しいたけを上手に保存するには?保存方法や料理のアイデアを紹介
独特の香りと味が魅力のしいたけは、炒めてもよし、煮てもよしとマルチな食材として様々な料理に使えます。活躍の場が多いしいたけですが、気づけば腐っていたという経験はありませんか?そこで今回は、しいたけをきちんと使いきるための、上手な保存方法やおすすめの料理レシピをご紹介します。
美味しいしいたけの選び方や保存期間
かさが開きすぎず、肉厚なものを選ぶ
ほかには、かさの内側のひだの部分を見て、ひだが茶色く変色していて、しんなりしているものよりも、白くてハリがあるものを選ぶのがおすすめです。適切な生育環境で育ったしいたけは、軸の部分が太く短く成長するそうなので、軸も合わせてチェックしてください。
また、しいたけの色自体は、濃いものの方がより美味しいといわれています。パッケージ入りで売られているものは、パックの中に水滴がついていないかどうかも確認しましょう。
ママも嬉しい食物繊維や豊富なビタミン
また、骨や歯が元気になるとされる「ビタミンD」、便秘を予防する効果が期待できる「食物繊維」、体の代謝を高め肌のターンオーバーを促進するとされる「ビタミンB群」なども含まれています。
さらに、鉄分やマグネシウムも含まれているので、実はしいたけは、栄養豊富で美容のためにも積極的に食べたい食材なのです。
一方で、これだけ栄養が豊富なのに、100gで19kcalという低カロリー食材であるため、ママにとって嬉しい食材といえます。
どのくらいの期間保存できる?
しいたけは約90%が水分でできているため、保存するときは乾燥や湿気に気を配りましょう。しいたけは常温でも保存することはできますが、特に夏場など湿気の多い時期に放置するとすぐに腐ってしまうので注意してください。
冷凍保存すれば2週間~1カ月、保存環境が整っていたら数カ月は日持ちするとされています。すぐに使い切れないというときには、冷凍保存がおすすめです。
しいたけの上手な保存方法を知ろう
冷蔵する場合は水分対策をしっかりと
冷蔵庫の中は、低温であるためしいたけにとっては居心地のよい空間なのです。ただし、買ってきたパックや袋のままの状態で保存すると、内側に水滴が溜まってしいたけが傷む原因となります。
しいたけは水気に弱いため、直接ラップに包んだり、ポリ袋に入れたりするのではなく、キッチンペーパーや新聞紙に包んでから、ポリ袋に入れてください。余分な水分が吸収され、長持ちしやすくなります。
なお、保存する際は、しいたけの石づき(軸の先の硬い部分)を残したまま軸を上にして保存すると、胞子の落下を防げるので風味が落ちにくいでしょう。
冷凍は長期保存と旨味アップが魅力
これは、しいたけをはじめとしたきのこ類は、冷凍することで細胞膜が破れやすくなるからです。そのため、旨味成分が出やすくなり、よりおいしく食べることができるといわれています。
長期保存しない場合でも、旨味を高めるためにすぐに冷凍するというママもいるようです。
冷凍で保存する際は、軸を取り除きましょう。あらかじめ包丁で、一口大に切ったり薄くスライスしたりした上で少量ずつ小分けしておくと、料理するときに冷凍庫から取り出してすぐに使えて便利です。
干ししいたけにするとさらに長持ち
まず、しいたけの表面の汚れをキッチンペーパーなどで拭き取り、石づきと軸を切り落としましょう。しいたけを丸ごと干すならそのまま、スライスタイプにしたいなら薄切りにして、ざるや籠にしいたけが重ならないように並べます。
丸ごとの場合は、ひだの部分が上を向くように置きましょう。そして、風通しがよく直射日光がよく当たる場所でしっかりと乾燥するまで干してください。
干ししいたけは2カ月くらい保存がきくとされています。なお、紫外線に当てることでビタミンDが生成されるので、栄養価も高まりますよ。
しいたけを使った料理アイデアを紹介
炊き込みご飯で秋の味覚を満喫
スライスしたしいたけ、千切りにした人参、細切りにした油揚げを用意して、味つけも難しく考えずに、麺つゆにお任せすると簡単です。もしあれば、しいたけだけでなく、しめじや舞茸、エリンギなどほかのきのこを組み合わせると、より味に深みのある炊き込みご飯が作れるでしょう。
余ったらおにぎりにして冷凍しておけば、子どもの小腹対策のおやつになりますよ。忙しいママの朝食、パパの夜食などにもよいですね。
炊き込みご飯に使うしいたけは、あらかじめ冷凍しておくと香りや旨味が高まるのでおすすめです。