2歳児の保育園のお弁当を作ろう!完食してもらうためのポイントとは
普段は給食の保育園であったとしても、遠足や運動会などのときにはお弁当を作る機会もあることでしょう。今回は、2歳の子ども用のお弁当を作る際にどの程度の量を入れたらよいのか、また作るときにどのようなことを考慮しなければならないのか、などについてご紹介していきます。
2歳児のお弁当箱を選ぶポイント
小さめのものにして完食の達成感を
「せっかく手作りのお弁当を用意するのだから、たくさん食べてもらいたいな」と思うのが親心ですが、実際に2歳の子どもが無理なく食べられる量というのは意外と少ないものです。子どもにとってワクワクのお弁当タイムに「全部食べきれた!」という達成感を味わってもらえるよう、まずはお弁当箱選びから配慮していきましょう。
完食できる量といっても子どもによってさまざまですが、2歳の子どもであれば280mlぐらいの小さめのお弁当箱がおすすめです。主食におかず2品ぐらいを入れ、すき間に彩りの野菜を詰めていく程度で十分ですよ。
自分で開け閉めしやすいもの
お弁当箱からカトラリーケース、お弁当袋、おしぼりケースに至るまで、はじめてのお弁当であれば扱い方すらわからない子どもはたくさんいることでしょう。
アルミ製のお弁当箱は汁気のあるものに向かないというデメリットがある一方で、蓋をかぶせるだけなので小さな子どもでも扱いやすい、耐久性に優れている、ゴムパッキンがないので清潔を保ちやすい、などのメリットがあります。食洗機に対応している、汁気がこぼれにくい、などの理由から人気のプラスチック製のものもありますが、まずは開け閉めできるかどうかを基準に選ぶとよいですよ。
はやりすたりのあるキャラクターものは注意
「楽しみにしているお弁当タイムがより楽しいものになるように、好きなキャラクターのお弁当箱を用意しようかな」と買ってあげたくなる気持ちはよくわかりますが、1年で放送が終了してしまう番組のキャラクターものは放送終了後の扱いに困ってしまうことが多々あります。
最初は280ml前後のサイズ、年中には360ml、年長になれば450mlとサイズアップしていくことを前提にするのであれば、はやりすたりのあるキャラクターものでもかまいませんが、長く使う予定の場合には定番のものがよいかもしれませんね。
2歳児のお弁当を作るときに注意すること
衛生面の配慮が最も重要
まず食中毒の原因菌を「付けない」ためには、お弁当を作る前の手洗いや清潔な調理器具を使うことが重要です。また原因菌を「増やさない」「やっつける」ためには、水分の多いレタスやキュウリなどの生野菜を極力入れない、作り置きしたものを入れるときには再度熱を加える、水蒸気がお弁当箱の中で溜まらないようにすべての食材をきちんと冷ましてから詰める、などの工夫が大切になります。
原因菌を「付けない」「増やさない」「やっつける」の基本を意識して、衛生的に調理するようにしましょう。
かわいらしいピックも幼児にはまだ早い
お弁当ピックやバランなど、お弁当をかわいらしく彩るお弁当グッズは数多く販売されていますが、2歳児用のお弁当に先がとがっているピックを使用するのは避けた方が無難です。
遠足などで周囲がにぎやかなときには、先生の目も届きにくくなりがちです。ちょっと目を離したすきに口にいれてしまい、誤飲やケガをしてしまう可能性は十分考えられますよね。どうしてもピックを使いたい場合にはトースターで2〜3分焼いたパスタで代用するなど、安全性を第一に考えた工夫をするよう心がけましょう。
何よりも食べやすさを重視して
彩りや栄養バランスなど、お弁当作りをする上で気になるポイントは多々ありますが、「子どもが食べやすいかどうか」も大切なポイントです。複雑な形のおかずやキャラクターの形に作られた大きなおにぎりなどは、たしかに見た目のインパクトは十分ですが、2歳児は口に入れるだけでも一苦労です。
小さな口でも食べやすい大きさにする、丸くてツルツル滑るウズラの卵やミニトマトは半分に切って刺しやすくする、おにぎりの海苔が喉につまらないよう細長く切ってから巻くなど、食べやすさを重視しましょう。
2歳児が完食できるお弁当の作り方
見た目を楽しくして関心を引く
お弁当といえば、やはり蓋を開けたときのワクワク感が大切です。最近ではキャラ弁やデコ弁などの、見た目が華やかで魅力的な見せ方のお弁当が人気ですが、それ以外にも詰め方や食材の彩りを工夫することで、いくらでも見た目を楽しくして関心を引くことが可能です。
赤・黄・緑・茶・白・黒の6食を意識した食材選びをすると華やかになりますし、ふりかけの種類や、カップやバランの種類をカラフルなものにするだけでも見た目で食欲をそそりますよ。