育児疲れだけじゃない!産後に悩まされる疲れの原因と対策
産後に疲れを感じるママは多いものです。里帰り出産でストレスがたまってしまうことや、パパに対して疲れることもあるでしょう。また、産後疲れに病気が隠れていることもあるのです。この記事では、産後に悩まされる疲れの原因や対策、疲れをためこまない方法を紹介します。
産後の疲れは育児疲れだけじゃない
睡眠不足からくる疲れ
ママの意志で目覚めるのではなく、ぐっすり寝ていても赤ちゃんが泣くたびに起き上がって授乳するのはストレスがたまってしまいます。良質な睡眠をとれば心身ともにリフレッシュできるものですが、数時間ごとに起きるとなればトータルで同じ時間寝たとしても疲れが残ってしまいます。
赤ちゃんが泣くたびに起きて授乳するだけでなく、おむつの交換や沐浴で赤ちゃんの全身のケアをしたりして忙しいものです。そのため、ママは睡眠不足になり疲れがたまってゆくのです。
里帰りしたのに疲れることも
ママの実家なら遠慮がいらないぶん、家事や用事をいわれることも多くなります。産後にゆっくりしたいと里帰り出産を決めたにもかかわらず、両親が働いていると家事に追われゆっくり寝る暇もなく疲れてしまうことも。
また、実家にいると親戚や近所の友達がお祝いに来てくれることもありますよね。出産祝いは産後7日~1カ月ごろまでに贈るものなので、寝ていたいと思っても来客が多くゆっくり休めないこともあるでしょう。
パパに対してイライラして疲れる
仕事で疲れているとはいえ、赤ちゃんが泣いていても大いびきで寝られては、誰でも嫌な気持ちになるものです。休日にパパがスマホばかりさわっていると、少しは赤ちゃんをあやしたりおむつを替えたり育児にかかわってほしいと思ってしまいますよね。
働いてくれることに感謝したいのに、パパの行動に対してイライラするため気持ちの葛藤で疲れを感じてしまうことがあるのです。
産後が疲れやすくなっている理由とは?
母乳育児で体力をつかっている
母乳育児でなければ、夜中にパパがミルクを飲ませることもできるはずです。しかし、母乳育児なら数時間おきにママが授乳しなければいけませんね。つねに赤ちゃんのそばにいて、ママ1人で赤ちゃんのお世話をすることは、ストレスがたまり体力だけでなく精神的にも疲れやすくなってしまうものです。
一般的に母乳育児がよいといわれますが、大切なのはママの体と安定した気持ちです。ママが疲れて体力が心配なときは、無理せず授乳の方法を見直すようにしましょう。
慣れない育児によるストレス
ママの生活リズムは赤ちゃん中心になり、睡眠だけでなく食事や入浴の時間も産前とはずれてしまうものです。また授乳中なら好きな食べ物や飲み物も、我慢しなければいけないので、ストレスもたまってしまいますね。
頭痛や吐き気など辛い症状があるときは、産後疲れと自己診断するのはやめましょう。違う病気が隠れている可能性もあります。専門機関や病院を受診するようにしましょう。
ホルモンバランスの影響
産後に、髪の毛が抜けて円形脱毛症になるママも多いものです。白髪やシミが増えることもあります。産後うつになることも珍しくありません。急にハイテンションになる場合や、なにもやる気がおきず気持ちが沈んでしまうこともあります。
産後1カ月は安静が求められていますね。この時期に無理をすると歳をとってから影響が出るともいわれています。産後はホルモンバランスが崩れているので、ゆったりとした気持ちで回復を待ちましょう。できる限り家事も控えることをおすすめします。
産後の疲れをためこまない対策方法
食事と休息をとるようにしよう
2~3時間おきの授乳は大変なものです。授乳が終わり赤ちゃんが寝はじめても、授乳の片づけをしている間に、次の授乳タイムが近づいてきますね。ぐっすり眠ることはできなくても疲れを感じたら横になることが大切です。
育児中は完ぺきを求めず、ママの食事と休息を1番に考えましょう。食事でとれない栄養はサプリメントを利用するのもおすすめです。その際は、服用量を守って飲むようにしましょう。