出産時には生命保険は適用になるの?適用の場合や請求方法を紹介
生命保険が適用になるのはどんな出産?
切迫早産で長期入院の場合
「入院特約」がついていれば、≪入院日額×日数分≫が入院給付金として支払われます。入院1日目から支払いがある保険もあれば、5日目からしか支払われない保険もあります。また支払われる日数には上限が設定されています。切迫早産の場合長期入院になることが考えられるので、入院給付金があると安心できますね。
また症状によっては子宮頚管縫縮術という手術が必要な場合もありますが、この手術を受けた場合は、手術給付金の支払いがあります。一般的には≪入院日額×〇倍≫と保険会社が決めている倍数を掛けた金額になりますよ。
そのほか異常分娩が適用になる
・吸引分娩
・早期破水
・会陰裂傷
・前置胎盤
・妊娠中毒症
・子宮頚管無力症
・切迫流産
必ずしもこれらがすべて保険金の支払い対象となるとは限りません。同じ吸引分娩でも保険金の支払いがあった人もいれば、なかった人もいます。
インターネット上でもいろいろな経験談が出ていますが、保険金が支払われるかどうかはケースバイケースです。
「これは対象となるのかな?」ということがあったときは、「支払われたら嬉しいな」位の気持ちで、加入している保険会社に保険金の支払い対象なのかどうか、確認してみてくださいね。
生命保険会社によって違うので確認を
複数の保険会社に加入している場合、AとBの保険会社からは支払いがあったけれど、Cの保険会社は対象外といわれることもあります。また同じ保険会社でも加入時期によって、同じ商品名でも補償内容が異なることもあります。
まずは加入している保険会社へ「何か支払い対象となるものはないか」聞いてみてくださいね。保険契約時に約款などをもらっていると思いますが、それを読んで判断するのは難しいですよね。
担当者がいる場合は担当者に確認する方法があります。しかし担当者もすべての契約の適用条件を把握しているわけではありません。保険会社のコールセンターに問い合わせる方法もあります。
生命保険の申請方法や必要な書類は?
生命保険会社指定の用紙が必要
保険金の請求をするには、担当者を通じて、または直接保険会社に申し出ると、請求書用紙が届けられます。必要事項を記入・捺印し、保険会社へ郵送します。入院や手術の場合は、請求書以外にも提出書類があるのですべて準備しましょう。
インターネット上で契約ができる保険会社では請求書類をホームページ上からダウンロードして自宅で印刷できたり、インターネット上で必要事項を入力し、必要書類を画像で送信できたりする保険商品もあるようですよ。
保険会社に聞けば必要書類なども丁寧に教えてもらえますので、分からないことがあれば聞いてみてくださいね。
病院で診断書を記入してもらう
診断書は保険会社が指定する書式のものを利用するようにしましょう。指定の診断書以外を提出した場合、保険金支払いの判断ができず、改めて指定の診断書の提出が必要になることがあるようです。
保険会社から書類が届いたあと、病院に記入を依頼します。診断書の記入には料金が必要となります。一般的には3,000円~5,000円程度のようです。
診断書の料金は自己負担になりますが、保険金の支払いがなかった場合に限り、一定の金額を診断書代として支払うとしている保険会社が多いようです。
また保険金の額が少ない場合など、一定の条件を満たせば診断書の提出は必要ない場合もあるようですよ。
日にちをさかのぼって請求することができる
生命保険の保険金請求はさかのぼっておこなうことも可能です。ただし時効が設けられていて、「支払事由発生から3年」とされています。自治体や会社への届け出を優先しておこない、生活ペースがつかめるようになってから保険会社へ連絡しても十分間に合いますね。
すでに保険が満期を迎えていたり、解約してしまっていたりしても、出産時に加入しており、出産から3年以内であれば保険金を請求することができます。
請求をしていないママがいれば、一度保険会社へ問い合わせてみてくださいね。
まとめ
支払い対象となるかどうかは保険会社によって異なるので、「私の出産は対象になるのかな?」と思ったら一度保険会社へ問い合わせしてみてくださいね。
子どものお世話などで毎日忙しいと思いますが、3年を過ぎると時効になってしまうので、出産を終えているママももう一度見直してみてくださいね。