子どもがジャンプするのはいつ?ジャンプするまでのステップと練習法
子どもはジャンプができるようになると、楽しそうに飛び跳ねたり、段から飛び降りたりして遊びますよね。同じ月齢でも上手にジャンプできる子もいれば、上手なジャンプができなかったり、やろうとしなかったりする子もいますよね。今回はジャンプができるまでのステップと練習方法を紹介します。
子どもがジャンプをできるようになる時期
ジャンプができる平均的な時期は2歳前後
子どもは1歳過ぎると、だんだんジャンプができる体になっていき、2歳前後でジャンプをします。しかし2歳半になってもジャンプをするための体ができあがっていない子は意外といるものです。
ジャンプができる平均的な時期は2歳前後といわれますが、体の発達状態にも個人差がありますし、ジャンプをしたいというきっかけがあるかどうかや、ジャンプを楽しいと考えられるかによっても、個人差がでてきます。
また、ジャンプができてきていることにママが気づかず、気づいたら上手になっていたということもあるようです。
心の発達でジャンプを怖がる子もいる
大人は自分でジャンプする程度でしたら恐怖を感じませんが、高い所に登ったり、2階からジャンプして着地しようと思ったら怖いですよね。
ジャンプをしたことのない子どもは、そのような恐怖を小さなジャンプで感じることがあります。ジャンプを練習するころの子どもは、思いっきり走れば転んでしまうような状態です。ジャンプをしてバランスがとれる自信がないのも納得できるのではないでしょうか。
特に体と一緒に心も大きく成長する2歳前後の子どもは、自我が芽生えて好き嫌いがでてくる時期。ジャンプが怖くて嫌がる子どももいるのです。
瞬発力などジャンプで身につく運動能力
飛び跳ねるジャンプをなんどもすると、膝を曲げたり伸ばしたり、身体を縮めたり伸ばしたりする柔軟性や瞬発力が備わり、両足で着地できるようになると両足を中心とする筋力が向上します。
また、飛び跳ねるためには、腕の振りや足の力の入れ方や動きなど、身体全体をタイミングよく連動させるため、身体の動かし方が上手になります。
飛び降りるジャンプを何度もすると、瞬発力や身体をタイミングよく連動させることが上手になります。
また、階段を一段一段ゆっくり下りていたのが、ジャンプできるようになるとぴょんと簡単に下りることができるようになり、段差を下りるスピードが一気に速くなります。
子どもがジャンプをする年齢はいつ?練習方法や楽しめるグッズを紹介 - teniteo[テニテオ]
幼児期になると、健診で「ジャンプができますか?」と聞かれることがありますね。一般的に何歳くらいでどんなジャンプができるようになるものなのでしょうか?そこで、子どもがジャンプをする年齢、ジャンプの練習方法と注意点、ジャンプしたくなるグッズや動画を紹介します。
子どもがジャンプをできるまでのステップ
ステップ1「膝の曲げ伸ばしができる」
初めは1人で階段の上り下りをさせるなどできませんよね。手をついたりママと手をつないだりしながら上り下りできるようになってから1人で階段の上り下りをするようになります。
段差の上り下りをするのに膝の曲げ伸ばしが自由にできて、同時にバランスを崩さないようになることが、ジャンプの前段階です。
「トントンジャンプ」といって10~15cmの高さから片足ずつ「トントン」と着地できるようになるためには、手をつないで段差や階段の上り下りをして足への体重の乗せ方を身につけさせることから始めるのがよいでしょう。
ステップ2「腰を落としてから跳ぶ」
まずは子どもにジャンプという動きをイメージしてもらうことが大切です。ママが説明しながらジャンプのお手本を見せてあげましょう。ママが楽しそうにジャンプしたり、公園で楽しそうにジャンプしている友達を見ると、イメージがわいてジャンプしたい気持ちが大きくなりますよ。
上手に飛び上がるためには、腰を落とした状態から、すでに身についている膝の曲げ伸ばしを使ってジャンプするという流れを覚えてもらいます。初めは片足ずつ上がってしまい「タタッタタッ」とジャンプしてしまう子もいるのですが、両足を同時に地面から離すということを教えてあげましょう。
ステップ3「足の関節を使い着地をする」
ジャンプをするには、足首、膝、腰を上手に使って体への衝撃を和らげながら飛ぶことが大切です。うまく体の動きを連動させられるように見てあげましょう。
また、大きなジャンプをするには腕の振りが欠かせません。膝と腰を曲げてから、肩から先の腕を前後に振って勢いをつけながらジャンプをします。
縄跳びや線を飛び越えたり、フープを地面に並べてフープからフープへ飛んだりと、目的をもってやるのもよいですよ。また、ママが一緒に「ぴょぴょん」といってあげたり「上手だね」「頑張ってるね」などと声をかけてあげたりして、ジャンプが楽しいと感じるようにしてあげましょう。