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【現役講師が紹介】学びは遊びの延長線!3歳から始めるかずの学習法

【現役講師が紹介】学びは遊びの延長線!3歳から始めるかずの学習法

3歳ごろになると、幼児教育や知育などを意識し始めるママは多いのではないでしょうか?実際に私も公文のアシスタントや塾講師の経験から、幼児期の子どもを持つ保護者の方から家庭教師をお願いされることがあります。そこで今回は、家庭で手軽に始めることができるかずの学習法をご紹介します。

1日10分でできる!かずの学習法

色彩感覚も豊かに「ぬりえ遊び」

【やり方】
①紙に好きな絵をいくつか描きます。子どもの理解度に合わせて5つ単位で描くとよいです。

②余白にいくつ塗ってよいか記入します。

③ぬりえに挑戦してみましょう。
絵はシンプルなものでOK。私もイラストは得意な方ではありませんが、少々ぶっかこうなイラストでも子どもは楽しんでくれています。プリントは時間のあるときにまとめて作って、宿題や自習時間に使用しています。

また、ぬりえは色彩感覚を養うのにも最適な遊びです。大人の固定概念にとらわれず、子どもの感性に任せてみましょう。この日は、「ピンクのお花は何があるかな?」「青いカエルさんは風邪を引いているんだよ」と会話を楽しみました。

指先の発達も促す「シール貼り」

【やり方】
①紙に貼ってよいシールの枚数と枠線を書きます。

②好きなシールで挑戦してみましょう。
ものによってはシールをはがすことに苦戦することもあるかもしれません。コツをつかむまでは少し時間がかかるかもしれませんが、指先の発達を促す効果が期待できます。ママの援助は最小限で行ってくださいね。

夢中になると、途中で何枚貼ったかわからなくなることも。ときどき「あと何枚貼ったらよいかな?」と、かずを意識できるように声をかけましょう。さらに、枠から出ないように注意することで、空間認識能力を鍛える効果も期待できます。

貼る場所に困っているシールがあればぜひ実践してみてくださいね。

過去の自分と勝負「数字盤」

10までのかずの理解はスムーズに進んでも、10を超える大きなかずになると苦戦する子どもも多いものです。実際に「23」と「32」など同じ数字で構成される2つのかずを「2と3」「3と2」と数えたり、違いに混乱したりすることもあるでしょう。

そこでおすすめしたいのが「数字盤」です。これはまだ数字を読んだり書いたりすることができない子どもでも、目で見てマス目に書かれたものと同じ数字のマグネットを置くことをとおして、自然とかずに親しめたり、数の序列の理解を助けたりしてくれます。
【材料】※「数字盤30」の場合
・画用紙・・・1枚
・マグネット・・・30個
・筆記用具

奇数、偶数で色を変えたい場合はマグネットを2色用意したり、無地のシールを使用したりするとよいですよ。
【作り方】
①画用紙に横10×縦3になるようにマスを書きます。(数字盤30の場合。50の場合は縦5マス、100の場合は縦10マス。)

②②マスの中へ1から順に、横方向に数字を書きます。

③マグネットに数字を書いたら完成です。数字を書いたシールを貼ってもよいですよ。
【やり方】
①画用紙とマグネットを机に並べます。

②「よーい、スタート!」と合図をして、画用紙のマスの中に同じ数字が書かれたマグネットを並べていきます。このときにかかった時間をストップウォッチで計りましょう。

③全部並べられたら一緒にかずを数えます。
数字盤は公文でアシスタントとして働いていたころ、これはよい!と感じていた知育玩具の一つです。実際に「数字盤100が6分でできたら東大合格」という言葉も存在するようですよ。ストップウォッチで時間を計って、過去の自分のタイムと競争してみてくださいね。

ですが、いきなり100は難しいため、まずは30から挑戦してみましょう。スムーズにできるようになったら50、100と難易度を上げていきます。100までのかずの理解を手助けしてくれるアイテムですよ。
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