5歳児の平均身長はどれくらい?動いて遊んで成長を見守ろう
のびのびと体を動かして成長を促そう
昔から人気のいろいろなおにごっこ
運動といっても、スポーツクラブや習い事をする必要はなく、走る、ジャンプするなど、日常の遊びの中で体を動かすだけで、子どもの成長に役立ちますよ。
中でも、昔から人気の鬼ごっこは特別な道具を必要としないため、いつでも遊ぶことができます。鬼がいった色に触っている間はタッチされない「色鬼」や、高いところにいる間はタッチされない「高鬼」など、バリエーションが豊富なことも魅力ですね。
5歳になるとルールを理解する能力もありますので、シンプルに追いかけるだけの鬼ごっこよりも少しルールがある鬼ごっこの方が喜ぶかもしれません。
ルールを守って遊ぼう!ボール遊び
ボールを転がして的に当てる「ボウリング」や、ゴールエリアにボールを蹴り入れる「サッカー」、相手に向かってボールを投げたりキャッチしたりする「キャッチボール」を遊びに取り入れてみてはどうでしょうか。
運動能力だけではなく、コミュニケーション能力を育てることにもつながりますよ。
ただし、ボールがほかの人や物にぶつかると、ケガをさせたり、壊したりする可能性があります。ボールをコントロールする力もまだ弱いので、ほかの子から離れた広い場所で遊ぶなど、ルールを守って遊べるとよいですね。
かくれんぼで狭いところに隠れよう
見つかるかもしれないというスリルも味わうことができるので、子どもたちの間でも人気の高い遊びですね。
ただし、かくれんぼをするときは「公園の中だけ」など、遊ぶ範囲をしっかり決めておきましょう。また、公園の中でも危険な場所がある場合は入らないよう伝えておくとよいですね。
5歳くらいになると子どもだけで遊ぶことがあるかもしれません。1人だけで違う場所に行かない、決まった場所と時間だけ遊ぶなど、安全に遊ぶためのルールを事前に決めておきましょう。
心身の成長には睡眠がとても大事
年代別子どもの平均睡眠時間
4歳から6歳までの子どもの平均的な睡眠時間は10時間から13時間といわれています。朝7時に起きる子どもは、夜の18時から21時の間に寝ているという計算になりますね。
睡眠時間は成長とともに短くなっていき、7歳から12歳では10時間から11時間、13歳以上になると8時間から9時間程度といわれています。
ただし、部活や習い事が増える小学校高学年からは個人差が大きく、睡眠不足の子どもの数も多くなる傾向があるようです。
昼は明るく夜は暗い環境で
体内時計と現実の時間が大きくずれていると、日中に眠くなってしまう、夜眠れなくなるほか、眠りが浅くなって成長ホルモンの分泌が減ってしまいます。
また、身長は性ホルモンが活発に分泌される第二次性徴期になると伸びにくくなってしまうのですが、メラトニンは性ホルモンの過剰分泌を抑制し、成長期を持続させる効果があるといわれています。
メラトニンが正常に働くと成長ホルモンの分泌に最適な睡眠をとれるだけではなく、身長が伸びる期間を長くできますので、昼は明るく夜は暗い環境で過ごすことを意識するとよいでしょう。
マットレスや枕の工夫も必要
寝たときの姿勢は、背骨や腰が「まっすぐ立っているとき」と同じ状態になることが理想といわれていますので、柔らかすぎず硬すぎない、腰や背骨に負担をかけないマットレスを選んでくださいね。
また、枕は頭だけを支えるのではなく、肩から首のアーチをしっかりと支えられる形がよいといわれています。
寝具の形、大きさ、硬さは、体格や寝るときの姿勢によって相性がありますので、専門店などで選んでもらうとよいかもしれませんね。
まとめ
パパやママの身長が低くても、子どもの身長が大きくなる可能性はありますので、安心してくださいね。
また、身長の伸び方が極端に遅い、平均身長よりも極端に小さいなど不安があるとき、低身長を指摘されたときは、かかりつけの小児科で相談してくださいね。