引き戸での子どものケガを防ごう!便利アイテムからアイデアまで紹介
引き戸があると、子どもが手や指を挟んでケガをしてしまわないだろうかと心配になりますよね。そこで今回は、引き戸で子どもの事故が多い原因やケガ防止のための便利な育児グッズ、身の回りにあるものを駆使したケガの予防方法などについてご紹介していきます。
引き戸での事故が多い理由とケガへの対処法
引き戸の開け閉め遊びが好き
とはいえ、赤ちゃんが成長して行動範囲が広がったり、様々なものに興味関心を抱くようになったりするにつれ、一歩間違えれば転倒ややけど、誤飲につながりかねない事故が増えます。パパやママが思わずヒヤッとしてしまうできごとが度々起こるようになるでしょう。
指挟みの事故もその一つです。小さな子どもは引き戸を開けたり閉めたりするのが大好きですが、勢いよく閉めた拍子に指を挟んでしまう事故は後を絶ちません。赤ちゃんが自力であちこち動き回れるようになるにつれ、引き戸の安全対策も必要になってくるのです。
指を挟んでしまったときの対処法とは
・泣いているか
・出血や内出血、腫れはあるか
・変色しているか
・爪が割れたりはがれたりしていないか
・指や手は動かせるか
・触ると痛がるか
目立った外傷や骨の異常が見られず、子どももすぐに泣きやむようであれば、ホームケアで十分でしょう。保冷剤をくるんだタオルや水で冷やす、赤ちゃんの指や手を心臓より高い位置に持ち上げるなどの対処が有効です。
出血が多い、大きな血豆ができた、爪が割れたりはがれたりした、患部を触ると痛がるなどの症状が見られる場合は受診をしましょう。また、出血量が多い、指を動かすことができないなどの場合は緊急の対応が必要です。迷わず病院へ行ってください。
子どものケガ防止グッズの選び方
・バンド式
2カ所の固定部分をベルトのようにつなぐバンド式は、ほとんどの引き出しや扉に設置できます。バンドの長さが調整可能なものが便利ですよ。
・回転式
片方をくるっと回してカチッとロックをかける回転式は、シンク下や食器棚などの観音開きの扉におすすめです。
・オートロック式
頻繁に使用する場所には、ロックの開閉の手間がかからないオートロック式が便利です。
そのほか、取りつけたい箇所の形状、段差の有無、子どもが容易に解錠できない仕組みか、不要になったときにきれいにはがせるか、などを事前に確認してから選びましょう。
子どもをケガから守る専用グッズ3選
ドアがゆっくりしまる「引き戸ダンパー」
そんなときに活躍してくれる便利アイテムが「引き戸ダンパー」です。引き戸にダンパーを取りつけておくと、閉じる少し手前で減速してくれるので、ソフトクローズが可能になります。
5,000円ほどで購入できるものが多く、大がかりな工事をすることもなく既存の引き戸に簡単に取りつけられます。「引き戸をやさしく開け閉めできるように、ちょっとした工夫を加えたい」と思うパパやママにおすすめですよ。
指はさみをガード「フィンガーアラート」
しかし意外と忘れがちなのが、開き戸の蝶番(ちょうつがい)側の隙間への対策です。赤ちゃんはちょっとでも隙間があると、興味本位に指や手を入れてしまいます。たまたま赤ちゃんが隙間に指を入れているときにママがドアを閉めれば、指を骨折したり切断したりするなどの重症を負ってしまうでしょう。
フィンガーアラートは、そのような事故を防いでくれるアイテムです。やわらかい樹脂でできた透明なカバーを、ドアの蝶番側と裏側の両方に取りつけます。簡単に指挟みを防止できますよ。
扉を完全にしめない「ドアストッパー」
そんなわがままを叶えてくれるのが「ドアストッパー」です。クッション性の高い素材でできたU字型のストッパーを戸の側面に挟むだけで、完全に閉めない状態をキープすることができます。不要なときには簡単に取り外しできるので、見た目を損なったり塗装がはがれないか心配する必要もありません。
引き戸でも開き戸でも対応可能ですし、アニマルモチーフのものからスタイリッシュなデザインのものまで、多種多様に揃います。挟む部分の幅に応じたものを選びましょう。