気温は赤ちゃんが寝る環境にどう影響する?季節別の室内環境の整え方
赤ちゃんが快適に眠るには、部屋の温度をどれくらいにしたらよいのでしょうか?大人はパジャマや布団で調整できますが、赤ちゃんの寝る環境はママやパパが整えてあげなければなりません。赤ちゃんがぐっすり眠れる室内環境の整え方についてご紹介します。
気温が赤ちゃんが寝る環境に与える影響
赤ちゃんが快適な室温は18度から28度
赤ちゃんは自分で体温調節がうまくできません。産まれたばかりの新生児は特に、自律神経がまだ発達していないので、外気温が高ければ赤ちゃんの体温も上がり、寒ければ赤ちゃんの体温も下がってしまいます。
このように外気温の影響をそのまま受けてしまう赤ちゃんにとって、快適に過ごせる室温は、18度から28度といわれています。季節によって着る服なども違うので少し差があり、冬は18度から22度くらい、夏は25度から28度くらいが適温になります。
赤ちゃんは寝返りやハイハイができるようになって、活動量が増えてくる生後8カ月ごろにはだんだんと自分で体温調節ができるようになってきます。だいたい2歳になるころまではしっかり室温を管理してあげてくださいね。
このように外気温の影響をそのまま受けてしまう赤ちゃんにとって、快適に過ごせる室温は、18度から28度といわれています。季節によって着る服なども違うので少し差があり、冬は18度から22度くらい、夏は25度から28度くらいが適温になります。
赤ちゃんは寝返りやハイハイができるようになって、活動量が増えてくる生後8カ月ごろにはだんだんと自分で体温調節ができるようになってきます。だいたい2歳になるころまではしっかり室温を管理してあげてくださいね。
外気温との室温差が大きい夏と冬は要注意
夏や冬は外の気温と室内の温度差が大きいので、大人でも体調を崩しやすいですよね。周りの温度変化に左右されてしまう赤ちゃんの体内は大忙しです。外気はコントロールできないので、室温だけでも赤ちゃんの体への負担が少なくなるように調整してあげましょう。
夏と冬を比べると、夏の暑さの方がより注意が必要になります。寒さに対しては、赤ちゃんは一生懸命に泣くことで熱を発生させて体を温めたり、ママやパパに知らせたりすることができます。しかし、もともと大人より体温が高い赤ちゃんは暑さには弱く、ぐったりしてしまって不快感をママやパパに知らせることもできません。
具体的な目安としては、夏は室温を外気よりも4度から5度低めに調整するとよいですよ。
夏と冬を比べると、夏の暑さの方がより注意が必要になります。寒さに対しては、赤ちゃんは一生懸命に泣くことで熱を発生させて体を温めたり、ママやパパに知らせたりすることができます。しかし、もともと大人より体温が高い赤ちゃんは暑さには弱く、ぐったりしてしまって不快感をママやパパに知らせることもできません。
具体的な目安としては、夏は室温を外気よりも4度から5度低めに調整するとよいですよ。
不快な室温は夜泣きやSIDSの引き金にも
昼間は部屋の温度をエアコンで調整しているけど、夜は眠るだけなので特に室温は気にしていないというママも多いかもしれません。一晩中エアコンをつけておくのは電気代も気になってしまいますが、赤ちゃんが小さいうちだけでもぜひ夜中の室温を気にかけてあげるようにしてください。
赤ちゃんは夜寒くても自分で布団をかけることができませんし、まだ寝返りすることができない子は背中に熱がこもって目を覚ましてしまいます。眠るときの部屋が適温でないと夜泣きにつながり、赤ちゃんもママも睡眠不足になってしまいます。
また、室温や赤ちゃんの体温が上がりすぎないように調整することは、SIDS(乳幼児突然死症候群)の予防にもつながるといわれています。
赤ちゃんは夜寒くても自分で布団をかけることができませんし、まだ寝返りすることができない子は背中に熱がこもって目を覚ましてしまいます。眠るときの部屋が適温でないと夜泣きにつながり、赤ちゃんもママも睡眠不足になってしまいます。
また、室温や赤ちゃんの体温が上がりすぎないように調整することは、SIDS(乳幼児突然死症候群)の予防にもつながるといわれています。
季節別!赤ちゃんが寝るのに適した室内環境
春と秋の夜は自然な室温で快適に過ごせる
寒すぎることも暑すぎることもなく過ごしやすい春と秋は、エアコンなどを使用しなくても自然のままの室温で過ごすことができます。赤ちゃんも機嫌よく遊んで、ぐっすり眠れる日が多いのではないでしょうか。
住んでいる地域によって差はありますが、春と秋の平均気温は20度から25度前後です。昼間に公園で日差しを浴びながら遊んでいると、暑がりな赤ちゃんは汗ばんできたりもしますよね。しかし日が暮れて夜になると気温も15度前後まで下がってしまいます。
天気のよい日は、日中の太陽光で室内が温められているので、明るいうちに窓を閉めておけば夜になっても室温はそれほど下がることがありません。それでも肌寒い夜は肌着やパジャマで調整してあげてくださいね。
住んでいる地域によって差はありますが、春と秋の平均気温は20度から25度前後です。昼間に公園で日差しを浴びながら遊んでいると、暑がりな赤ちゃんは汗ばんできたりもしますよね。しかし日が暮れて夜になると気温も15度前後まで下がってしまいます。
天気のよい日は、日中の太陽光で室内が温められているので、明るいうちに窓を閉めておけば夜になっても室温はそれほど下がることがありません。それでも肌寒い夜は肌着やパジャマで調整してあげてくださいね。
夏の夜の適温は28度!冷やし過ぎに注意
昼間の気温が30度を超えることも少なくない夏場は、寝ているときも朝までエアコンをつけたままという家庭も多いですよね。でも赤ちゃんの体にとってエアコンはあまりよくないのではないかと心配しているママもいるのではないでしょうか。
夏に赤ちゃんが快適に眠ることができる室温は28度前後といわれています。夜中になってもなかなか気温が下がらない真夏はエアコンの温度を28度に設定して室温を調整するようにしてください。
エアコンの風が眠っている赤ちゃんに直に当たってしまったり、室温が下がりすぎてしまったりするのは体調を崩す原因となります。しかし上がりすぎた室温をエアコンで調整し、快適な環境を作ってあげることは赤ちゃんの健康にとってとても重要です。
夏に赤ちゃんが快適に眠ることができる室温は28度前後といわれています。夜中になってもなかなか気温が下がらない真夏はエアコンの温度を28度に設定して室温を調整するようにしてください。
エアコンの風が眠っている赤ちゃんに直に当たってしまったり、室温が下がりすぎてしまったりするのは体調を崩す原因となります。しかし上がりすぎた室温をエアコンで調整し、快適な環境を作ってあげることは赤ちゃんの健康にとってとても重要です。
冬は暖房器具で室温を22度から23度に
冬に赤ちゃんが快適に過ごせる室温は20度前後といわれています。室温が20度を下まわったら、暖房をつけて部屋を温めるようにしましょう。暖房器具の設定温度は20度から23度が目安となります。
寝ている間は部屋が暖かくなっていれば暖房を消しても快適に眠ることができます。しかし赤ちゃんが自分で体温調節できない生後3カ月未満のうちや、夜中の冷え込みが厳しい日には寝ている間も暖房器具をうまく使って室温をコントロールしてあげてくださいね。
ホットカーペットや湯たんぽを使うときには注意が必要です。低温やけどや脱水症状になってしまう心配があるので、寝ている赤ちゃんにはあまり向いていません。寝る前に布団を温めるために使うのがおすすめです。
寝ている間は部屋が暖かくなっていれば暖房を消しても快適に眠ることができます。しかし赤ちゃんが自分で体温調節できない生後3カ月未満のうちや、夜中の冷え込みが厳しい日には寝ている間も暖房器具をうまく使って室温をコントロールしてあげてくださいね。
ホットカーペットや湯たんぽを使うときには注意が必要です。低温やけどや脱水症状になってしまう心配があるので、寝ている赤ちゃんにはあまり向いていません。寝る前に布団を温めるために使うのがおすすめです。
赤ちゃんが快適に寝る環境を整えるコツ
赤ちゃんの近くに温湿度計を設置する
家の中で赤ちゃんが快適に過ごせる環境を整えるためには、温湿度計があるととても役に立ちます。赤ちゃんが過ごす部屋に温湿度計を置いておくと、ひと目でその部屋の温度と湿度が確認できます。
先ほど、赤ちゃんが快適に眠ることができる室内温度について季節別にご紹介しました。赤ちゃんとママの体温や、体感温度が同じであればママの感覚で室温を調整できますが、実際には赤ちゃんとママの暑さや寒さの感じ方は全然違うので、温度計などで温度を確認することをおすすめします。
赤ちゃんが健康で機嫌よく過ごすためには、温度だけではなく湿度の調整もとても大切です。快適に生活できる湿度は40~50%で、高すぎると不快ですし、低すぎると体調を崩しやすくなりますよ。
先ほど、赤ちゃんが快適に眠ることができる室内温度について季節別にご紹介しました。赤ちゃんとママの体温や、体感温度が同じであればママの感覚で室温を調整できますが、実際には赤ちゃんとママの暑さや寒さの感じ方は全然違うので、温度計などで温度を確認することをおすすめします。
赤ちゃんが健康で機嫌よく過ごすためには、温度だけではなく湿度の調整もとても大切です。快適に生活できる湿度は40~50%で、高すぎると不快ですし、低すぎると体調を崩しやすくなりますよ。