子どもは4歳ごろから嘘を憶える?子どもの嘘に対する親の対応とは
こんな嘘をついたらどうしたらよいの?
なにかあるたび「お腹が痛い」と言う
大抵の場合、ママにかまってほしくて優しくしてもらいたくて嘘をついています。ママも忙しくて大変だとは思いますが、優しく抱きしめてお腹をさすってあげるとケロッと治まることも多いです。
頻繁に「お腹が痛い」と言うようになったら、子どもと向き合う時間を増やすように心がけましょう。子どもの気持ちが満たされれば、きっと言う回数も減ってきますよ。
幼稚園保育園等に行きたくなくて仮病を使う
このとき、子どもがあまり頻繁に仮病を使うようなら、幼稚園もしくは保育園の先生に相談してみましょう。もしかしたらお友だちができなかったり、いじめっこにいじめられたりしているケースもあります。もしくは給食が口に合わないのかもしれません。
子どもが登園したくない理由がわかれば解決策もみつかります。場合によってはほかの幼稚園や保育園に変えることも検討しましょう。
見栄を張りたい自慢したい気持ちからつく嘘
仲よしの友だちに「いいなあ」と思ってほしい、自慢したいといった気持ちからきている嘘です。特に誰かを傷つける心配もなく、子どもの想像力が豊かな証拠でもあるので叱る必要はありません。
子どもがそんな嘘を話してきたら「すごいね」と話を合わせてあげると喜びます。友だちも「いいなあ」と話を信じている様子なら、何の心配もいりません。
もう少し成長してくると、嘘を聞かされた友だちも「そんなの嘘だよ」とわかってくるので、そうなったら注意するようにしましょう。
子どもだけじゃない?人は誰でも嘘をつく
嘘は人間関係を円滑にする
ママの中には心配させたくない、素直に言っても何も変わらない、助けてもらったら余計面倒になる、など様々な思いがあるのでしょうが、この「大丈夫」も嘘と言えば嘘なのかもしれません。
4歳児はまだ、このような嘘の使い方をすることは少ないかもしれませんが、大人になってもこのような嘘がつけずに、すべてを素直に打ち明けてしまうようになると人間関係は逆に円滑にいかなくなってしまうのです。
思いやりゆえのホワイトライ
ママにも誰かのためを思ってあえて嘘をついてしまったことがあるのではないでしょうか。4歳ごろになると思いやりというものが芽生えてきます。自分だけではなく、ほかの人の気持ちも考えられるようになるからです。
自分の立場を守るだけの嘘ではなく「◯◯ちゃんが怒られたらやだな」「ママが悲しい思いをしたらいやだな」など、誰かを思いやって嘘をついてしまうこともあるでしょう。そんなとき、嘘の是非だけでなく、ほかに方法がなかったのか一緒に考えていけるとよいですね。
親も約束を守る姿勢が大事
「それは嘘ではない!」と否定したくなる気持ちも分かりますが、子どもからしてみればママが約束を守ってくれなかった、嘘をついたことになります。ママは忙しくて忘れてしまうようなことも、子どもはよく覚えているものです。
こうした悪意のない嘘でも、続けば子どもは約束は守らなくてもよい、この場をどうにかできるような口実を言えばよい、と嘘につながる思考を持ちやすくなるので気をつけましょう。
まとめ
しかし、成長してくるにつれ、子どもは嘘をつくことを自然と覚えてきます。そしてそれは必ずしも悪いことではなく、知恵がついてきて精神成長してきた証でもあるのです。
ママはあまり過剰に叱らないようにし、嘘をついたときは子どもの言い分を聞き、子どもの気持ちをしっかりと受け止めるようにしましょう。