妊娠中はネイルを我慢すべき?安全な爪のおしゃれの楽しみ方や注意点
ネイルをするときに気を付けること
妊婦健診時にはネイルオフをする
体調の変化は爪の色をはじめ、爪のつやや変形といった形で現れることがあり、医師は妊婦健診のときに爪をチェックしています。クリアタイプでもネイルをしていると爪の状態が分かりづらくなりますので、気を付けてくださいね。
もし、妊婦健診に行くときにネイルをオフし忘れたときは、診察の前に病院に伝えておきましょう。マニキュアはアルコールで落とせることもあるので道具を貸してもらえるかもしれません。
また、最近はコンビニエンスストアなどでも除光液が販売されています。シートタイプのリムーバーもあるので探してみてくださいね。
刺激が少ない除光液を選ぼう
「ツン」としたニオイが特徴のアセトンを含む除光液は、マニキュアを落とす力が強いため、短時間でマニキュアを落とすことができます。しかし、強い成分ですので肌や爪を痛めやすいだけではなく、アルコールと似た毒性があるので注意が必要です。
一方、アセトンを含んでいない「ノンアセトン除光液」はニオイがせず、爪や肌を痛めにくいという特徴があります。
マニキュアを落とす力は弱くなりますが、妊娠中は気分がわるくなりやすく、肌や爪も弱くなっていますので、ノンアセトン除光液がおすすめですよ。
換気をしっかりしてニオイ対策を!
どちらも弱い毒性があり、たくさん吸うと中枢神経などに影響が出ることが知られていますが、マニキュアや除光液程度の量であればママや赤ちゃんに影響がないといわれていますので安心してくださいね。
ただし、つわりの時期は薬品のニオイで気分がわるくなることも多く、つわりが収まった後でもニオイで気分がわるくなることがあります。また、影響がないといわれていても毒性が気になるというママもいるかもしれませんね。
ネイルをするときやネイルオフするときは窓を開けて換気する、マスクをつけるなど、ニオイ対策をするとよいでしょう。
体調を優先してネイルを楽しもう!
マニキュアで心理的ストレスが軽減される
しかし、ネイルは妊婦健診や出産のときは落とさなくてはならない、ジェルネイルは避けたほうがよいよいう制約はありますが、妊娠前と同じように楽しむことができます。
その日の気分に合わせて色を変えることも自由にできるので、気分が落ち込んだときに明るい色のネイルや華やかなネイルをして、気持ちを明るくすることもできますね。
妊娠中にネイルをすることでストレスを軽くできるというデータもありますので、体調がいいときはネイルで気分転換してもよいかもしれませんね。
自然素材の胡粉ネイルを使ってみよう
爪を守りながらおしゃれなネイルを楽しみたいというママは「胡粉(ごふん)ネイル」を試してみてはどうでしょうか。
胡粉とは、ホタテの貝殻を砕いて粉末状にしたもので、日本画の絵の具として古くから使われています。胡粉ネイルは、天然の石などを原料とした顔料と胡粉を混ぜて作ったネイルで、一般のマニキュアに含まれている有機溶剤を一切含んでいません。
嫌なニオイがしない、爪が痛みにくいだけではなく、落とすときは除菌用アルコールで簡単に落とすことができるので、妊娠中のネイルに最適ですね。
簡単に楽しめるネイルシールを使ってみよう
セルフネイルでは難しいネイルアートや、手間や時間がかかってしまうデザインのネイルも、ネイルシールを使えば簡単に楽しむことができますよ。
マニキュアなどに比べると日持ちがしない、ゴミなどがつきやすいといったデメリットもありますが、価格が手ごろでなので、気軽に貼りかえられますね。
最近は100円ショップでも「ナチュラル」「和柄」「エレガント」など、おしゃれなネイルシールが販売されているようです。一度探してみてくださいね。
まとめ
しかし、妊娠中にマニキュアを塗ると心理的なストレスが和らぐという研究結果もあり、実際に「ストレスが軽くなった」と話すママもいますので、決してデメリットばかりではありません。
また、産後しばらくはネイルをお休みしなくてはならないので、妊娠中にできるだけネイルを楽しみたいママは、期間や条件をかかりつけの医師と相談してみてくださいね。