出産することでもらえる保険金や給付金!しっかり調べて申請しよう
医療保険に入っている人がもらえる保険金
帝王切開や妊娠トラブルでの入院時
帝王切開は、普通分娩と比べると出産費用が高額となります。先ほどご紹介したように、手術費用が加算されることと、普通分娩と比べて入院日数が長くなるからです。もしも、帝王切開となった場合でも医療保険でカバーできると安心です。
妊娠時では、妊娠高血圧症や妊娠糖尿病にかかって入院したときなどに、給付金を受け取ることができます。妊娠中はどんなトラブルが起こるか予想できないので、思わぬ出費に備えるためにも、加入しておくとよいでしょう。
普通分娩でも例外あり。電話で確認を
例えば、赤ちゃんがなかなか出てこずに吸引分娩になった場合や、破水から出産が始まってしまった場合などが該当します。また会陰切開した場合にも、それが手術と認められれば支払いの対象となることもあります。
退院時に病院からもらう領収書の健康保険適用欄を確認し、入院・手術として項目があれば適用となることが多いです。ただ、保険金が支払われるかどうかは、加入している保険会社や保険の種類によって異なりますので、気になる場合は一度加入している保険会社に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
妊娠後の保険加入は対象外の場合が多い
妊娠中であれば、特定の部位として子宮が対象外になってしまったり、特定の疾病として子宮外妊娠や帝王切開が対象外となってしまうことが多いです。
それらが対象外となってしまうと、妊娠や出産に対する保険金はほとんど受け取ることができません。妊娠や出産にはトラブルがつきものです。また、予想以上に高額な費用となることもあります。お金の面を気にせずに妊婦生活を送るためにも、妊活を始める前に医療保険に加入することをおすすめします。
健康保険の被保険者のママがもらえる保険金
傷病手当金が出産時にも使える
具体的には、病気やケガの療養のために仕事を連続して4日以上休んだ場合に、4日目以降の仕事に行けなかった日に対して支給されます。ただし、その間、会社から給与が支払われていないことが条件になります。
平成28年3月までは、傷病手当金と出産育児一時金は、同じ期間にどちらかが支払われれば、もう片方は支払われないという仕組みでした。しかし、現在では、傷病手当金の方が出産手当金よりも多い場合には、その差額が支給されるように変更になりました。
産休、育休中にもらえる出産手当金
出産手当金の対象になるのは、勤務先で加入している健康保険料を自分で支払っている人。自分で健康保険料を支払っていれば、正社員だけでなく、契約社員やパート、アルバイトの人も対象となります。また、出産をきっかけに退職した場合であっても、健康保険に1年以上加入しているなど、一定の条件を満たせば受け取ることができますよ。
出産手当金を受け取ることができる期間は、出産予定日を含む産前42日間と、出産翌日から数えた産後56日間です。
雇用保険に加入の場合は育児休業給付金も
支給額は、育休開始日から180日目までの期間は、月給の67%、181日目〜育休最終日までは月給の50%です。給付金の申請は、会社を通して行いますが、実際に給付金を受け取ることができるのは、育児休業が開始してから約3カ月後くらいになってしまうことが多いでしょう。
給付金を受け取ることができるのは、育児休業が終了する、子どもの1歳の誕生日までですが、保育所に入所できずに待機児童になってしまった場合などには延長することができます。
まとめ
新しい家族が増えるのは喜ばしいことでもありますが、妊娠や出産には思わぬお金がかかってしまうこともあります。そのときに、お金の心配をしなくてもよいように、パパともしっかりと話し合っておきましょう。
出産で健康保険証は必要なの?医療保険では適用になる場合も - teniteo[テニテオ]
出産のときに保険ってどうなっているんだろう?そういったことを考えたことはありませんか?一口に保険といっても健康保険と生命保険があるので、それらがどう関連してくるか気になりますよね。妊娠や出産で健康保険や民間の保険をうまく活用するためにどういったことに注意をしておくとよいのかをご紹介いたします。