乳児に音楽を聴かせよう!メリットや曲を聴かせるときのポイント
家庭でできる音楽遊びのアイデア
自由に楽器を弾いてみよう
楽器の演奏となると、リズム感や表現力などを気にされる方もいますが、乳児期は自由に楽しみ、音に親しみを持つことが大切です。前述のように、ママも一緒に楽器で音遊びをすると、コミュニケーション能力の向上も期待できますよ。
また、楽器は手作りしてもよいでしょう。ミルク缶で太鼓、ペットボトルにお米や小豆を入れてマラカス、紙皿とペットボトルキャップを組み合わせてカスタネットなど、アイデア次第で身近なものが楽器に生まれ変わりますよ。
音楽に合わせて体を動かそう
例えば、保育園の1歳児クラスでは先生が教室の真ん中で「アンパンマンマーチ」や「エビカニクス」を踊り、子どもたちは先生のまねをして踊ります。エビカニクスはまだ1歳前後の子には難しそうな振りつけだと感じますが、それでもできるところだけでも一生懸命まねする姿は可愛らしいですよ。
また、子どもと一緒にママも体を動かすことで、ママ自身にもストレス発散効果があります。一緒に踊っていると、自然とママも子どもも笑顔が増えてきますよ。体を動かして遊べば適度に疲れるので、外で遊べない日にもピッタリですね。
物をリズムで表現して遊ぶ
まず、何でもよいので子どもの前に物(スプーン、タオル、コップなど)を並べます。次に子どもに選んでもらい、物の名前をリズムをつけて答えます。
例えば、スプーンなら「タ、ター、タン」、タオルなら「タン、タン、タン」などです。言いながら手拍子も合わせてみましょう。最初は難しいかもしれませんが、繰り返し行っているとパターンがわかってくるので、子どもも一緒に手拍子をしてくれるようになりますよ。
単純な表現遊びですが、言葉の獲得とリズム感を同時に養うことができます。物の名前を子どもが言えるようになってきたら、一緒に手拍子を考えて遊ぶのもよいですね。
乳児に音楽を聴かせるときのポイント
音量に気をつけて!リラックスできる音量で
乳児にとって心地よい音量というのはBGM程度といわれています。ママが話しかける声の大きさを目安にしてみてください。
乳児にヘッドホンやイヤホンを使って聴かせるのはあまりよくないでしょう。音量が把握できないままヘッドホンを聴かせ続けると「ヘッドホン難聴」になることがあります。「ヘッドホン難聴」とは騒音性難聴の中の一種で、「周波数が高い」「長い時間」「大音量」の音を聴くことが原因で起こる症状で、鼓膜を傷つけてしまうので気をつけましょう。
聴かせるタイミングは?一番は「寝る前」
乳児がより落ち着いて集中できるときに聴かせたいのならば、寝る前のタイミングがおすすめです。静かにリラックスした状態で、音楽に耳を傾けてくれることでしょう。
音楽を聴かせるときに一つ気をつけてもらいたい点としては、「1日中音楽をかけ続けることはしない」ということです。そのような状態は音楽に慣れてしまい、音楽から得られる効果が小さくなると考えられています。
パパやママが歌うことでリラックス
・部屋を暗くする
・毎日同じ音楽を聴かせる
・穏やかな曲や環境音などを聴かせる
・寝る前に音楽を止める
・パパやママが歌う
部屋を暗くして同じ音楽を流すことで「寝る時間なんだ」と認識し、眠る準備をしていきます。目から入る情報がなくなると耳の感覚が研ぎ澄まされるので音楽をしっかり聴くことができます。
音楽はCDでもよいのですが、できればパパやママが子守唄を歌いましょう。パパやママの声は何よりも安心できる音楽なのです。そして歌うことを一緒に学習していきます。時間のある日は、ぜひ寄り添って子守唄を歌ってみてくださいね。
まとめ
乳児との生活の中で、手遊び歌を歌ってみることや子守唄を歌ってリラックスすることなどから音楽を取り入れて、日々の暮らしに彩りを添えてみませんか?子どもと一緒に豊かな毎日を送りましょう。