負担の少ない卒乳方法を知ろう!タイミングやおっぱいのケアについて
スムーズな卒乳のために気をつけたいこと
運動と水分が卒乳成功のカギ
ここを乗り越えるために大切なのが、運動です。いつも以上に意識して子どもの体力を使い、眠りにつきやすい状況に誘いましょう。添い乳せずに眠る経験を積むことで、少しずつおっぱいがなくても眠れるようになっていきます。
ただし授乳がない分、水分不足に陥りやすいので注意が必要です。運動量に関係なく、こまめに水分を与えるようにしましょう。口寂しさやのどの渇きから、夜中に起きておっぱいを欲しがることもありますから、枕元にも水分を置いておくとよいですね。
たくさんスキンシップをとろう
卒乳すると、今まででのような授乳を通してのスキンシップがなくなるため、不安や寂しさを感じる子もいます。卒乳前後は特に意識して、子どもを抱きしめたり頭をなでたりなどのスキンシップをはかり、安心感を与えてるようにしましょう。
また入園前や引っ越し前など環境が変化するころや、体調不良のときは、子どもが精神的に不安定になりやすいので、卒乳時期には向いていません。できるだけ子どもに不安を与えないよう、卒乳の時期も慎重に見極めてくださいね。
上手くいかないときは中断しても大丈夫
卒乳から3日程度経っても、暴れて手がつけられない、泣いておっぱいを欲しがる、といったことが続く場合や、体調を崩してしまったときは、その子にとってまだ卒乳の時期が早すぎたのかもしれません。一度授乳を再開して、子どもの気持ちの準備ができる日を待ちましょう。
卒乳は早ければよいというものではありません。虫歯のリスクを気にして卒乳を急ぐママもいますが、母乳自体が虫歯の直接の原因ではないといわれています。特に卒乳を急ぐ理由がないのであれば、上手くいかないときは思い切って中断して、焦らずゆっくり次のタイミングを待ってくださいね。
卒乳後に自分でできるおっぱいケア
母乳を出し切る搾乳方法
搾乳の方法は、両手の手の平でおにぎりを握るようにおっぱいを包んで搾り出します。このとき乳頭を指で挟んで搾ると、乳腺が刺激され、新たに母乳が作られてしまうため避けましょう。母乳は搾り方を間違えるとさらに分泌されてしまい逆効果になります。搾乳の方法には十分気をつけてくださいね。
搾乳間隔は、卒乳の3日後、1週間後と少しずつ期間をあけていくとよいでしょう。搾るときは、しっかりと搾り切ることが大切です。
卒乳は子どもだけでなく、ママのケアも最後まで丁寧に行えるとよいですね。
おっぱいの張りを鎮める冷湿布
おっぱいを冷やす方法は、濡れタオルや野菜、アロマオイルを使うなど様々です。濡れタオルを使う場合、冷やしたタオルにペパーミントのアロマオイルを数滴たらすと、より効果的でおすすめです。
野菜は冷やしたキャベツの葉を湿布のようにおっぱいに貼るとよいとされています。冷やすものはいくつか準備しておき、まとめて保存袋に入れて冷蔵庫に保管しておくと、すぐに取り替えることができて便利ですね。
ほかにも色々な方法がありますが、保冷剤や氷嚢による冷やし過ぎは血行不良になるため、避けてくださいね。
母乳の分泌を抑えるハーブティー
ペパーミントティーやセージ茶は古くから母乳の分泌を抑えたいママに愛飲されており、炎症を抑える効果や、 ホルモンバランスを整える働きがあるとされています。温かいまま飲むと血の巡りがよくなってしまうので、常温以下に冷まして飲むのがポイントです。
近ごろは、母乳のトラブルに悩んでいるママ向けに、様々なハーブをブレンドしたハーブティーが販売されています。負担なく続けられるよう、味や香りなど自分に合ったものを見つけてくださいね。
まとめ
そして卒乳後は、子どもとたくさんスキンシップをとって心のケアをすると同時に、ママのおっぱいケアも忘れずに行いましょう。
それぞれの育児スタイルに合わせた、ママと子どもに負担の少ない卒乳ができることを願っています。