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知っておきたい北海道での子育て。生活事情と育児支援制度

知っておきたい北海道での子育て。生活事情と育児支援制度

自然が多く、のびのびと子育てができる北海道。「引っ越すことになったけど、暮らしやすいのかな?」「冬の生活はどんな感じなんだろう?」と不安になるかもしれませんが、冬でも暮らしやすい街づくりがされていて、子育て支援も充実しているのです。北海道の生活事情と、活用したい支援制度を合わせて紹介します。

北海道での生活事情を知っておこう

北海道の物価や家賃について

北海道の物価は物流コストがかさむこともあり、特別安いというわけではありません。ネットショッピングなども、配送料がほかの県に比べて高くなることが多いです。

その一方で、食料自給率が圧倒的に高い北海道では食費が安くすむようです。特に海産物は、品揃えも豊富で新鮮なものが手に入りやすいです。

北海道と首都圏の一番大きな違いは、家賃ではないでしょうか。家族で住むのに人気の2LDKの相場を比べてみましょう。

・北海道…5〜8万円
・東京…7〜20万円
・千葉…6〜10万円
・埼玉…6〜9万円

もちろん住むエリアによって変わってはきますが、交通の便がよい物件でも8万円以下で住めることが多いので嬉しいですね。

寒冷地特有の住宅事情

北海道の冬は長く、1年のうちおよそ4カ月間は雪が降り続けます。そして気温が氷点下になることも当たり前なので、「寒さ対策はどうしたらよいだろう」と不安になってしまいますよね。

実は北海道の住宅は、窓が二重になっていたり、熱を逃がさないように気密性が高くなっていたりと、雪が降らない地域とは構造が違います。「部屋の中ではTシャツでも平気」という声も多いです。

そんな北海道の住宅ですが、冬は水道の凍結に注意が必要です。暖房を消して家を長時間空けるときは、「水落とし」という作業が欠かせません。これは水道管の水が凍って爆発してしまうのを防ぐ効果があります。

北海道で家を探すときには部屋の密閉性を重視しておくと、寒い冬でも快適にすごせますよ。

雪国ならではの車事情

一度の移動距離が長く、地下鉄やJRなどが通っていない地域も多い北海道。車は生活に欠かせません。1人につき1台所有しているという家庭も多いです。

北海道で車を買うと、同じ車種でも少しだけ値段が高いのは知っていますか?これは「寒冷地仕様」というものが施されているためです。

寒冷地仕様は、

・通常より大きいバッテリーを搭載
・雪に耐えられるようワイパーなどの部品を強化
・車内ヒーターを高出力にすることで暖房機能の強化
・オイルの凍結防止加工
・リアフォグランプの装着

など、冬でも安心な工夫がたくさんされています。

北海道は必ず雪が降るので冬タイヤが必須。あわせて冬用のワイパーも揃えておくようにしましょう。

知っておきたい北海道の子育て支援制度

北海道赤ちゃんのほっとステーション

「北海道赤ちゃんのほっとステーション」というものを知っていますか?これは、パパやママが安心してお出かけができるように設置された、おむつ替えや授乳ができる場所のことです。

子育て中の親子が安心して外出できる環境づくりを進めることなどを目的として、道内の市町村やいろいろな事業者が協力しあって設置を進めています。ほっとステーションは、施設の入り口にステッカーが貼ってあり、目印になっています。道のホームページでは、施設の一覧を見ることもできます。

赤ちゃんとのお出かけに、授乳やおむつ替えは欠かせないものです。あらかじめほっとステーションが設置されている場所を確認しておくと、安心して赤ちゃんとお出かけすることができますね。

どさんこ・子育て特典制度

「どさんこ・子育て特典制度」は、妊娠中または小学生以下の子どもがいる世帯が対象の制度です。市町村から配布される特典カードを子ども同伴で買い物や施設の利用をするときに提示すると、さまざまなサービスが受けられるようになっています。

この制度は、市町村と地域の商店の人々が一丸となって、社会全体で子育て支援をする家庭を応援しようというものです。

協賛店によってさまざまですが、飲食店では子ども用のジュースのプレゼントがあったり、会計の割引サービスが受けられたりと嬉しい特典がたくさんあります。

カードの受け取り方法などは市町村によって違うので、わからないことがある場合は住んでいる市町村の窓口に問い合わせてくださいね。

北海道すきやき隊(子育て応援団)

北海道は、少子化対策には安心して子どもを生み育てる環境の整備を図ることが必要だとしています。社会全体で子育てを支援するための基盤づくりの一環として設置されたのが「すきやき隊」と「北海道すきやき隊(子育て応援団)」です。

すきやき隊は「せわずき・せわやき隊」の略です。それぞれの地域の子育て経験者などが、子どもへの声かけや見守り、そして子どもの預かりなどをボランティアで行っています。

「北海道すきやき隊(子育て応援団)」は、子育て支援の輪を広げるために、企業や団体規模で結成されました。

核家族化が進む近年ですが、地域の人々が見守ってくれる制度があると安心ですよね。北海道では、たくさんの人と触れ合いながら成長していける社会づくりが進んでいます。

仕事と家庭を両立するための支援機関

子育て支援拠点や保育所

「身近に育児の相談ができる人がいない」「社会復帰したいけどどこに預けよう?」などの悩みを抱えるママたちをサポートしてくれるのが、子育て支援拠点や保育所です。

道内には「子育てサロン」や「子育てサークル」と呼ばれる地域子育て支援拠点がたくさん設置されており、乳幼児を育てているママが気軽に集まって相談や交流ができる場になっています。

保育所は働くママにとって欠かせない施設です。延長保育や夜間保育、休日保育などを行なっているところもあり、ママの働きかたに合った施設を選ぶことができます。

全国的に待機児童が問題になっていますが、北海道では保育所の整備を進めて定員を増やすことで大幅に改善され、2018年に初めて0人になりました。
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