みかんの保存方法が知りたい!栄養満点のみかんを長持ちさせる秘訣
冬になると、家族みんなでみかんを食べるので、箱買いしているというママもいることでしょう。しかし一部のみかんにカビが生えてきて捨てることもありますよね。そこで今回は、みかんについての一般知識とみかんを買う前に知っておきたいポイント、みかんを長持ちさせる保存方法などについてお話しします。
今一度確認したいみかんについての一般知識
代表的なみかんの産地と種類について
9~10月に収穫されるのは「極早生温州みかん」、その後に出てくるのが10~12月に収穫される「早生温州みかん」、11~12月は「中生温州みかん」が収穫され、1月以降には「普通温州みかん」が収穫されます。
秋に食べるみかんは真冬に食べるみかんと種類が違うのを知らなかったママもいることでしょう。
みかんの生産量で国内トップを誇るのは和歌山県で、全国で食されているみかんの約20%となっています。確かに和歌山というとみかんが思い浮かぶママも多いかもしれません。2位は愛媛県で、3位は静岡県となっています。
みかんは栄養たっぷりで健康効果がバツグン
これ以外にも、ビタミンCには動脈硬化を予防したり、メラニン色素の働きを抑制して肌を綺麗にしたりする効果が期待できます。ストレスを緩和する効果もあるので、家事や育児で忙しいママにもぴったりです。
みかんにはクエン酸が含まれているので、疲労回復を促し、エネルギー効率をアップする効果もあります。また、高血圧を予防するカリウムも含まれているので、血圧が気になるママやパパにもぴったりの果物です。
家族でみかんを食べて、健康を保ちたいですね。
妊娠中は食べすぎに注意して
みかんには果糖が含まれているので、みかんを食べすぎると糖分を過剰に摂取してしまいます。妊娠糖尿病やママの肥満、胎児が大きく育ちすぎるなどのトラブルを起こしてしまう可能性があるので、注意したいですね。
また、みかんを食べすぎて手肌が黄色くなった経験があるというママもいることでしょう。これは柑皮症と呼ばれ、みかんに含まれるカロテンの色素が肌に沈着することによって起こります。しばらくみかんを食べるのを控えると、元に戻りますよ。
妊娠中は、みかんは1日2~3個までにとどめておくように心がけましょう。
みかんを買う前に知っておきたいポイント
おいしいみかんには七つの条件がある!
1. 皮のつぶつぶが多く、きめが細かい
2. 色が濃い
3. 中身を見たとき、内部の房の数が多い
4. 重さがあり、しっかりとしている
5. 落とす、潰れるなどの外的ショックを受けていない
6. 形は味とは無関係
7. ヘタを上から見たとき、軸の切り口の直径が小さい
お店でみかんを選ぶときは、以上の条件をチェックしてみてくださいね。房の数は皮をむかないとわからないので、お試しに一つ買ってみて食べるか、試食できるのであれば、その場で中身を見てみるのもよいかもしれません。
保存期間は保存方法によって異なる
袋や網に入っている少量のみかんの場合、すぐに食べきるのであればカゴのようなメッシュ状の入れ物に入れて保存し、箱買いをした場合は、箱の下部にあるみかんが潰れて腐ったりカビが生えたりしないように注意したいですね。残り少なくなってきたら、メッシュ状の入れ物に移し替えるのも一案です。
冷蔵庫で保存すると乾燥しやすいのでみかんには不向きですが、3~4週間保存できます。冷凍庫で保存する場合、おいしく食べたいのであれば1カ月以内に食べるのがおすすめです。保存食として必要なのであれば、約3カ月保存できます。
食後に白い筋も一緒に食べるのがおすすめ
白い筋には、ポリフェノールの一種であるヘスペリジンという成分が含まれており、これにはがんや動脈硬化を予防する効果があるとされています。さらにヘスペリジンには炎症の原因となるヒスタミンの分泌を抑制する効果があるので、花粉症を始めとしたアレルギーの症状を緩和することができるといわれていますよ。
さらに血中コレステロールを低下させ、血圧の上昇を防ぐ効果もあるので、健康が気になるママとパパにもぴったりです。
白い筋には食物繊維もたっぷりと含まれているので、便秘にも効くようですよ。
みかんを長持ちさせる保存方法とは?
【常温】ヘタを下にしてメッシュカゴに置く
みかんはヘタの部分から水分が飛んでいくので、置くときはヘタを下にしておくと水分が抜けにくくなります。また、みかんはカビが生えやすいので、通気性のよいところに保存するようにしましょう。
ひと手間かける余裕があるのであれば、みかん一つ一つを新聞紙もしくはキッチンペーパーで包み、乾燥を防ぐようにしたいですね。暖房が当たらない場所に保存することも大切ですよ。
カビが生えたり、傷んできたりしたみかんがあれば速やかに処分するようにしましょう。