初産でも安産になる秘訣は?規則正しい生活や適度な運動をしよう
初めての出産は期待と不安でいっぱいですよね。安産になるようにできるだけのことをして、出産に臨みたいと思うママも多いでしょう。安産とはどのような状態のことをいうのか、安産になるためにできることをご紹介します。規則正しい生活や適度な運動をして出産を迎えましょう。
安産とはママの出産時間の早さではない
そもそも「安産」とはどんな出産のこと?
一般的には赤ちゃんが早く無事に出てきてくれて、ママも痛くない出産が安産というイメージがあるようです。安産に明確な定義はないといわれていますので、ママが安産だと感じたら安産だったということになるのでしょう。
初産では陣痛開始から分娩に12時間ほどかかるのが通常で、安産に陣痛の長さはあまり関係ないようです。時間よりも、妊娠中から安心して出産を迎えられるように体調と気持ちを整え、赤ちゃんが無事に生まれてママも満足であれば安産といえるのでしょう。出産後にスムーズに育児ができる状態であれば安産ともいえますね。
陣痛~出産までが短くても大変なことはある
例えば、赤ちゃんを迎える準備ができていない状態で出産してしまったら大変です。陣痛がきたのが自宅で病院に着く前に生まれてしまったら、赤ちゃんが落ちてどこかにぶつかってしまう危険性や、羊水の吸引や赤ちゃんの保温、へその緒の処置もできませんよね。
また、赤ちゃんの首にへその緒が巻き付いていて早く出さなくては命の危険性があるとなれば、緊迫した状態で出産することになりますね。このように、赤ちゃんが危険な状態で不安のまま出産を迎えたら、いくら時間が短くても安産とはいえませんよね。やはり短時間のお産でも大変なことはあるのです。
安産かどうかはママが決めること
ママが安産と思っていなくても、周りの人は安産だと判断することもあるかもしれません。危険で大変な思いをして産んだのに「安産でよかったね」と言われたら、楽な出産をしたと言われたような気がして悲しい思いを抱くこともあるかもしれません。
周りの人が言うことを気にしないでよいですよ。ママと赤ちゃんが頑張ったから無事に出産できたのですから、自分で自分を認めて褒めてあげましょう。
初産のママが安産のためにできることは?
早寝早起きをして体調管理をする
早起きして朝日を浴びることで安眠や精神の安定に関与するセロトニンという脳内物質の分泌を促してくれます。セロトニンは自律神経を整えてストレスに負けない体を作ってくれます。
また、夜は22時までに眠るようにすると、深くて質のよい睡眠をとることができるでしょう。質のよい睡眠がとれれば、日中の疲れも回復しますね。
妊娠中からママの生活リズムを夜更かし型ではなく早寝早起き型へ変えて体調を整えておくことは、産後体力的にハードな赤ちゃんとの生活にも役立ちます。
暴飲暴食を避けバランスのよい食事をする
栄養バランスを考えると和食がおすすめです。一汁三菜で野菜を多めに摂り、妊婦に必要なカルシウムやビタミン、ミネラル、鉄分などを意識して摂取しましょう。食事で摂りにくい鉄分は、主治医に相談してサプリメントで摂取してもよいですね。
また、自分本位の食事や塩分や糖分の摂り過ぎには気をつけましょう。体重増加や妊娠高血圧症群などのリスクを高めてしまうこともありますよ。ママ自身と赤ちゃんの体調管理ができるのは、ママだけですから気をつけたいですね。
体を冷やさないようにする
血液の流れが少なくなると赤ちゃんへの血流量も少なくなりますし、前期破水が起こる可能性が高くなるといわれています。それだけではなく、体が冷えるとお腹が張りやすくなり、便秘や頭痛、肩こり、足のむくみなどが起きやすくなるのです。
そうした危険性を避けるためにも体を冷やさないようにするのは大切なことなのです。無事に生まれる時期まで赤ちゃんに心地よい状態で過ごしてもらうためにも、ママの体をよい状態にしておくことが必要なのですね。
初産ママにもおすすめな安産体操をしよう
安産体操はお産をスムーズにする
「安産体操はこれ」といった決まった動きがあるわけではないですが、妊娠したときに現れやすい肩こりや腰痛を予防したり、骨盤周辺の筋肉を維持したりすることを目的とした運動を安産体操というようです。こうした動きを妊娠中にすることでお産をスムーズにするわけですね。
安産体操で体を動かしておくことで体力もつきますから、お産が長くなっても耐えられるでしょう。安産体操をして体を適度に動かすことで体重の増加を抑えられますし、便秘の解消、ストレス解消にも役立ってくれそうです。