1歳児とフォークの練習をしよう!選び方や嫌がるときの対処法
1歳児がフォークを使って食べる練習を始めるとしたら、何から取り掛かったらよいのでしょうか。フォークで食べ物を上手に刺して、口に持って行けるようになるためには、適したフォークを選択するところから始めましょう。1歳児に合ったフォークの選び方と嫌がるときの対処法をご紹介します。
1歳児にはどんなフォークを選べばよいの?
子どもが持ちやすいフォークを選ぶ
1歳児は細かな手の動きをするのはまだ難しいですが、手全体で握ることはできます。ですから子どもの手の大きさに合った持ちやすいものを選ぶことが大切です。大きすぎては動かしにくく、小さくては握りにくいでしょう。
持ち手には滑り止めがついているものや、丸くて太めのもの、カーブがついているものが握りやすいでしょう。持ち手にへこみがあっても手に合いますね。
持ち手が手にピッタリと合うことでコントロールしやすくなります。コントロールしやすければ喜んで使ってくれるかもしれませんよ。
刺した食べ物が落ちにくいかも大事
先の刺す部分はギザギザになっていると使いやすいでしょう。そうした形になっていることで、刺したものが引っ掛かりやすくなりますし、落ちにくくなります。どんな方向にしても落ちにくければ、口まで落ちずに運べるので安心して食べられますね。
先がとがっているものも食べ物を刺しやすいかもしれませんが、口や唇を傷つける危険性がありますからやめておいた方が安心ですね。1歳児に用意する食事でそれほど固いものはありませんから、先は丸くなっているもので十分でしょう。
素材は子どもが口に入れても安全なものを
シリコンやプラスチックは口当たりが優しく、軽くて扱いやすいですね。熱湯消毒や電子レンジ消毒もできますから、清潔に保ちやすく安全です。
木製のものは温かみがあって口当たりがよく、安全基準を満たした木材を使用しているものがほとんどですから安心して使えますね。ただし、清潔に保つために使い終わったらすぐに洗いましょう。
耐久性に優れているステンレス製のものもあります。先だけにステンレスを使っているものも多くあり、馴染みがあるかもしれません。扱いやすいのですが、歯や唇に当たる感触を嫌がる子もいますので注意が必要ですね。
1歳児とフォークの練習を始めよう
フォークの練習を始める時期の目安は?
生後9~11カ月ごろから離乳食を手づかみで食べる子が多くなります。それまでは食べさせてもらっていたでしょうから、初めて自分で食べる時期といえます。
手づかみ食べは食べ物の温度や感触などを感じられ、手先を器用に使う練習にもなるのです。手づかみ食べが上手になったら、フォークの練習を始めどきと言えるでしょう。
手先がある程度器用に使えるようになる前にフォークを使い始めてもうまく使えないことが多いので、スタートが早すぎるとストレスが溜まってしまうかもしれませんよ。子どもの様子を見ながら判断しましょう。
練習前にママは汚れ対策をして環境を整える
1歳児がフォークを持ったら振り回したり、お皿や机を叩いたりするかもしれません。フォークは食事に使う道具という認識がありませんから遊んでしまうのですね。食事に集中できる環境作りが大切です。
食事前には汚れ対策をしましょう。袖までついている食事用エプロンを着せ、床には新聞紙やシートを敷いて汚してもよい環境を整えましょう。
汚れ対策をすることで子どもが汚しても処理が楽ですし、何よりママ自身が子どもに余裕を持って対応できますよ。子どもも楽しんで食事をすることができるでしょう。
初めはママが補助しながら練習を
次に、フォークに食べ物を刺して子どもに渡します。食べ物を刺したフォークを持つ練習をするのです。
そのときにママの手も一緒に添えて、子どもの口まで運ぶことを繰り返しましょう。口に運ぶことに慣れてきたら手を添えるのをやめて、食べ物を刺したフォークを子どもに渡して食べてもらうのです。
それもうまくなってきたら子どもにフォークを持たせて、ママの手を添えて一緒に食べ物を刺します。うまくできたら褒めてくださいね。子どもは褒められると、喜んで頑張ってくれますよ。
1歳児がフォークを使うのを嫌がるときは?
嫌がるときは無理をしない
1歳児が嫌がったら、無理をするのはやめておきましょう。本人が嫌がるのに無理にさせようとしても、本人の意欲はないのですからフォークを使うことを嫌いにさせるだけかもしれません。
もし、本人が嫌がったとしても食事の場所には出しておき、いつでも使えるようにしておくとよいですね。家族が使っているのを見て、自分も使いたくなることもあるかもしれませんし、チャンスを逃さないように準備だけはしておきましょう。