五感を育む「貼り絵遊び」を楽しもう!元保育士が紹介する遊び方3選
彩りがきれいな「お花」の貼り絵
もちろん下絵があって、その中を埋めるように貼るのもよいのですが、茎や葉などを描いた紙を渡し、子どもの好きに貼り絵をしてもらうと、個性豊かな「お花」が完成しますよ。ちぎる折り紙の色を子どもに選ばせてあげることも大事ですよ。
1.のりを準備し、使いたい色の折り紙を選ぶ
今回は赤いチューリップと黄色のお花を作りました。ちぎった折り紙の大きさによって出来上がるバランスが違うのも「貼り絵遊び」の醍醐味ですね。
私が幼児クラスの子どもたちとお散歩に行ったとき、公園にいくつものきれいなチューリップが咲いていたのを見て「このお花パパにも見せてあげたいな」と言っていた男の子がいました。
「きれいなものを大好きな人に見せてあげたい」という気持ちも素敵ですよね。そこで「こんなお花が咲いていたよ!」と教えてあげるために、お散歩をした日の午後は見つけた花をクレヨンで描いてみたり、折り紙をちぎって貼り絵遊びをしていました。
季節とともに楽しむことができる「お花」は貼り絵遊びにも必要不可欠ですね。
迫力満点な「動物」の貼り絵
貼り絵遊びで「動物」を作るなら、複数の色がある「動物」がおすすめです。たくさんの色を使ってメリハリをつけることによって、貼り絵がグッと目を引く作品になりますよ。
今回は「ライオン」を作っていきます。
1.「ライオン」を作るのに必要な折り紙を準備する
貼り付ける部分には、すでに顔部分のクリーム色が貼ってありますが、その上から重ねるように貼ることで立体的になります。
バランスがうまく取れなさそうな場合は、鉛筆で薄く下絵を描くと迷わずに貼っていくことができますよ。
保育園の遠足で動物園に行った後、子どもたちの会話は「ぞうが大きかった」「ライオンの大きな口はかっこよかった」など動物の話で持ちきりでした。
印象的だった動物を貼り絵で作ったことがあります。白色とクリーム色を小さくちぎって混ぜながら貼り付け「ひつじ」を作っている男の子や、茶色とオレンジの折り紙で一生懸命「サル」を作っている女の子など、子どもたちの視点が面白くて、作品を見た保護者の方も「よく見てるなー!」と感心していたほど。
子どもなりの「色」の捉え方が素敵な発見となりますよ。