赤ちゃんの予防接種にかかるお金は?種類や金額と必要な準備について
個人の意思で受けられる「任意接種」
任意接種を受ける必要性とは
予防接種をすることで、その病気に感染しにくくなり、感染してしまっても重症化することを高い割合で防ぐことが期待できます。予防接種をする赤ちゃんが増えれば、感染の拡大もなくなっていきます。
保育園などの集団生活を始める予定であれば、任意接種はする方がよいでしょう。季節や月齢によってかかりやすい病気もありますので、かかりつけ医と相談した上で任意接種を受けるかどうかをしっかりと検討しましょう。
任意接種の安全性を知って判断しよう
副反応が起きると怖いというママも多いですが、副反応よりも予防接種をせずに病気にかかったときのリスクの方が大きいですよ。接種するワクチンの数が増えることによって、副反応が起こりやすくなるといったこともないようです。ですので、任意接種もできるだけ受ける方がよいでしょう。
同時接種も安全性が確立されているので、ワクチンの数が多いからといって心配はいりませんよ。また、種類が増えてもスケジュールをしっかり管理していれば、接種期間内に終わることはできますので安心してくださいね。
任意接種の種類と金額について
ロタウイルスのワクチンには、3回接種と2回接種のものがあります。病院によって取り扱うワクチンの種類が異なります。しかし、効果に違いはなく、決められた回数接種すると合計2万円程度です。
また、ロタウイルスワクチンは2020年10月からの定期接種化が決まっています。初回接種は生後15週までを推奨しています。
おたふくかぜは1回5,000円前後の2回接種、インフルエンザは1回4,000円前後で、生後6カ月〜12歳までは2回接種が必要とされています。
予防接種を受けるまでにしておくこと
小児科で予防接種の予約を取ろう
まずは、小児科で予防接種の予約を取ることです。予防接種には、集団接種と個別接種があります。集団接種の場合は、事前に自治体が指定した日時に赤ちゃんが集まって予防接種を受けます。個別接種の場合は、ママが自ら小児科などで予防接種の予約を取ります。
病院によっては、予防接種の日や時間帯が決まっています。また、予防接種を受けられるのは予約者のみという病院もありますので、問い合わせてみましょう。
今後、仕事に復帰して平日が忙しくなるママもいますよね。事前に、夕方や土日の診療をしている病院かどうかも調べておくとよいでしょう。
受ける予防接種について理解しよう
予防接種は、ワクチンを接種することで細菌やウィルスへの免疫を高めて、病気にかかりにくくするためのものです。しかし、まれに接種後、熱が出たり機嫌が悪くなったすることがあります。これは、副反応といわれ、数日で自然に治まるケースがほとんどです。
ワクチンの種類によっても少しずつ副反応の現れ方が違うこともあります。予防接種のガイドブックやパンフレットなどを読んで理解し、接種後の過ごし方などにも気をつけましょう。
分からないことや不安な点があれば、医師に相談するとよいですよ。
赤ちゃんの体調に気をつけよう
とくに、当日の朝は赤ちゃんの様子をしっかりチェックすることが大切です。鼻水や咳などがあると予防接種を見送ることもあります。37度5分を超える発熱がある場合は、予防接種を受けることができません。朝起きてしばらくしてから計測しておくとよいでしょう。
また、体調のほかにも、赤ちゃんの機嫌がよいか、食欲があるかなどのチェックを忘れないようにしましょう。いつもと変わらない様子ならば、問題なく予防接種を受けられることがほとんどですよ。少しでもママが気になることがある場合は、医師に相談するようにしましょう。
まとめ
分からないことや不安なことは、かかりつけ医に相談をし、納得した上で接種しましょう。
予防接種は決して不安なものではなく、赤ちゃんを守ってくれる強い味方です。パパやママからの赤ちゃんへの贈り物の一つとして捉えることもできますよ。赤ちゃんの健康を守るためにも、忘れずに確実に予防接種を受けましょう。