
保育園の弁当箱は素材選びから!子どもが使う弁当箱選びのポイント
保育園に持っていく子どものお弁当箱って、どうやって選んでいますか?素材やサイズ、デザインや機能性、値段など、いろいろな選び方がありますよね。それぞれの選び方があってよいとは思いますが、これを知っておくと、判断基準が変わってきますよ。子どもが使うお弁当箱選びのポイントについてまとめます。
保育園に確認して決めたい弁当箱の素材

冬場に保温庫を使っているときはアルミ製
購入するときには、「保温庫可能」と表記してあるものを選びましょう。保温庫はだいたい庫内温度が65~85℃の間に保たれているので、一部のお弁当箱の蓋は耐熱温度ギリギリになってしまう可能性があります。「保温庫可能」であれば、そのあたりの対応が済んでいるということです。
ただし、アルミ製のお弁当箱は、電子レンジでの温めには対応していません。また、アルミは持つときに熱くなるので、ひっくり返しやすくなるという点も要注意です。
電子レンジで温めるならポリプロピレン製
ポリプロピレン製のお弁当箱は、ほかの素材に比べて値段が安いので、子ども用でも気軽に使用できます。種類が豊富なので、選ぶ楽しさがあり、お気に入りの一品が見つかることでしょう。100均にもたくさん並んでいますので、進級するたびに買い換えるということもできますね。
ポリプロピレン製のお弁当箱のデメリットは、アルミやステンレスに比べると抗菌効果が弱く、色やにおいがお弁当箱に移りやすいという点です。また、ほかの素材よりも壊れやすかったり、劣化が早かったりします。
温めのない園ならごはんが乾きにくい木製も
木製のお弁当箱は、内部の水分量をほどよく調節してくれるため、ごはんが固くなりにくいのが特徴です。食洗器や電子レンジは使用不可なので、お手入れをきちんとする必要がありますが、使うほど味わいが深くなり、いつまでも大切に使いたくなります。
スギやヒノキなどの薄板を曲げて作られる「曲げわっぱ」のお弁当箱は、木製ならではの製品です。特に天然木を使用した曲げわっぱならば、水分調節作用がうまく働くので、冷めてもごはんがふっくらとしています。
デメリットとしては、アルミやプラスチックと比べると壊れやすく、長持ちしないという点があげられます。
子どもの弁当箱を選ぶときのポイント

食べきれる量が入るサイズのもの
大きさの目安としては、年少なら280〜300ml、年中なら360ml、年長なら450mlがおすすめです。しかし、食べる量にはそれぞれ個人差がありますので、様子を見ながら、お弁当の中身やサイズをちょっとずつ調節していくとよいかもしれません。
わからなければ、最初は300mlのお弁当箱を用意して、ゆとりを持って詰めてみましょう。食べきってまだまだ入りそうなら量を増やしていき、足りなくなったら別におかずケースを用意するという方法もあります。
子どもが開けやすいタイプの蓋を選んで
蓋をかぶせるだけのタイプは、子どもでも簡単に開閉できるというメリットがあります。しかし、蓋が開きやすい、汁気がこぼれやすいというのがデメリットです。
ロックするタイプは、汁気はこぼれにくいですが、小さな子どもには開けにくく、逆さに向けてお弁当をこぼしてしまったり、ロックを壊してしまったりすることがあります。
シールタイプは、蓋と本体の凹凸をピタッととめて密閉します。汁気がこぼれにくいというメリットがありますが、温度の変化で蓋が張りついてしまい、開けにくくなるというデメリットがあります。
楽しい気分になれるお気に入りのデザインを
お弁当箱のデザインは、男の子用、女の子用、おしゃれなもの、キャラクターものなどたくさんの種類が販売されていますが、注意したいのが、一年でシリーズが終わってしまうアニメのデザインです。買ったときにはよいのですが、シリーズが終わった瞬間に急に古く感じ、持っていくのを嫌がる子どももいるということです。
「自分で選んで決める」というのも大切な経験です。子どもとお弁当箱売り場に行き、楽しい気分になれるお気に入りのお弁当箱を一緒に選びましょう。
ほかにもいろいろ!機能や値段で選ぶ弁当箱

蓋が保冷材の代わりになる弁当箱
使い方は、蓋を冷凍庫で凍らせて、おかずを詰めたお弁当箱にかぶせるだけです。このタイプのお弁当箱なら、よくありがちな、「中身が傷まないか心配しながらお弁当を作る」といった苦労が、かなり軽減されます。長時間ひんやりを持続してくれますよ。
使っているママたちの口コミでは、「屋外でのお弁当タイムでも安心」「夏場、中身が腐らないかという心配がなくなった」「保冷剤を別に準備する必要がないので、カバンにすっぽり入る」といった声があります。新たに買い足すことで、2段、3段と重ねながら増やしていくこともできますよ。