妊娠したら仕事は続ける?やめる?両立できるか不安なあなたへ
妊娠すると「このまま仕事を続けても、子育てとうまく両立できるのか」「職場に迷惑をかけることも増えるし、やめたほうがいいかな」など、不安な気持ちになりますよね。ここでは、今の職場が妊娠中や産後も働きやすい所なのかをチェックするポイントや、仕事を続けるメリット、デメリットなどをご紹介します。
その仕事は大丈夫?職場チェックポイント
妊娠に影響のない仕事かを考える
しかし、妊娠しても仕事を続けられるかは、仕事内容によっても変わってきます。特に、妊娠初期は体調が安定せず、無理をすると流産してしまう危険性があります。
仕事の内容が、肉体労働や力仕事、夜勤のある仕事、長時間勤務など、妊娠中の体に負担が大きい仕事や、重い物を運ぶ、転倒する危険性がある仕事の場合は、妊娠中に続けることは厳しいかもしれませんね。
仕事の調整や産休育休を確認する
法律で定められている産休は、出産予定日の6週間前(産前休業)~出産翌日から8週間(産後休業)取得できると決められています。(多胎妊娠の場合は、産前休業が14週間前から取得できます。)
育休は、産休が終わる産後57日~赤ちゃんが1歳になるまでの期間、取得することができます。また、保育所に申し込みしたけど、待機児童になってしまったなどで仕事復帰ができない場合は、子どもが1歳6カ月になるまで延長することもできます。
職場や同僚の協力が可能かを考える
友人の働いている職場は、主婦の方が多いからか妊娠中の体調不良に関してとても理解のある職場だそうです。「つわりでしんどいときは休憩室で横になっていいよ」と上司も気遣ってくれるので、仕事を続けられそうだと話してくれました。
妊娠中は急に体調不良になることも多いため、職場や同僚の協力が必要になってきます。協力が得られず無理をしてしまうとお腹の赤ちゃんに悪影響なので、周りのサポートを得られるかを考えておいたほうがよいでしょう。
仕事を続ける場合に知っておきたいこと
仕事を続ける場合のメリットは?
まず、妊娠してから仕事を続ける場合の最大のメリットは、育休を取得できることです。妊娠中は体調不良などで仕事をするのが辛い時期もあるかもしれませんが、育休が取得できると産休が終わってから子どもが1歳になるまでの期間は、育児に専念することができますよ。
また、育休を取得すると育児休業給付金がもらえます。この制度は、産後も仕事をするママのために「赤ちゃんを出産してから、働けない間の生活をサポートする給付金」です。
仕事を続ける場合のデメリットは?
まず、出産してからも仕事を続ける場合の一番大きなデメリットは、子どもと過ごす時間が短くなってしまうことではないでしょうか。育休中は1日中子どもと過ごし育児に専念できていても、仕事復帰するとそうはいきません。子どもと一緒に過ごせない罪悪感を感じるママも多いかもしれませんね。
ほかにも、子どもがいると妊娠前のような勤務が難しくなり、キャリアダウンすることもあります。
家庭と仕事を両立するためのポイント
仕事、育児、家事をママだけですべてこなしていくことは難しいですよね。パパとしっかり話し合い、お互いに助け合って生活しましょう。家事は便利グッズなどを活用して上手に手抜きすると、負担が軽くなるでしょう。
また、子どもの将来のことを考えて働き方を見直す必要があります。保育園のときはフルタイムで勤務できていても、子どもが小学生になると帰宅が早くなるので、時短勤務に変更する必要があるかもしれません。そのような勤務形態の変更を受け入れてくれる会社なのかも確認しておきましょう。
仕事をやめる場合に知っておきたいこと
仕事をやめる場合のメリットは?
妊娠中に仕事をやめると出産までの間、自分の時間をたっぷり持つことができますよね。仕事をしているとなかなかできなかったことを、育児で忙しくなる出産前にできるのが魅力でしょう。
また、育児や家事に専念できるので、体力面だけではなく心にもゆとりがとれるかもしれません。仕事でバタバタしていき届いていなかったことも、専業主婦になると時間がたくさん使えますよね。