挨拶の大切さを見て学ぶことができます。
子どもが言葉に興味を持ち始める1歳前後になったら、「朝はおはようと言おうね」「ごはんを食べるときはいただきますと言おうね」というように教えていくようにしたいですね。
まだきちんと発音をすることができなくても、子どもなりに頑張って挨拶をするようになりますよ。毎日の積み重ねが大切です。ママは根気よく伝えていくようにしたいですね。
挨拶が習慣化できるように毎日練習しよう
挨拶が習慣化できるように、毎日練習をすることが大切ですよ。継続は力なりともいいます。毎日コツコツと挨拶をする習慣を身につけるようにしたいですね。
「いただきます」「こんにちは」などといった挨拶の練習を毎日繰り返しながら、どうして挨拶をすることが大切なのかというのを、子どもに説明するのもよいでしょう。
朝、近所の人とすれ違ったら「おはようございます」と挨拶をするのはもちろんのこと、家庭内でも挨拶が習慣化できるように練習したいですね。
挨拶のしつけ方で押さえておきたいポイント
ママからの挨拶はオーバーにしてみせよう
普通の声のトーンでさらっと挨拶をしていると、子どもは聞き逃してしまいきちんと覚えることが難しくなってしまいます。ママからの挨拶は少しオーバーにしてみるのも名案ですよ。
たとえば朝子どもを起こすときに「おはよう!」と元気に声をかけると、子どもに印象づけることができます。お礼を言うときは、頭を下げながら「ありがとうございます!」とはきはきした声で言うのもよいですね。
コメディドラマやアニメのように少し大げさにしてみることにより、子どもがはっきりと挨拶を認識して覚えることができますよ。
まずはママやパパが手本を見せるところから
外出先のドアの前で、前の人がドアを開けて待っていてくれると自然に「ありがとうございます」という言葉が出ますよね。これを見て、子どもはほかの人から何かをしてもらったときは、ありがとうと言えばよいのか、と学ぶことができます。
また、恥ずかしがりやな子どもでも、ママやパパが外で積極的に挨拶をしているのを見て「自分もそうなりたい」「大人になるとみんな挨拶をするから自分もする」というように、挨拶をしてみたいと思うことができるかもしれません。
家族間での挨拶を習慣づける
朝起きたら「おはよう」と言葉を交わし、ママがパパの朝ごはんの用意をしてくれたらパパはママに「ありがとう」というように、挨拶をしたいですね。
してもらって当然という態度ではなく、きちんとこまめにお礼を言う習慣を身につけると、自然と子どもも誰かが何かをしてくれたら「ありがとう」と発することができるようになりますよ。
子どもは大好きなママとパパのやり取りをしっかりと見ています。まずは家族間での挨拶を心がけるようにしましょう。
子どもへ挨拶をしつける際の注意点とは
挨拶をしないからと怒ったりしない
しかし挨拶をしないからといって、子どもを怒らないようにしたいですね。子どもとしては本当は挨拶をしたかったけれど、恥ずかしくなって言えなかったのかもしれません。その子の性格もありますし、無理強いしないようにしましょう。
「どうして挨拶をしないの?」と怒ると子どもが挨拶を嫌がるようになり、挨拶に対して嫌な印象を抱くようになるかもしれません。子どもが自分の意思で挨拶ができるようになるまで、根気よく見守るようにしましょう。