赤ちゃんの身長の平均は?身長が伸びない理由や身長の伸ばし方を紹介
身長が伸びないときに考えられる理由とは
低身長の判断基準を知ろう
人の成長には、それぞれの個人差があります。それは赤ちゃんの時期でも同じです。しかし、同性で同月齢の平均身長と比較して、あまりにも身長が低く、伸びがほとんど無い場合は「低身長」の可能性が考えられます。低身長かどうかの判断は、身長が平均値をかなり下回っているときや、年間の身長の伸び率が低いままの状態が続いているときにするそうですよ。
健診や小児科、児童館へ行った際は、身長を測ってもらうことを習慣にしましょう。母子手帳の成長曲線に忘れず記入するとよいですよ。
遺伝や心理的、社会的要因による場合
低身長には「家族性低身長症」というものがあります。低身長は両親からの遺伝ということで、医学的にも認識されているそうです。自分たちも身長が低く子どもの身長が伸びないことが気になるときは、病院で調べてみるのもよいかもしれませんね。
ほかにも、心理的・社会的要因で身長が伸びないことがあります。大人もストレスを感じると、体重が増えたり、肌が荒れたりと体に変化が現れることがありますよね。それは子どもも同じです。
これは「愛情遮断症候群」といわれ、虐待などが原因で心から安らぎを得てぐっすりと眠ることができない場合や、愛情を受けずに育った場合などに、低身長になる可能性があるそうです。
ホルモンや染色体、病気が関係している場合
低身長の原因として、成長ホルモンの分泌が大幅に不足していたり、染色体の異常が見られたりする場合があります。ホルモンと染色体に異常があった場合は、病院でホルモン治療を行うことにより、身長を伸ばすことができるそうですよ。
また、低身長の原因として内臓や軟骨の病気が隠れていることも考えられます。その場合は、検査をして身長よりも先に病気の原因を治療していくことで、解決策を探していく順序になります。何より身長の伸びに不安を感じた場合は、早めに医療機関を受診してくださいね。
無理せず子どもの身長を伸ばすには
質のよい睡眠を心掛けよう
質のよい睡眠とは、物音がしても声を掛けても、そう簡単には目覚めないほどの深い眠りのことです。深い睡眠の間に脳をしっかりと休めることができるからです。深い眠りの状態にあるときに、成長ホルモンが多く分泌されるといわれています。
乳児期は、栄養をきちんと摂取して、ぐっすり寝ることが大切です。毎日接している我が子のことを「いつ大きくなっているんだろう」と、思ったこともあるでしょう。実は、眠っている間に成長しているんですよ。赤ちゃんが質のよい睡眠を取れるれるように、ママは環境作りを心掛けましょう。
バランスのよい食事を意識しよう
離乳食が3回食になると、離乳が進む赤ちゃんも出てきて、成長に必要なたんぱく質・カルシウム・鉄などが不足してきます。それを食事で補うのはまだ難しい時期でしょう。
3回の食事をバランスよく摂り、食事で足りない栄養は、フォローアップミルクを上手に使いながら補っていくとよいですよ。何ごとも偏ることはよくありません。体を作るために、栄養バランスのよい食事を摂りたいですね。
いっぱい遊んで体を動かそう
寝返りができるようになったら、布団の上で一緒に端から端まで転がってみましょう。ズリバイやハイハイが始まったら、離れた場所に物を置いて取りに行く競争をしてみたり、お座りができたらTVのダンスを見て体を揺らしてみたり、遊びの工夫をするともっと体を動かすことができますよ。
自由に動けるようになるとどこへでも行ってしまうので、過ごす時間が1番長い部屋を掃除して、赤ちゃんが動けるスペースを確保しましょう。スペースがあるだけで、赤ちゃんは自分で動こうとします。怪我をしないように注意しましょう。
まとめ
生まれてからの1年間は、増える月もあれば、全く変化のない月もあります。子どもが元気で食事もよく食べ、よく遊び、よく寝ているようであれば問題ないでしょう。
人の成長はそれぞれです。しかし、成長曲線から明らかにはみ出ている、数カ月間身長・体重共ともに変化がない場合には、別の要因があるかもしれません。早めに小児科で相談してくださいね。