子どもとの海遊びはしっかり対策を！日焼けやケガに気をつけて

2019,6,20 更新

遊ぶ前に水深や潮の流れを確認しよう

子どもの足が海底に届く浅瀬であっても、海はプールと違い、場所によって水深が急に深くなるところがあります。大人でも、急に足が届かなくなるとびっくりしてしまいますよね。

楽しく遊んでいるときに急に水が深くなり、足が届かなくなると、子どもはパニックを起こして溺れてしまいます。子どもが遊ぶときは、遊ぶ前にママかパパが実際に海の中に入り、水深や潮の流れをチェックするようにしましょう。

海に恐怖心を持たせないためにも、遊ぶ前の安全確認はしっかりとするように心がけたいですね。同じ深さのところであっても、潮の満ち引きによって深さは変わってきます。満ち潮の時間もあらかじめ確認しておくようにしましょう。

ライフセーバーから見える位置で遊ぶ

夏の海水浴場にはライフセーバーが常駐し、海水浴客の安全を見守っています。ライフセーバーのいない、遊泳不可地域で遊んではいけないのはもちろんのこと、遊泳可能な場所で遊ぶときも、できるだけライフセーバーから見える位置で遊ぶようにすると、万が一のときにも安心です。

もちろんライフセーバーがいるからといって、子どもから目を離してよいわけではありません。ママやパパもしっかりと子どもから目を離さないことが一番重要です。

クラゲに刺された、貝の破片で足を切った、もしくは熱中症になったという場合にも、ライフセーバーに助けを求めると適切な処置を施してくれます。子どもがいると、思いがけないトラブルが起こりやすいもの。困ったときはライフセーバーに相談してみましょう。

子どもが海を怖がったらどうすればよい？

初めての海は怖がる子が大半

子どもは海が大好きで、海水浴に行くと一日中楽しんで遊んでいる、そんなイメージを持っているママも多いでしょう。

しかし実際のところ、初めての海は怖がる子どもが大半です。どこまでも続く海の広さや青さに圧倒されたり、寄せては返す波に恐怖心を覚えたりと、理由は様々ですが、足をつけることさえ嫌がる子も珍しくありません。

また海に近づいたときに、波が勢いよく足にあたり、その水しぶきが顔に飛んできてしまったり、波の強さで転びそうになったりしたことで、一気に海が怖くなり、その後、近寄らなくなってしまうケースもあります。

幼い子どもは顔に水がかかることが苦手な子も多く、泳げる子も少数派でしょうから、本能的に危険を察知しているのかもしれませんね。

海に行く前に家でできる対策

とはいっても、せっかく海に出かけるのだから、できれば怖がらずに楽しんでほしいですね。そこで海に行く前に、家でできる練習法をお伝えします。

まずお風呂で「波」に慣れましょう。お風呂ではママが浴槽に浸かり、前後に動くことで簡単に波が作れます。初めは小さな波、慣れてきたらダイナミックな波を作って、子どもと遊びましょう。その際、お風呂に青色の入浴剤を入れておくと、海の青さにも慣れることができますよ。

次にビニールプールで水の冷たさに慣れましょう。恐怖心を感じないように、貯める水は少量から始めてくださいね。

最後に海が題材になった絵本を読みましょう。「人魚姫」や「ぐりとぐらの海水浴」など、海は楽しい場所なんだと、子どもがイメージできる本を選んでください。きっと海に行く日を心待ちにしてくれるようになりますよ。

無理強いはNG！砂浜で遊ぼう

どんなに準備をして、うきうきしながらやってきた海でも、やはり実際に見ると「怖い」と感じてしまう子はいるものです。

そうなったときに、どのくらいで海に入れるようになるかは、その子の性格や年齢、そのときの海の様子などによっても変わってきます。

1時間もすれば慣れて海を楽しめる子もいれば、1日過ごしても入るのを拒む子もいるでしょう。もどかしく感じることもありますが、嫌がる子どもを無理に海に入れることだけはやめてください。恐怖を感じトラウマになってしまうと、ずっと海が嫌いな子になってしまうかもしれません。

海を嫌がるときは、砂浜で砂遊びや貝拾いなど、子どもが喜ぶ遊びを見つけて楽しみましょう。まず子どもに「海は楽しいところ」だと知ってもらうことが大切です。

まとめ

今回は子どもと海遊びに行く際に注意したいこと、事前に気をつけたいことや持ち物についてのお話でしたが、いかがでしたか？子どもと初めて海に行くママの場合、注意しなければならないことの多さに少し戸惑ってしまうかもしれません。

しかし万全の準備をして、しっかりと子どもの動きに注意していれば、一日家族で楽しく海で過ごすことができますよ。海は子どもにとって、自然にあふれた最高の遊び場です。

ケガや熱中症、日焼けなどに注意して、安全に楽しい思い出をたくさん作ってくださいね。