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でんぐり返しの意味や効果とは?正しい教え方やできないときの練習法

でんぐり返しの意味や効果とは?正しい教え方やできないときの練習法

家庭で子どもに教えることができる運動の一つに「でんぐり返し」があります。まっすぐ転がることが難しいでんぐり返しを、どのように教えると上手になるのでしょうか。今回は、でんぐり返しの基礎知識と、けがをせずにでんぐり返しが上手になる安全な練習方法を紹介します。

でんぐり返しについての基礎知識

そもそも、でんぐり返しって何?

でんぐり返しとは、しゃがんで両手を前の床について体を丸め、前に1回転して起き上がる動きをいいます。前に回るのを「前転」後ろに回るのを「後転」といいます。どちらも「でんぐり返し」ですが、一般的に「でんぐり返し」というと「前転」を表します。

「でんぐり返し」の言葉の由来はいろいろあります。

転んでひっくり返るという意味の「転繰る(てんくる)」からきているという説や、桶屋が樽を転がすことを「でんぐり」といっていたという説があります。

また、江戸時代に伝わってきた紙細工の「でんぐり」からきているという説もあります。ちなみに「でんぐり」は名前を聞いても分からないかもしれませんが、紙細工自体は有名で、作品を見れば「これ知ってる」という方も多いと思いますよ。

でんぐり返しができるようになる時期

でんぐり返しができるようになる時期は3~4歳です。でんぐり返しのようなことは1~2歳くらいから始めていますが、回れそうで回れなかったり、違う方向に転がったりしながら徐々に上達していきます。

もっと早く練習を始めてよいのかというと、そうともいえません。体を支えたり回ったりする筋力が未発達だったり、危険を察知できなかったり、親の注意を守れなかったりと、スタートが早ければリスクが高くなるものです。

できる時期には個人差があるので、遅れているからと心配することはありません。でんぐり返しに興味を持たせたり、回転することを楽しめるようにサポートしたりしましょう。子どもにでんぐり返しは「楽しい遊び」と印象づけると徐々にできるようになりますよ。

でんぐり返しの発達における効果

でんぐり返しは、「手を床につける」という動きが身につくことで、転びそうになるととっさに手を出すことができ、頭や顔に怪我をするというリスクを下げる効果があります。

また、頭でイメージしたでんぐり返りの動きができるように、何度も練習しながら完成させることで、体をコントロールする力をつけることができます。

回転運動により三半規管を刺激し、バランス能力を向上させることもできます。でんぐり返しを練習することによって、三半規管が鍛えられ、乗り物酔いの症状が軽減することもあるそうですよ。

しかし、三半規管を刺激するからといって、練習をさせすぎるのはおすすめできません。でんぐり返しをしすぎて、車酔いのように気分がわるくなってしまうこともあるそうですよ。

正しいでんぐり返しの教え方と注意点

まずは安全な環境を整える

まずは部屋の片づけをしましょう。おもちゃが散らかっていては危ないですし、スペース確保のためにも、この機会に整理整頓すると部屋もスッキリして一石二鳥ですね。

次に危ない角のある家具がないかチェックをしましょう。危険防止のクッションテープを貼るなどの安全対策が必要です。

階段の近くででんぐり返しをすると危険です。柵をつけるのが一番ですが、柵がない家では、でんぐり返しに限らず、そこでは遊ばせないことを徹底すると、危険度が減りますよ。

最後にでんぐり返しのスペース作りです。おすすめなのは敷布団を敷くことです。座布団だとすぐにずれてしまいますし、分厚いマットレスは端から落ちてけがをする可能性があるのでおすすめできません。

でんぐり返しの順番とポイント

【準備しよう】
地面にしっかり手をつく練習として、膝立ちから床に手をつく動作を繰り返します。また、足の指で床を蹴る力をつけるため、つま先立ちをして鍛えます。高い所に好きなものを置いて取るゲームをするのも楽しいですよ。

【身振りをしながら説明しよう】
1.両手はパーで、お尻を上げて、両ひざピタッ足もピタッ(と揃える)

2.両手は肩幅より広めにトンと床につけて、あごを引いておへそ見て、頭の後ろ(後頭部)をつけてクルン(と回る)

3.足の裏をつけて前を向いて、両手を前に伸ばして立ち上がる

【見せよう】
上の説明に合わせて、実際にママがやってみましょう。

【やってみよう】
実際に子どもにやってもらいます。難しい部分は手を貸してあげましょう。

でんぐり返しをするときの注意点

座布団や布団を並べて敷いてでんぐり返しをしていると、隙間に頭が入って起きられなくなってしまうことがあります。そんなとき、そのまま前に回転してしまうと首を痛めることがあるので、元に戻って始めからやり直しましょう。

始める時期が早いほど、手や腕の力で首を支えることができなかったり、両手をついて回ることを忘れて顔を打ちつけてしまったりするので、手助けできるくらいの距離にいると安心です。

子どもは思いもしない危険な場所ででんぐり返しを始めるかもしれません。「でんぐり返しは布団の上だけでやる」といった決まりを作ったり、高い場所や狭い場所、外ででんぐり返しをした場合に、どんな危険があるかを説明したりしましょう。

でんぐり返しができない子への練習法

まっすぐ転がれない場合

うまく回れなかったり曲がってしまったりするときは、回る前の形から確認してみましょう。

まずは、はじめにしゃがんだときの形を確認してみます。膝が離れているか、お尻の位置が低く完全にしゃがんでしまってはいないでしょうか。膝は深く曲げすぎないように意識するとお尻が上がります。

次に、回る前に手をつける位置を見てみましょう。手の位置が足から遠い場合があります。手をつく位置は、つま先のすぐ前から、手のひら一つ分前くらいがよいです。

最後に、後頭部でなく頭のてっぺんを床につけていないかを確認しましょう。

これらは、しっかりおへそを見ることを意識すると改善される可能性が高いです。もう一度、しっかりおへそを見るように説明しましょう。

回った後に起き上がれない場合

うまく起き上がれない場合は、お腹に力が入らずに、体が伸びてしまっている可能性があります。回る前の形がしっかりできていることを確認した上で、ボールのようにコロンと勢いよく転がるイメージを伝えてみましょう。

勢いよく回れていないと起き上がることができません。回って立ち上がる感覚を身につけるために坂を作ってみると、勢いをつけることができます。

敷布団の下に枕や座布団を入れて小さな坂を作り、一番高くなった場所に手をついて、その坂を下りるようにでんぐり返しをさせてみてください。

坂を使って上手に回れるようになったら、坂の角度を少しずつ平らにしていき、坂をなくしてみましょう。体を丸めたまま、回る勢いを最後までいかして起き上がるのです。

でんぐり返しが上手になる遊び

でんぐり返しのポーズを、楽しく練習してみましょう。足を開いて立ち、手を足のすぐ前についておしりを上げ、足のトンネルから後ろを見ましょう。ママも背中合わせに立ってから同じポーズをします。その体勢でお互いを見ながら、片手でジャンケンしたりタッチしたりして遊びます。

タッチのときは、子どもが足のトンネルの中に頭を入れることで頭を丸める練習ができるので、ママが手を伸ばしすぎないようにしましょう。また、片手になったときに体を支える手が動かないように頑張りましょう。

この体勢を長く続けるのは危ないので、ジャンケンでしたら1〜2回くらいで一度立ち上がるようにします。短く何度もやると、手のつく位置を覚えられるので効果的です。

まとめ

今回は、でんぐり返しの知識や練習方法について紹介しました。

でんぐり返しは、手や頭のつき方に注意して回らないと、体をしっかり支えられず、けがをしてしまうかもしれません。ですので、どんな転がり方をしてもけがをしないように、しっかり環境を整えてから練習しましょう。

でんぐり返しは回る前の形で決まるので、しっかり基礎を身につけられるよう手助けしてあげましょう。

マット運動の基本といわれるでんぐり返し。マット運動に対して苦手意識を持たないように、楽しく練習して上手に回れるようになるといいですね。

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