子育て中の賃貸物件探し。快適に住むための家探しのポイントをご紹介
引っ越しをするにあたり、賃貸物件を探しているというママもいることでしょう。子どもと引っ越すので、わが家にぴったりの物件を探したいけれど、なにを基準にして探したらよいのか迷ってしまうこともあると思います。そこで今回は、子連れ家族におすすめの賃貸物件を選ぶポイントや条件についてお話しします。
目次
子持ちの方におすすめの賃貸は?
子どもが生活しやすい物件を選ぶ
子どもがのびのびと気持ちよく、ストレスを抱えずに過ごすことができる物件であれば、ママがストレスを感じる機会も少なくなり、家族全員が穏やかな気持ちで暮らすことができます。
最近ではインターネットでも物件を見ることができ、室内の詳細なども写真で確認できることが多いようですが、気になる物件があったら実際に家族で足を運んでチェックしてみましょう。子どもの足音がどれぐらい響くか、周囲の治安はどうかなど、実際にみた方がわかりやすいこともあります。
子どものいる方対象の制度がある物件を選ぶ
法律に基づき、ある一定の条件を満たす所得者向けに作られた賃貸住宅特定優良賃貸住宅では、国や自治体から家賃補助がでます。広さは主に2~3LDKとなっており、子どものいる家族向け物件が充実しているので、探してみましょう。
一般的には「特優賃制度」と呼ばれていることが多く、たとえば東京都においては「都市型民間賃貸住宅」と呼ばれるなど、地域によっても呼び方が違うので注意しましょう。この制度を利用すれば、礼金や更新料、仲介手数料といった費用も無料になるので大変お得です。
物件の周辺環境を事前に調べて選ぶ
物件が車の多い大通りに面していないか、近くの道に街灯はあるのか、子どもが遊べる公園はあるのかなどチェックするようにしましょう。街灯がない場合、薄暗くなると不審者が現れやすい可能性もあります。
緑が多く茂みが多いといった、死角の多い公園の場合も、不審者の出没率が高くなるので子どもを遊ばせるときに注意が必要になります。ほかにも子どもの予防注射や急病になったときに行ける小児科医院が近くにあると便利ですね。
希望する地区に住んでいる人の口コミをネットで探しても参考になりますよ。
子育て中の方への賃貸の選ぶポイントは?
出産して間もない乳児期の世帯
たとえエレベーターのある物件であっても、点検でエレベーターが使えないときに赤ちゃんを抱っこして階段を上るのは大変です。ベビーカーを抱えて上るのも難しいですよね。
ママへの体の負担も考慮して、できれば1階の角部屋がおすすめです。角部屋なら隣人と接している壁も少ないので、赤ちゃんの泣き声で隣人に迷惑をかける可能性も少なくなります。
1階なら、赤ちゃんがハイハイしたり、物をがちゃんと床に落としても階下の人への騒音を気にする必要もありません。
6歳から12歳の児童期世帯
子どもが2人以上いる場合、子ども1人1人に個室を与えるか、子ども2人を同室にするかによっても部屋数が変わってきます。特に子ども部屋を作る必要がないと思う場合でも、居間の一角を家具などで仕切り、ちょっとした勉強スペースを作るのもよいでしょう。
小学校高学年になると、友達と図書館や公園に行くこともあるでしょう。徒歩圏にそういった施設があるかどうかもチェックしましょう。
小学校卒業以降の受験期世帯
実際に夜歩いて確認するようにしたいですね。受験勉強に集中するためにも子ども部屋もしくは静かな勉強スペースを確保できる間取りにしましょう。
子ども部屋を用意する場合は、子どもが帰宅してからリビングを通ってアクセスできる間取りなら、帰宅した子どもの顔を見ないうちに部屋に閉じこもってしまうということも避けられます。
また、受験期になると参考書や子どもの私物なども増えてきますし、収納スペースが充実しているかどうかも大切なポイントです。
子育て世帯対象の助成金はある?
UR賃貸住宅の「子育て割」
さらに普通の賃貸住宅よりも広めの間取りが多く、ファミリー向けとなっています。このUR賃貸住宅に住むさい、収入面などで一定条件を満たしている子育て家庭なら「子育て割」を利用することができますよ。
18歳以下の子どもがいる家庭で、月々の所得が一定条件を満たしていれば、家賃を20%サポートしてもらうことができます。家族の人数によっても所得条件が変わってくるので、最寄りのUR店舗へ行き、相談してみましょう。
最大6年間サポートしてもらうことができるので、浮いたお金を子どもの教育費にあてることもできますね。こういった、子育て家庭向きの賃貸サポートを上手に利用して、金銭面で頭を悩ませることなく、できるだけのびのびとした育児ができるとよいですね。