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出産間近に食欲が変化するのはどうして?気を付けたい臨月の食事

出産間近に食欲が変化するのはどうして?気を付けたい臨月の食事

出産直前に気を付けたい食べ方や食べもの

甘いものは摂りすぎないようにしよう

妊娠後期になると、赤ちゃんの成長のために必要なブドウ糖がさらにママの体から赤ちゃんへと送られるようになります。そのため、ママ自身の体の糖分が減少して糖分不足に陥ってしまうのです。

これを補おうとして、ママはチョコレートなど糖分を含む甘い食べ物を欲するようになります。しかし、妊娠中に甘いものを食べ過ぎることは体重増加の大きな原因となります。

これは甘い食べ物の種類にもよりますが、一般的に甘いお菓子などには糖分や脂肪分が多く含まれるためです。

食べたいものを我慢しすぎることはストレスになってしまいますし、糖分不足を補うために甘いものを食べること自体は悪いことではありませんが、食べる量には気を付けて過剰摂取にならないようにしましょう。

野菜と食物繊維はたっぷり摂ろう

野菜は、ビタミンや鉄分など妊婦に必要な栄養素を豊富に含んだものが多いのでたっぷり食べましょう。肉などに比べて野菜はカロリーが低いため、野菜を多く食べたからといって体重増加の心配も少ないです。

野菜の中でも、特に栄養豊富な緑黄色野菜や赤ちゃんの脳や体を作る豆類は積極的に食べたいですね。

また、妊婦に多い悩みの「便秘」は、前述のとおり、大きなお腹で腸などを圧迫されるために起こります。野菜には食物繊維が豊富に含まれるものが多いので、便秘の解消のためにも野菜は必要です。

なお、玄米や胚芽米、雑穀米などは、白米よりも食物繊維が多く含まれ、ビタミンやミネラルなどの栄養素も高い食品なので、いつものご飯に混ぜて炊くのもおすすめです。

注意したい鉄分やカルシウムを含む食品

ママの体は妊娠中、お腹の赤ちゃんを育てるために、妊娠前以上に鉄分やカルシウムが必要なので、鉄分やカルシウムを意識して摂取しましょう。

鉄分不足にはレバーがおすすめです。けれども、レバーには妊婦が過剰に摂取すると胎児に影響があるとされるビタミンAが多く含まれているので、食べすぎには注意が必要です。

また、カルシウム、カリウム、リン、鉄分などを多く含むヒジキも妊婦に適した食材です。しかし、ヒジキは無機ヒ素を多く含む食品でもあるため、毎日大量に食べることは避けましょう。

カルシウムを含むチーズもおすすめですが、ナチュラルチーズには妊娠後期の妊婦が感染すると危険な菌が含まれている可能性があるので、チーズは加熱処理されているものを選んでください。

まとめ

出産直前に食欲が増加したり、反対に食欲が減退したりすることは、ごく自然なことで珍しいことではありません。どちらも、お腹の中で赤ちゃんがしっかりと大きくなっているからこそ起こる現象といえます。

妊娠中はできるだけバランスのよい食事を意識して食べたいですが、吐き気などで食べることが辛いママは、無理をせず食べられる物を少しずつ食べましょう。

また、食欲が増したというママは栄養バランスに注意して、「食べ過ぎた」と感じたら適度な運動を取り入れてみてくださいね。
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