チョコレートのカフェイン量を知ろう!子どもや妊娠中ママの注意点
妊娠中や小さな子どもがいるママの中には、チョコレートに含まれているカフェインが気になる人もいますよね。そこで今回は、チョコレートのカフェインは子どもに危険なのか、妊娠中に食べるとよくないのか、またカフェイン以外に注意したいチョコレート成分などについてお話しします。
チョコレートのカフェインは子どもに危険?
チョコレートのカフェイン量は種類で異なる
例えばミルクチョコレート1枚(約50g)に含まれるカフェインの量は、レギュラーコーヒー1杯分(約150ml)の1/6ほどです。コーヒー1杯飲むよりもカフェインの量は少ないものの、決してゼロではありません。
一方カカオが約70%含まれているブラックチョコレートの場合、ミルクチョコレートの約2倍のカフェインが含まれているといわれています。
ホワイトチョコレートの場合、ミルクチョコレートより含有量は少ないものの、カフェインは含まれているので注意しましょう。
子どもはカフェインに敏感なので注意が必要
ママやパパの場合、2~3時間経つとカフェインの量は半減し興奮状態も治まってくるのですが、子どもの場合、カフェインの処理能力がまだ十分ではないため、カフェインを分解するのに約8時間はかかってしまいます。
つまり、午後のおやつにチョコレートを食べると、夜の睡眠に影響を及ぼす可能性があるので気をつけるようにしましょう。あまり遅い時間にチョコレートを食べさせないようにしたいですね。特にカフェインの含有量が多いブラックチョコレートには注意が必要です。
チョコレートを与える量はママが調節を
また、子どもがカフェインを摂取し過ぎると、めまいや動悸、震えなどの症状が見られることもあります。くれぐれも子どもが食べ過ぎないように気をつけてくださいね。
子どもにチョコレートをあげるときは、1回分の量だけではなく、1日の摂取量のトータルで判断することが大切です。たとえば朝ココアを飲んだら、午後のおやつのチョコレートは減らす、もしくはチョコレート以外のものにするようにしましょう。
妊娠中はチョコレートのカフェインはダメ?
妊娠中に摂取できるカフェインの量の目安
とはいえコーヒー以外にもチョコレートや緑茶など様々な食品に含まれるカフェインをすべて避けることは難しいため、一体どのくらい量ならば摂取しても安全なのでしょうか。
妊娠中のカフェインの摂取量について、現状日本では特に定められたものはありません。ただし海外の研究報告では、カフェインを1日100mg以上摂取すると流産のリスクが高まるというもあるので、1日100mg程度までを目安にするとよいでしょう。
食べ過ぎなければチョコレートはOK
コーヒー1杯には、約135mgのカフェインが含まれています。先ほどお話ししたように、ミルクチョコレート約50gに含まれるカフェインがコーヒー1杯の約1/6だとすると、ミルクチョコレート約50gには、およそ23mgのカフェインが含まれています。
つまり、食べ過ぎなければ妊娠中もチョコレートを楽しむことができますよ。少し多めに食べたい場合は、少量でカフェイン含有量の高いブラックチョコレートよりもミルクチョコレートやホワイトチョコレートの方がよいですね。
妊娠中、我慢し過ぎるとストレスの原因にもなるので、ほどよい量で楽しむことも大切です。
心配ならノンカフェインのチョコレートを
ドラッグストアの大手チェーンであるマツモトキヨシが開発した、「チョコレート風キャロブミルク」なら、カフェインを含むカカオマス、カカオニブ、ココアバターを使用していないので、ノンカフェインでチョコレート風味のお菓子が楽しめます。
チョコレートの原材料であるカカオの代わりに、地中海地方原産のマメ科植物であるキャロブを使い、チョコレート風味のお菓子を開発しました。キャロブは食物繊維やカルシウムを豊富に含んでいるので、健康食品としても注目されています。