上の子の子育ての悩みはつきもの。「可愛くない」と思う原因と対策
あんなに可愛かった上の子への気持ちが下の子が生まれてから変わってしまうことがあります。同じように大切な子どものはずなのに可愛く思えず、悩んでしまうママもいるようです。ママも上の子も辛い思いをしてしまわないよう原因と対策を紹介しますので、参考にしてくださいね。
イライラして可愛くないと感じてしまう原因
下の子の世話で忙しいときに甘えてくる
授乳しようとすると「ママお腹がすいた」、おむつを替えようとすると「おしっこに行きたい」など、自分もいるよとアピールをする子は少なくありません。
ママは上の子も甘えたいのだと分かっていますよね。ただ、下の子のお世話ができないと、上の子の「甘え」が「邪魔をしている」ように感じてしまい、イライラの原因になってしまいます。
イライラしてきてしまったら、いったん上の子から離れ、ママの関心が自分も欲しくて甘えてきているのだと思い出してあげてくださいね。
赤ちゃん返りがでてくる
下の子が生まれることが原因になることが多く、ママの愛情を感じたい、自分のことも気にして欲しいという気持ちから起こります。
自分も、何もできなくてもママが愛情を注いでくれ、一緒にいられる赤ちゃんに戻りたいと思ってしまうのです。わがままばかりいう、自分でごはんを食べないなど、いつもママのお手伝いを欲しがります。
上の子も手がかかるようになってしまい、ママは大変ですが、赤ちゃん返りは自分の欲求を伝える方法の一つで、成長しているという証でもあり、赤ちゃん返りをする子は決して少なくありません。
これくらいできるでしょ!と思ってしまう
着替え一つにしても、今までは当たり前のように手伝っていたのに、無意識のうちに小さな下の子と比べ、お兄ちゃん、お姉ちゃんなのだからできるだろうとついつい期待をしてしまいす。
そのため、忙しいときに「ママこれやって」とあれこれ頼んできたり、ママが頼んだことができなかったりすると期待外れなような気がしてイライラする原因になってしまいます。
「これくらいできるでしょ!」と思ってしまうのは仕方がないことですが、それを態度や言葉で表してしまうと、上の子は困惑したり傷ついたりしてしまう可能性がありますので、気をつけてくださいね。
上の子の気持ちは?落ち着いて考えてみよう
なにもかも自分でやるのは無理!
上の子もママの大変な姿を見て自分でやろうとしてくれるかもしれません。ですが、誰かのお手伝いを必要とすることもまだまだたくさんあるのです。
子どもが自分で洋服を着たらボタンはとめてあげる、コップを用意したら飲みものは注いであげるなど、うまく誘導しながら自分でできることはやらせ、無理なことはこころよく助けてあげられるとよいですね。
もし、自分でやろうとして失敗してママの仕事を増やしてしまっても、頑張ろうとした気持ちは分かってあげてくださいね。
下の子ばかり注目されて悔しい
下の子は家族のニューフェイスで小さい分、みんなから「かわいい」「かわいい」と注目されることが多くなります。そして、いつもママに抱っこされ一緒にいる姿を見て、寂しくなったり、今までの自分の場所を取られてしまったようで悔しくなったりする子もいるでしょう。
そんな悔しさから下の子に意地悪をしてしまう子もいます。ママが赤ちゃんのお世話をしているときはパパが意識して上の子を可愛がる、おじいちゃん、おばあちゃんと会うときには、あらかじめ上の子との時間も大切にしてもらえるようお願いしてみてはどうでしょうか。
ママに自分を見てほしい。構って欲しい
下の子のお世話に追われるママを見て、さまざまな手段でママの気を引いたり、気持ちを確かめようとしたりするでしょう。
大人はどうしても子どもがよいことより、困ったことをすると大きく反応してしまいがちです。もし上の子の行動がママを困らせるようなことばかりになってきたら、それはどんな形でもよいからママが自分のほうを見て欲しいと切実に思っている証拠です。
ママは忙しいでしょうが、少しでも上の子との時間を作ってあげると、嬉しくなり困った行動が軽減される可能性がありますよ。
思い出して!可愛くないと感じないために
ママの心と身体の余裕を作ろう
妊娠、出産、出産後とホルモンのバランスも変わっていく中で、身体だけでなく精神的にも不安定な状態になってしまうことがあります。
精神的にも身体的にも疲れが溜まると、心も身体も余裕がなくなり、上の子にイライラしやすくなってしまうかもしれません。
甘えたくて近寄ってきた上の子に冷たい態度をとってしまうことは避けたいものです。周りの人たちに協力してもらい、睡眠を多めにとったりして身体をゆっくり休め、心と身体の余裕を作れるように、環境を整えるとよいですね。