幼児食初期に大切なこと。始める時期やNG食材、調理のポイント
少しずつ食べられる食材も増え、固いものも大丈夫に。離乳食が完了期をむかえ、そろそろ幼児食を始めても良いかと悩んでいるママはいませんか?幼児食をはじめても良いタイミングやNG食材、子どもに教えていきたいマナーなどを紹介します。
【初めての幼児食】開始する目安は?
1日3食に慣れたら幼児食をはじめよう
幼児食を始めるタイミングは、子どもの様子を見ながら決めていくとよいでしょう。1日3回の食事のリズムが安定していて、お皿のおかずを美味しそうに、全部食べられるようになったら、幼児食に切り替えるタイミングと思ってよいでしょう。
遊んで食事がすすまないときは、幼児食の月齢になっていても、もう少し離乳食で様子を見ることをおすすめします。
自分でコップを持って飲める
幼児食を始めるには、ストローやコップの練習も大切ですね。コップを傾けすぎると、顔にコップの飲み物がかかってしまうし、傾け具合が少ないとコップの中身が飲めず、練習にも根気がいるかもしれません。
でもうまくコップを傾けて飲めるようになったら、成長しているという目安にもなりママもうれしいですね!ミルクや母乳からとっていた水分をコップで飲むことができれば幼児食もスムーズに始められるでしょう。
奥歯を使って噛んで食べられる
固いパンや肉などの食材をかみ切ることはできなくても、茹でた野菜や、麺類などやわらかいものなら奥歯でかみ砕いて食べてしまう子も多いでしょう。大人と同じではなくても、幼児食は歯でかみ砕きながら食べることも大切ですし、少しずつ歯ごたえのあるものも好むようになってきます。
そのため、離乳食の完了期から幼児食に変えていくときは、やわらかい食材でも奥歯ですりつぶして食べるなど幼児食に向けた練習をしておくとよさそうですね。
【幼児食初期】調理のポイントやNG食材
栄養バランスや食べやすさに気をつけよう
子どもによって、歯の生えている本数が違うので食材の固さや大きさを、その子の成長に合わせて調節しましょう。自分で食べられる大きさにしてあげることが大切で、一口サイズのものならスプーンですくって食べられるし、スティック状なら手づかみでも大丈夫なので、食べる喜びや楽しみも感じてくれるはずです。
イベントの季節には子どもが喜ぶように飾り切りにするなど、盛り付け方も工夫するとよいですね。
味付けは素材の味をいかして薄味にしよう
新鮮な野菜なら洗って茹でるだけでも、素材の甘味があって美味しく食べることができますよね。暑い日は、豆腐を冷ややっこで食べたり、トマトやレタスはサラダでそのまま食べたりするのもよいでしょう。
味付けは少量の塩やしょうゆでシンプルな薄味にして、素材の美味しさを伝えたいですね。
幼児食初期でNGな食材は?
消化がよくない繊維ものも、一度に多く取らないように注意しましょう。きのこや海藻は、口当たりもよくいくらでも食べてしまいそうですよね。子ども用に取り分けて、どれくらい食べたかわかるようにしておきましょう。ナッツ類など固く飲み込んで詰まらせる可能性のあるものも控えておきましょう。
子どもの胃は小さく一度にたくさんの量が食べられないので、おやつも1回の食事と考えて栄養のあるものを準備するようにしましょう。
幼児食初期に教えたい3つの大切な事
「手洗いうがい」食べる前の習慣
食事のマナーも大切ですが、まずは食事の前に手洗いうがいをすることが大切ですね。ママがお手本になってやってみてもよいですね。きれいそうに見えても、手にはいろいろなものがついていることがあります。
外遊びや家の中でも、遊びに夢中になるとおもちゃだけでなく、いろいろなものを触ってしまうものです。食事中に悪いものが口に入ってしまわないよう、手洗いうがいをして食事することが習慣になるとうれしいですね。