新生児を沐浴させよう!知っておきたい必要な知識や沐浴のやり方
樹脂バスケットならおもちゃ入れに
赤ちゃんが成長し沐浴期間が終わったら、赤ちゃんのおもちゃ入れとして活用できます。リビングのインテリアに合う色合いのものを選べば、リビングで散らかりがちな赤ちゃんグッズをまとめるための収納アイテムにもなりますね。
このように先のことまで考えて購入すれば便利ですよ。身近にあるものを使って、赤ちゃんの沐浴期間を乗り切りたいですね。使用期間が短い赤ちゃんグッズは代用品を活用してみましょう。
ビニール製プールなら長く遊べる
後に水遊び用に使えるよう、小さなビニール製プールを買って沐浴に使うのも一案です。ビニール製プールなら空気を抜けばコンパクトに収納できますし、沐浴期間が終わり水遊びをする時期が訪れるまで保管できます。
ビニール製プールを浴室の洗い場で使えば、底の栓を抜くだけで簡単に中のお湯を抜くこともできますね。子どもの沐浴タイムが楽しくなりそうな、カラフルな絵柄のものを選ぶのもよいでしょう。
ビニール製プールはサイズも様々なので、購入時には大きさをよくチェックしてくださいね。
新生児の沐浴で準備しておくもの
沐浴用のせっけんやボディソープ
ベビー用と記載のある固形せっけんやボディソープ、沐浴剤など種類が様々ですが、それぞれメリットデメリットがあります。固形せっけんの場合、何といってもコスパがよいのがメリットです。
しかし、泡立てるという作業がありますので慣れるまでは大変かもしれません。ボディソープも固形せっけんの場合同様、泡立てる必要はありますが泡タイプのものを選べば片手で使えますのでとても便利です。
沐浴剤はお湯に溶かして使うタイプです。せっけんやボディソープのように仕上げのすすぎの手間がありません。
ベビーバスの温度を測る湯温計
お湯の温度はだいたい38℃くらいが沐浴にちょうどよい温度になります。手で触れてぬるいかなと思う程度でよいのですが、ぬるいという感覚も人によってことなりますので、湯温計を準備して温度を計測してあげてくださいね。
季節によって温度を大幅に変える必要はありませんが、寒い冬だけはすぐにお湯の温度が下がってしまいますのでこまめな温度チェックをしてあげましょう。少し熱めのお湯を別に準備しておくとすぐに足し湯をすることができますね。
沐浴前後で重宝するガーゼやバスタオル
ガーゼは使えば使うほど生地が柔らかくなりますので、包装をあけてすぐに使うのではなく水通しをしたり、お洗濯をしてあげるとよいかもしれませんね。
沐浴後にはバスタオルが大活躍しますので何枚か準備をしておきましょう。バスタオルであれば新生児の体をすっぽりと覆うことができますので、濡れた体全体を素早く拭くことができますよ。
バスタオルもガーゼと同じくあらかじめ洗濯をしておくとフワフワの状態で使うことができます。新品の場合は少し硬さやゴワゴワ感が残りますので赤ちゃんの肌にダメージを与えかねません。
新生児の正しい沐浴のやり方「入浴前」
沐浴前の準備をしよう
準備するものはバスタオル、ガーゼ、せっけん、着替え、おむつです。ガーゼとせっけんはベビーバスの付近に置いておきましょう。
着替え用の肌着や服は赤ちゃんにすぐに着せられるように広げておきます。肌着や服がともに長袖の場合は、少し着せにくさを感じると思いますので、腕の部分もあらかじめ重ねておくと何度も腕を通す手間が省けます。
肌着や服を重ねた上にバスタオルを敷いておけば、そこに沐浴を終えた赤ちゃんを乗せてあげて、すぐに体を拭いて服をきせてあげることもできますよ。
ベビーバスにお湯を張る
すすぎが終わったら早速お湯を入れていきます。お湯の温度が熱すぎることはないか、ぬるすぎることはないかを湯温計をこまめにチェックしながら入れていきましょう。
沐浴剤を使用する場合には、あらかじめしっかりと溶かしておきます。お湯の量は、多すぎると赤ちゃんがビックリしてしまうこともありますので、肩にかかるくらいを目安にしましょう。
お湯の量が少なすぎる場合には体が十分に温まらない恐れもありますので注意してくださいね。お湯の準備が整ったら、最後に温度が均等になっているかを確認すれば準備完了です。
ガーゼで体を覆いベビーバスへ入れる
特に、体にお湯が触れた瞬間にビックリする赤ちゃんが多いようです。お湯が苦手な子だとバタバタとパニックになってしまったり、泣き出してしまう子もいますので安心させてあげるためにガーゼを使います。
沐浴前に大きめのガーゼで体を包んでからお湯に入れてあげたり、小さめのガーゼであればお腹の上に乗せたままお湯に入れてあげます。お腹にガーゼが触れていれば、落ち着いていてくれますので優しく体を洗ってあげてくださいね。
お腹に乗せたガーゼを使って体を洗うのもよいですが、もう一枚別のガーゼを用意してそちらで体を洗えば最後まで安心させてあげられます。
新生児の正しい沐浴のやり方「入浴中」
顔、頭、身体の順序で優しく洗う
ですから、顔、頭、体という順番がおすすめです。顔を洗うときには、お湯がかかるのを怖がる赤ちゃんも多いので、ガーゼを固く絞って優しく拭いてあげます。
頭は十分に泡立てたせっけんで洗ってあげます。耳の後ろは洗い残しやすすぎ忘れをしやすい場所なので念入りに洗ってあげましょう。
体は、首から順に足に向かって洗っていきます。首や脇、手首などはミルクや汗の汚れが蓄積しやすい場所ですので、シワをしっかりと伸ばして丁寧に洗っていきます。
お股やお尻部分は一番最後に洗います。
お尻やお股を丁寧に時間をかけて洗う
女の子の場合は、せっけんをしっかりと泡立てて、泡で陰部を洗うというイメージです。お股部分はデリケートですのでゴシゴシ洗うと肌を傷つけてしまいます。
男の子の場合は、おちんちんの皮を剥いてしっかりと洗わなくても汚れは落ちていますで安心してください。注意したいのが玉の部分です。
玉の部分はうんちやおしっこの汚れがシワに入りやすく軽くすすぐだけでは汚れが残っていることもあります。シワを伸ばして丁寧にあらいましょう。
シャワーなどで上がり湯をする
体が温まった所で、最後にシャワーなどで上がり湯をしてあげます。ベビーバス内に溜まっているお湯は、せっけんが溶けてしまっていますのでしっかりと洗い流してあげないと湿疹ができたりお肌にかゆみなどの症状がでてしまったりする恐れがあります。
シャワーを出すときは、水圧と温度に注意してくださいね。突然強い水圧が体に流れると赤ちゃんを驚かせてしまいますし、お湯が熱すぎたり、冷たすぎたりすることもありますからね。
ママの手で適温になっているのか確認してから綺麗に流してあげてくださいね。
新生児の正しい沐浴のやり方「入浴後」
バスタオルで優しく拭き取る
体を拭く際には、ゴシゴシ拭いてしまうとお肌にダメージを与えてしまう恐れがありますので、あくまでもタオルを体に軽く押さえてあげるだけにします。洗うときに気を付けたい部分、脇や首、手首のシワ部分に水分が残りがちなのでこの部分も丁寧にシワを伸ばしてふいてあげてくださいね。
また、赤ちゃんの多くは手をグーにしていますので、手のひらもお忘れなく。沐浴後で大切なのは、丁寧かつスピーディーに体を拭いて着替えさせてあげることです。
特に冬は湯冷めしやすいので注意してくださいね。
保湿クリームで全身をケアする
体の小さい赤ちゃんにとって、沐浴だけに限らずお風呂やシャワーを浴びただけでも短時間で体が温まりやすいです。すると沐浴や入浴が終わった直後から水分が飛んでしまい一気に体が乾燥してしまいます。
十分な保湿をしてあげないと、肌がカサカサになってしまったり、乳児湿疹の原因にもなる恐れがあります。アトピーや乳児湿疹の治療は薬を塗るだけでなく保湿することも大切だといわれています。
全身をしっかりと保湿してあげましょう。
綿棒で耳や鼻をお掃除してあげる
沐浴前に耳や鼻のお掃除をすると、汚れがしっかりと肌に張り付いているので力を入れて取る必要があります。無理な力をいれるとケガをさせてしまう恐れがありますから注意が必要です。
沐浴後であれば、頑固な汚れであってもふやけて柔らかくなりますので力を入れずに取ることができます。その際には、タオルやティッシュで取ることができればよいですが、取りにくいときには綿棒を使うとよいですよ。
綿棒はベビー用の物がありますのでそちらを使ってくださいね。
沐浴時の新生児を上手に洗うコツ
怖がらないように話しかけてあげる
突然服を脱がされて、お湯の中に入ります。ふいに顔にお湯がかかることもありますし、ときにはお湯を飲んでしまうこともあるかもしれません。
このことは赤ちゃんにとって恐怖を感じることもありますし、沐浴が苦手になってしまうこともあります。少しでも沐浴への恐怖感を減らすようにはママが常に赤ちゃんに話しかけてあげるということが大切です。
沐浴の準備をしている時点から、「これからお風呂に入るよ」と声をかけてあげるだけでも赤ちゃんの不安は軽減することができます。お湯に体をつけるときには「温かいね」や「熱くない?」など問いかけてあげるのもよいですね。
赤ちゃんはママの声とほかの人の声を判断する力があるといいます。ママの声を聞くことで恐怖感が和らぎ安心に変わります。問いかけに対しての返事はありませんが、こまめに話しかけてあげてくださいね。
産後の病院で事前に練習しておく
そのこともあり、実は沐浴が苦手だと感じるママがたくさんいます。しかし、毎回家族の手を借りることも難しいでしょうし、誰かにお願いしていてはママがやらなくてはいけないときに困ってしまいます。
沐浴をしっかりマスターするためには、産後の病院で事前に練習しておくということが大切です。ほとんどの病院で退院までに沐浴指導があると思います。助産師や看護スタッフが沐浴方法とコツを丁寧に教えてくれると思います。
洗い忘れが多い部分や背中の洗い方など注意したい点はどんなことなのかもしっかりと確認してくださいね。病院を退院したら、自分がやらなくてはいけないと覚悟しておくことでしっかりとマスターしなくてはという気持ちも沸きますよね。
一度の沐浴指導で不安が残る場合には、なんどか指導をしてもらえないかと尋ねてみるのもよいかもしれませんね。赤ちゃんのためにも頑張りましょう。
新生児の沐浴時に注意するポイント
沐浴中はその場から離れない
しかし、沐浴中は赤ちゃんから離れることだけは絶対にやめましょう。新生児であれば動かないだろうし、ベビーバスに滑り止めがあるので一瞬なら大丈夫だろうという思いがあるかもしれませんが、この考えは非常に危険です。
何らかの拍子に赤ちゃんの顔がお湯の中に沈んでしまうと溺れて窒息する危険があります。近くに家族がいれば家族に対応してもらう、ママ1人だけの場合は、沐浴を優先しましょう。
沐浴の時間に重なる可能性があるので応答が遅れる旨を事前に伝えておくと安心ですね。
沐浴は段取りよく短時間で行おう
着替えやタオルの準備を整えておく、できればベビーバスのすぐ近くに準備しておくとそれだけでも移動時間が短縮できますよね。パパが近くにいる場合には、洗う係、拭く係など分担するのもおすすめです。長い時間お湯に浸かっているとのぼせてしまう恐れもありますし、寒い時期だと湯冷めしてしまうこともありますので段取りよく短時間で行えるように工夫しましょう。
沐浴はなるべく同じ時間帯にしよう
ただ、パパやママは入浴を夜にすることが多いと思いますが、時間に余裕のある日中に沐浴を済ませてしまうほうがよいでしょう。特に冬は夜の時間帯だと湯冷めする恐れもありますからね。
ただ、パパが沐浴をしたいと希望していたり、沐浴のお手伝いをしてくれる場合などには、日中に限らず夜の時間帯でもよいですね。パパにお願いすることで育児への理解も深まりますし、その間にママが休憩をする時間が確保できますよね。
まとめ
ただ、ママが沐浴に対して不安や恐怖感を抱いていると、赤ちゃんも同じ思いを抱いてしまうかもしれません。沐浴を上手にこなすためには、あらかじめ準備できることはしておき、手順を頭の中でマスターしておくことがポイントです。
あとは、赤ちゃんの様子をうかがいながら行えばきっと気持ちのよい沐浴タイムになると思いますよ。