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出産時期を逆算する方法はあるの?赤ちゃんを希望の月に産む方法

出産時期を逆算する方法はあるの?赤ちゃんを希望の月に産む方法

結婚したあとにかならず意識することになる、子どものこと。授かりものとはいえど、望んだ時期に妊娠・出産できれば嬉しいですよね。この記事では出産の逆算方法から、出産で利用できる制度、家族計画など妊娠・出産に関わる全般的な項目についてご説明します。

出産に適した月、出産が多い月はある?

出産、子育てしやすいのは夏生まれ

赤ちゃんは天からの授かりもの。授かっただけでありがたいものですが、希望した月に出産することができるともっとありがたいですよね。

大前提として、育児がまったく大変でない月はないものの、比較的に育児しやすいと感じたママが多いのは「夏生まれ」の赤ちゃんです。

まず、寒い時期と比べて薄着で過ごせるため、赤ちゃんが風邪をひく危険性が低いこと。沐浴をするさいにも安心ですね。また汚れ物が出た場合にも洗濯物が少なく済むうえ、赤ちゃんの着替えの手間もかかりません。

とはいえ、気温が高いことによって問題になることもあります。夏は紫外線が強いことも相まって、ムレによる「あせも」をはじめとした皮膚トラブルが起こりやすいため、注意も必要です。

税金や手当がお得になる出産月もある

赤ちゃんの生まれ月によって、かかる税金や支給される手当の額が違うのをご存知ですか?

一番差が出る児童手当は、子どもが15歳到達後、最初の3月まで月額1万円ずつ給付されるため、最大11万円の差が出ることになります。4月生まれ(4月1日生まれは一つ上の学年のため4月2日以降)の赤ちゃんがもっともお得です。

また医療費控除に関してお得なのは、秋から12月生まれの赤ちゃんです。家族全員の医療関係の支出が1月1日から12月31日の1年で、10万円を超えると受けられるため、同じ年に支出が集中した方が控除を受けやすくなります。

扶養控除の点でも早生まれの場合、1年分少なくなるので4〜12月生まれがお得になるため、総合的には早生まれを避けるとお得といえそうです。

実際には7月生まれの赤ちゃんが多い

統計的に何月生まれの赤ちゃんが多いのか、気になる女性もいるでしょう。総務省のデータによると、昔は冬生まれが圧倒的に多かったのに対して、近年では7〜8月生まれが多いです。

理由の一つに生活環境の変化があります。戦前・戦後は満足に食べることもままならず、寒さをしのぐ暖房器具もありませんでした。

そのため厳しい冬を乗り越えた春に妊娠し、冬に出産するママが多かったと考えられています。生活環境が安定し、楽に冬を越せるようになった昭和40年ごろから、夏生まれの赤ちゃんが増えたこともあわせてみると納得ですね。

女性の社会進出も一因です。仕事の環境が変わる春先より、仕事も気候も落ち着いた秋に余裕ができて妊娠し、夏に生まれる赤ちゃんが多くなりました。

計算で希望した月に赤ちゃんを出産できる?

よく聞く十月十日では逆算できない

いざ妊活をしようと思い立ったとき、多くの女性が思い浮かべるのが十月十日(とつきとおか)法ではないでしょうか。しかし残念ながら十月十日法では、正確な出産予定日を割り出すことはできません。

「妊娠0日から十月十日だから、◯月◯日に生まれるのね!」が正しかったのは昔のこと。十月十日は10カ月10日ではなく、かつて日本で用いられていた「数え」の考えを使用した、9カ月10日なのです。

両者の間には1カ月もの開きがあるため、うっかり10カ月10日だと思い込んで妊活をスタートさせてしまうと大変です。希望月にはカスリもしなかったと笑い話になればよいですが、「絶対◯月に産みたい!」「少しでも正確な逆算法が知りたい!」と燃えている女性には困りますよね。

一般的に用いられるネーゲレの概算方法

十月十日より正確に逆算できるとして知られているのが、「ネーゲレの概算方法」です。

まず最終月経のあった月の数から3を引く、または9を足します。次に最終月経の初日の日数に7を加えると、出産予定日を割り出すことができます。

たったこれだけの計算です。実際に計算してみると、以下のようになります。

最終月経が1月1日の場合の希望月は、1から3を引くと計算がめんどうになるため9を足して10。希望日は1に7を足すと8なので「10月8日」となります。

残念ながら、最終月経が月終わりの場合は地道に加算する必要があります。また、これは生理周期が28日の女性をもとにした計算方法のため、生理不順の女性はほかのアイテムと併用するほうがよいでしょう。

簡単で便利な計算ツールやカレンダー

妊活中には、何度も希望日を計算することがあると思います。できるだけ希望日に近づけたいけれど、毎回計算するのは面倒という女性もいるのではないでしょうか。

そんなときに便利なのが、出産予定日計算ツールです。ネットで検索すると複数の計算ツールが出てきますが、いずれも最終月経などいくつかの項目を入力するだけで簡単に出産予定日を計算することができます。

最近はアプリでも出産予定日の計算や妊娠カレンダー、出産カウントダウン機能がついたものがあります。「ちょっとチェックしたいな」と思い立ったときにすぐ確認できるのが嬉しいですね。

しかしネーゲレの概算方法と同じく、生理不順の女性には適していないため、参考程度にしておくのがよいでしょう。

出産予定日から実際どのくらいズレるの?

予定日よりも出産が早くなる場合

「赤ちゃんは予定日からほとんど誤差なく生まれるもの」と考えているママもいますが、これは正しくありません。正規産にもある程度の幅があり、37週0日から41週6日の間であれば正常とされています。

赤ちゃんが正規産の範囲よりも早く、22週0日から36週6日の間に生まれることを早産といいます。

第二子以降のママであれば、子宮頸管がやわらかくなりやすいため、出産が早くなる傾向があるといわれています。また初産のママであっても、双子や三つ子の多胎妊娠であれば、ママの身体への負担も大きいため出産が早まることが多くなります。

初産婦、経産婦に共通する要因としては、ママの体質や生活習慣、無理な運動、過剰なストレス、身体の冷えなどが考えられます。
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