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出産は誰でも不安を感じやすい。よくある不安と気持ちを軽くする方法

出産は誰でも不安を感じやすい。よくある不安と気持ちを軽くする方法

つわりの日々をのりこえ、毎日大きくなっていくお腹…赤ちゃんに会えるまで、あともう少しですね。わが子の誕生は本当に喜ばしいことですが、出産はママにとって大仕事です。嬉しいだけではなく、不安もたくさんあって当然かと思います。出産に関わる様々な不安と、どのように対処すればよいのか見ていきましょう。

初めての出産のとき感じやすい不安は?

耐えられないほどの陣痛だったらどうしよう

出産というと何よりもまず不安になることは、やはり陣痛の痛みです。「鼻の穴からスイカを出すようなもの」というたとえをよく聞きますが、それだけとても大変なことだということが伝わってきます。

「お腹をひどく壊したような痛み」「生理痛を何倍も重くしたような痛み」など、分かりやすい例が挙がることもありますが、果たして自分がそんな痛みに長時間耐えていられるのか、と想像するだけで怖くなってしまいますね。

陣痛の痛さも、出産までの時間の長さも個人差があるので、ある人が「ものすごく痛い」と思っていても、ある人は「そうでもなかった」ということもあるため「痛み」がどのようなものか想像できないことも、余計に不安が高まってしまいそうですね。

1人でも冷静に入院できるだろうか

赤ちゃんができると産院で出産予定日を教えてもらえますが、この予定日はあくまで「予定」なので、「必ずこの日に誕生します」ということではないのは、ご存じかと思います。とくに初産のママは予定日とずれることが多いです。

予定日が近くなれば、ある程度の準備や気持ちを落ち着かせることも考えられますが、ある日突然強い陣痛が起きたり、破水してしまったり、しかもそんなときに家や外出先で1人だったとしたら、どうすればよいのか慌ててしまいますね。

入院に必要な荷物をまとめて、パパやほかの家族へ連絡をして、病院までタクシーを呼んで乗って…と、想像もできない痛みを味わう中で、自分だけでここまでのことができるのだろうかと不安になる方も多いのではないでしょうか。

赤ちゃんに障がいがあったらどうしよう

現代の日本の医療技術はとても優れていて、とくに妊産婦や乳幼児の死亡率は、世界中でも少ない方です。しかし死亡とまではいかなくても、何らかの疾患や予期せぬ事故などで、生まれてくる赤ちゃんに障がいがあるということもあり得ない話ではありません。

最近は晩婚化も進み、初産の平均年齢も上がっているため「高齢出産」という言葉もよく聞くようになりましたが、高齢出産は「障がい児が産まれてくるリスクが高い」という結果も出ています。

もし自分の子どもに障がいがあったら…といった話題は、障がい者の方やご家族の方に対して不謹慎ではないかという世間の目もあり、デリケートな問題のため声に出して相談することもなかなかできず、悩んでしまうママもいることでしょう。

経産婦さんが抱えやすい出産の不安は?

経験があるからこそ怖い出産の痛さ

経産婦とは、出産の経験が一回以上ある妊婦さんを指します。初産婦とくらべて子宮頸管がやわらかく子宮口も開きやすくなっているため、一般的には初めてのお産より分娩が早く進むことが多いといわれています。

一度出産を経験したのだから不安はないかといえば、決してそのようなことはありません。1人目のときにあまりの痛みでパニックになってしまっていたり、何らかのトラブルがあって大変な思いをしていたりといったことがあれば、なおさら次のお産も不安になってしまいますね。

何より二回目、三回目であっても同じ出産は二度とこないのです。初めてが安産だったとはいえ次もまったく同じように産めるとは限らないため、出産は何回経験しても心配が尽きませんね。

出産時、入院中の上の子が気がかり

二回目以降の出産となると初めての出産とは違い、産まれてくる赤ちゃんの心配をするだけでなく、お兄ちゃん・お姉ちゃんとなる上の子も気にかけなくてはいけません。

とくに、上の子の年齢がまだ幼くあまり赤ちゃんと変わらないと余計に心配になりますね。上の子が未就園児の場合は、今までママとはなれることがなく、預けられた経験もないということが多くあるため、出産や入院をきっかけに初めてママと長時間はなればなれになることに対して不安定になりがちです。

ママも上の子を預けるのが初めてとなると、自分のいない間わが子がどうしているのか気になってしまいますね。パパや実家の両親などに見てもらえればまだ安心ですが、一時保育などは子どもが慣れるまで少し時間が必要ですね。

上の子、下の子、両方の育児ができるか

1人目の出産や育児を通してママはたくさんの経験をしました。とくに、生まれて間もない赤ちゃんは睡眠時間も不規則で授乳も頻繁なため、ママは産後とはいえなかなか休めません。新生児のお世話がとても大変ということを理解しているがゆえに、これからその新生児と上の子を両方育てていかなければいけない、というプレッシャーがあります。

さらに、上の子がイヤイヤ期の真っ最中であったり、ママを取られた寂しさから赤ちゃん返りをしてしまったりといった問題も出てくるため、1人っ子を育てていたときのようにはいかなくなりますね。

完璧主義の真面目なママほど、子どもが1人のときと同じような育児をしようとして理想と現実の壁にぶつかってしまうことが多いといわれています。

不安障害を抱えている妊婦さんの不安

パニックを起こさないか不安

不安障害とは、日々の中で感じる不安が日常生活に支障をきたすほど影響を与えてしまうような症状を指します。

人は初めての経験や慣れない環境に不安を感じることがありますが、これは自然なことです。不安な気持ちが身体への信号となり、「気をつけよう」「集中しよう」といった緊張感や集中力を身につけてくれます。しかし、このような気持ちが強すぎると極度の緊張で体調不良に陥ったり、動悸や呼吸困難などの発作をおこしてパニックになってしまったりといったことがおきます。

こういった症状がとくにない女性でも、初めての出産は何かと不安になることが多いと思いますが、このような症状の自覚がある方が妊娠、出産をするとなるとより一層不安感が増してしまうので注意が必要です。
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