乳児に音楽を聴かせよう!メリットや曲を聴かせるときのポイント
乳児の脳に与える好影響の一つに音楽がよいとよく耳にしませんか?ですが、乳児に音楽を聴かせるにあたって、「モーツァルトなどのクラシック音楽でないとよくないの?」「どのくらいの音で聴かせたらよいの?」「タイミングは?」と数々の疑問がありますよね。今回はそんな疑問について説明していきます。
乳児に音楽はよい?聴かせるメリットとは
乳児に音楽を聴かせることは言葉の教育に
赤ちゃんは周りから音を聞いて、それらをインプットします。ある程度たまったらそれらを自分の音として発信していきます。本人には言葉を発しているという自覚がない時期から、周りの人の反応を見て繰り返し発していくようになります。
その過程で音楽を聴くことはその曲に出てくる歌詞を繰り返し聞くことにもつながり、赤ちゃんが音の組み合わせをより発しやすくさせてくれます。どんな言語でも同じです。音楽を聴くということは言葉の教育にもなっているのですね。
音遊びを通してコミュニケーション
音楽を聴かせたり、一緒に踊ったり、楽器を使って音遊びをしたりすることで、赤ちゃんのコミュニケーション能力が向上するといわれています。楽器といっても簡単なもので大丈夫ですよ。カスタネットを叩いたり、マラカスを振ったり、音楽に合わせて手を打ってみるだけでもよいのです。相手のことを見ながら行動するということで、その効果が期待できます。
乳児に音楽を聴かせると表現力が養われる
子どもにとっても、音楽を聴いたり表現したりすることと体の動きは切り離せません。1歳前半には音楽を聴いて全身を使ってリズムを合わせようとする動きがみられ、1歳後半になると歌いながら動くことができるようになります。
この移行期にはリズミカルな言葉を発しながら自分の作ったジェスチャーを一緒に表現することができ、後半にはフレーズの拍感を含む動きへ発達するといったことが報告されています。音楽を感じるとることが子どもの積極性や社会性、そして能動性の発達に役に立っているのですね。
乳児に聴かせたいおすすめの音楽
クラシック曲やディズニーメドレー曲
モーツァルトの曲を聴いた大学生にテストをさせたところ、得点が上がったという話がネイチャー誌に掲載され、瞬く間にモーツァルトを子どもたちに聞かせようと広まりました。その後同じネイチャー誌で「メタ分析」という方法で実験を検証した結果、モーツァルトに限らずほかの音楽でも発生することがわかりました。
クラシック曲ももちろんよいですが、例えばディズニーのメドレー曲などいかがでしょうか。ママにも子どもにも聞き覚えのある曲がきっとありますよね。心地よく心が躍るものを、ママも子どもと一緒に楽しみながら聴いてみませんか?
親子で音遊びや手遊びができる曲
手遊び歌
・むすんでひらいて
・とんとんとんとんひげじいさん
・いとまきのうた
・パンダうさぎコアラ
体遊び歌
・あたまかたひざポン
・おおきなくりのきのしたで
・バスごっこ
顔遊び歌
・ちょちちょちアワワ
・あがりめさがりめ
指遊び歌
・おはなしゆびさん
・いっぽんばしコチョコチョ
・はじまるよはじまるよ
・きゃべつのなかから
英語の童謡が盛りだくさんの曲
・Twinkle Twinkle Little Star(日本では「きらきらぼし」です。歌いやすいのでこの曲から始めてみてはどうでしょう。)
・Rain Rain Go Away(雨よどこかへ行っておくれという歌詞で、雨の日に子どもと一緒に歌いたくなる曲です。)
・Mary Had A Little Lamb(「メリーさんの羊」です。)
・Ring a ring of Roses(英語版の「かごめかごめ」輪になりジャンプしたりしゃがんだりと子どもたちは大好きです。)