赤ちゃんの爪はどう切るの?爪の切り方やコツと嫌がるときの対処法
爪を切りながら手の健康をチェック
爪の周囲に小さな傷があり、赤く腫れている、膿が出ているといった症状は、「化膿性爪囲炎(かのうせいそういえん」といい、おもに指しゃぶりをする赤ちゃんにみられるものかもしれません。
そのほかに分かりやすい症状として、「スプーンネイル」といい、爪がへこんで反り返る症状があります。これは3カ月~3歳ぐらいまでの子どもにみられるもので、成長とともに改善されるので特別に治療が必要なものではありませんが、鉄分不足で起こることもあるので元気があまりなく疲れやすい子どもには少し注意してみましょう。
ママが注意したい爪切りタイム
パパとママの手を清潔にしよう
そんなとき、切る方の手が不潔であればばい菌が入る可能性も否定できません。長い爪で赤ちゃんの肌を傷つけてしまうこともありますね。
赤ちゃんのお世話をするときにはいつでも清潔を心がけているとは思いますが、爪を切る前にも切る側の爪が長すぎないか、爪の形は鋭利でないか、爪の間に汚れがないかなどをチェックしてから始めるようにしましょう。
ネイルを楽しみたいママは爪の長さとデコレーションに気をつければ、凹凸のある自爪よりも清潔さを保てるといわれていますよ。
爪切りを清潔に保つお手入れ
足の爪の周りにはたくさんのばい菌が付着しています。その爪を切る爪切りにも大量のばい菌が潜んでいる可能性があるのです。爪を切る前にお風呂でよく洗っていても、ばい菌はゼロにはなりませんので使用後の爪切りを長期間放置している間に増殖してしまうかもしれませんよね。
赤ちゃん専用の爪切りだとしても、万が一肌を傷つけてしまったときに爪切りが不衛生であれば化膿などの心配もあります。消毒まで行う必要はありませんが、使用前には毎回洗うようにしましょう。
さびやすい素材の爪切りは、洗浄後にしっかり水分を拭き取り、乾かすようにしてくださいね。
安全な姿勢で爪を切ろう
赤ちゃんが寝ている姿勢のときは、ママが頭側に座り赤ちゃんの手を持ち上げて切るとやりやすいですよ。脚の間に赤ちゃんを挟んで寝返りなどをしないようにガードしてもよいですね。
お座りなどができるようになったら、赤ちゃんの背中側から同じ向きでママが座ると自分の爪を切るときと変わらない感覚で切ることができます。向かい合ってしまうと、赤ちゃんの手を不自然に折り曲げてしまう恐れがあります。
また、ママが高い椅子に座っていたり、不安定な足元であったりすると危険なので気をつけましょう。
まとめ
初めから上手にできなくても大丈夫なのので、1回ですべてをやりきろうとせずに焦らずゆっくりチャレンジしてみてくださいね。
慣れてくれば、爪切の時間も親子のスキンシップとしてきっとよい思い出になります。そして子どもの手を握るたび、あの小さくて柔らかかった爪や指先が少しずつ大きくしっかりしていくことを感じとることができるでしょう。