初めての出産の平均年齢は?高齢出産の割合とリスクを知ろう
年齢が上がるとともにかかる不妊治療費
治療回数と時間が増えればそれだけ不妊治療費もかさむことになり、経済的な理由から治療を諦めなくてはいけないというケースも多くあるようです。不妊治療の種類としてタイミング指導、人工授精、体外受精とありますが、特に治療費が高額になるのが体外受精です。
年齢が高くなると体外受精からのスタートとなることも珍しくありませんので、ある程度まとまったお金が必要になることを覚悟しなくてはいけません。
原因はあなたではない可能性もある
一方、男性の場合には精子の数が少ない、動きが悪い、精子の奇形率が高いなどの原因が挙げられます。男性側に何らかの原因がある場合にも当然妊娠率は減りますので、不妊検査をする場合には夫婦どちらも検査をすることが大切です。
妊娠に至らない原因が判明すれば、その問題をカバーする治療法をすることで妊娠できる可能性も高まります。不妊治療や検査に対する知識を高めて、夫婦ともに治療に前向きになれるとよいですね。
高齢出産にありがちな育児中の悩み
体力の衰えと持久力の低下
高齢出産となると育児がスタートした時点から、体力の衰えを感じる年齢に突入していますよね。ママによっては、更年期と重なることもあるでしょう。そんな中、子育てが大変な期間は長く「いつまでこの状態が続くのだろう」と心が折れそうになることもあります。
赤ちゃんのうちは、泣いたら抱っこ寝かしつけも抱っこと一日のほとんどが抱っこです。走り回れるようになったころには、1時間程度の外遊びでは足りない子どももたくさんいます。そんな子どもの相手をするママは大変ですね。
認可保育園に落ちやすくなる
選考基準となっている点数で、ほかの家庭と同点となった場合に考慮される項目で有利になることが大切です。その中の一つに「所得金額の低い世帯を優先する」という項目のある自治体もあります。
ここで高齢出産が影響するのは、年齢とともにキャリアを積み上げてきたパパとママの場合、それに合わせて収入も多くなっている可能性が高いということです。
若い子育て世帯ほど所得が低い傾向にあるため、この差が選考審査に通るか通らないかの瀬戸際となることもあるようです。
ママ友との年齢差でつき合いが難しい
そこで気になるのがやはり年の差はないでしょうか。ママ友のほうが年の差を特に気にしていなくても、「自分自身が気にしてしまう」ということのようですね。「年の差が気になり話しかけ辛い」「話題についていけないかもしれない」などの不安を感じるのでしょう。
また、仲良くなって頻繁に話をしているうちに、育児に関する考え方やプライベートの過ごし方などが違って、「いまいち会話が盛り上がらないな」「共感できないな」ということが増えてくることもあるようです。
まとめ
高齢出産の場合は、妊娠率の低下や子どもの障害発生率、妊娠中のトラブルなどの恐れがあるため、若いうちに妊娠出産することのメリットの方が多いのは事実です。
ただ、それに対する知識をしっかりと身につけて妊娠に対する意識を高めることで安心して妊娠出産に臨むことができます。
女性側のみならず、男性側の理解度も高められるとよいですね。