就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン

就学前の子どもがいるママの為のWEBマガジン[teniteo]

妊娠35週はまもなく臨月!ママと赤ちゃんの様子や気をつけること

妊娠35週はまもなく臨月!ママと赤ちゃんの様子や気をつけること

妊娠35週目の過ごし方や生活のポイント

適度な運動でお産に向けた体力作りを

個人差はありますが、一般的に出産は長期戦です。初産婦の場合、平均の陣痛時間は10~12時間といわれています。医師から行動を制限されていなければ、適度な運動を取り入れて、お産に向けた体力作りをしておきましょう。

産院でマタニティヨガやマタニティビクスといった、妊婦さん向けの運動を開催しているところもありますね。教室に通わなくても、近所のスーパーまで徒歩で行くなどの散歩やストレッチも、気軽にできる運動ですよ。

妊娠後期の適度な運動は、便秘解消や体重の過度な増加を防ぐ効果も期待できます。お腹をねじったり、腹圧が掛かり過ぎたりする動きは避け、お腹が張ったら無理をせず、休憩しながらゆっくりと運動することが大切ですよ。

バランスのよい食事で体重をコントロール

妊娠後期は、急な体重増加にも気をつけて過ごす必要があります。非妊娠時の体重をもとに算出される適正体重を大幅に超えることのないように、しっかりと体重のコントロールをしましょう。

急激に太ってしまうと、妊娠高血圧症候群や難産などのリスクが高くなります。赤ちゃんの健康と安産のためにも、バランスのよい食事を心掛けたいですね。赤ちゃんが下がることで、胃がすっきりして食欲が増してしまう場合は、少量ずつを何回かに分けて食べるように工夫するとよいですよ。

妊娠中は、無性に唐揚げやポテトチップスなどを食べたくなるママも多いですが、塩分や脂肪分、糖分などはできるだけ控え、緑黄色野菜、海藻類、鉄分を多く含む食品を多く摂るように心掛けましょう。

里帰りするママは早めの帰省を

里帰り出産を予定しているママは、35週くらいまでに帰省しておくと安心です。37週の正期産になると、赤ちゃんはいつ生まれてもおかしくない状態になります。帰省の道中で産気づくなど様々なリスクが考えられるので、できるだけ早めに移動しておきましょう。

飛行機での移動の場合、出産予定日を含め28日以内の搭乗には医師の診断書の提出が必要となります。また、出産予定日を含めて7日以内になると、診断書に加えて医師の同伴も必要になります。

里帰り帰省の際は、しっかりと下準備をすることが大切です。手荷物を極力少なくするため、着替えなどは前もって実家に配送しておくとよいですよ。家に残るパパへの伝達事項をまとめておくことも、忘れないようにしましょう。

注意したいトラブルやリスクを知っておこう

貧血が起こりやすい時期

この時期のママの体は、出産に備えて様々な変化が起きます。その中の一つである、「体内の血液量が非妊娠時の約4割増加する」ということをご存知ですか?赤ちゃんの発育や、出産時の出血に備えるために一時的に血液量が増えますが、血中の赤血球の量はあまり増えません。

つまり、「薄まった血液」の状態になっているため、血液量が多くても「貧血」になりやすいのです。めまいや疲労感などを強く感じる場合、医師に鉄剤を処方してもらうことになるでしょう。

しかし、鉄剤が体質に合わなくて吐き気を感じるママも少なくありません。普段から鉄分を多く含む食材を摂るようにすることが大切です。ビタミンCを多く含む食材と一緒に食べることで、より鉄が吸収されやすくなりますよ。

早産とそのリスクについて

妊娠37週より前の出産は「早産」となります。正期産に近い時期で、呼吸機能がほぼ完成しているため、35週で生まれた赤ちゃんの約95%は助かるといわれています。

しかしながら、早産で生まれた赤ちゃんは、体重が2,500gに満たない「低体重児」である可能性が高くなります。低体重児は体温調節機能が未熟であることが多く、状態が安定するまで保育器の中で過ごすことになるでしょう。

また、早産になると胎盤剥離で大量出血するなど、ママの体に大きな負担が掛かるリスクも考えられます。正期産までは1日でも長くママのお腹にいることが重要です。35週ごろに強いお腹の痛みを感じたり、大量に出血するなどの異常があったりしたら、できるだけ早く医療機関に連絡しましょう。

妊娠高血圧症候群に注意しよう

妊娠後期にとくに気をつけたいのは「妊娠高血圧症候群」です。妊娠高血圧症候群は、妊娠中に体内の血液量が増え、血圧が上がることが主な原因といわれています。頭痛や吐き気、強い倦怠感などの症状をともないますが、どれも通常の妊娠中の症状と似ているため、自分では気づきにくいかもしれません。

妊娠高血圧症候群になると、お腹の赤ちゃんへ酸素や栄養が届きにくくなり、発育不全を引き起こす可能性があります。低体重や低酸素症などによって赤ちゃんに障害が残ったり、最悪の場合死産になったりするケースもあります。

非妊娠時から肥満気味、高血圧、糖尿病、腎臓疾患などのママはとくに注意が必要です。塩分控えめのバランスのよい食事を心掛け、適度な運動を心掛けましょう。
54 件

関連記事


  • テニ-とテーオ