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フルーツって冷凍保存できるの?メリットと冷凍方法やレシピを紹介

フルーツって冷凍保存できるの?メリットと冷凍方法やレシピを紹介

フルーツ好きな子どもがいると、買い物の際、つい色々なフルーツを買ってしまうというママは多いかもしれませんね。旬のフルーツを味わえることは嬉しいですが、足が早いので保存に困ることもあるのではないでしょうか。そこで今回は、長期保存を可能にする冷凍のメリットや方法を、活用レシピとあわせてご紹介します。

フルーツを冷凍するメリットや不向きなもの

ビタミンCや抗酸化物質の含有量が高くなる

イギリスのチェスター大学の研究によると、生のままのフルーツと冷凍したフルーツでは、冷凍したほうがポリフェノールなどの抗酸化物質やビタミンCの含有量が高くなるということが分かっています。果物の種類によっても結果は多少異なるようですが、冷凍するだけで栄養価が上がるのは嬉しいですよね。

ビタミンCには美肌効果や風邪予防効果があるといわれ、体の調子を整えるには欠かせない成分です。日ごろからビタミン不足を感じているママは、冷凍フルーツで効率的に摂取してみてはいかがでしょうか。

また、βカロテンやポリフェノールなどは、抗酸化作用により活性酸素から体を守ってくれるでしょう。アンチエイジングを目指したいママは積極的に摂りたいですね。

新鮮な状態で長期保存が可能

フルーツにもよりますが、大体のものは冷蔵保存すると数日が限度ですよね。食べごろまで待ってから完熟の状態で食べるのが一番美味しいですが、量が多いとあっという間に傷み始めてしまうでしょう。そのようなときは、冷凍保存をすると完熟の状態をもっと長く楽しむことができます。

状態のよいときを見計らって、食べきれなそうな分は冷凍しておくとよいでしょう。およそ1カ月程度は鮮度を保ったまま保存できるので、食べたいときに美味しくいただくことができますね。

特売日に多めに買ったときや、お裾分けでご近所さんからたくさんフルーツをいただいたときなどに便利です。フルーツの特性によって、冷凍保存する際に前処理が必要なものもあるので、確認した上で冷凍するとよいでしょう。

水分が多く味が薄いフルーツは冷凍に不向き

便利な冷凍保存ですが、冷凍することで筋っぽくなったり口当たりが悪くなったりするものもあるので注意が必要です。特に、びわなどの味が薄いフルーツや、スイカやナシなど水分の多いフルーツは、解凍したときに水分が抜けて味が落ちてしまうので冷凍には不向きといえるでしょう。

もし冷凍する場合には、加熱してジャムとして食べたり、アイスやヨーグルトに混ぜたりして味を調整すると美味しく食べられます。

反対に、ベリー系や柑橘系、バナナやぶどうなど、味が濃くはっきりしているものは冷凍保存に向いているでしょう。解凍したときに味が落ちる心配が少ないので、フレッシュな美味しさをいつでも味わえますね。実際、冷凍に不向きなものは少ないので、迷ったときは一度試してみるとよいでしょう。

子どもが好きなフルーツの冷凍方法を紹介

オレンジなどの柑橘類は薄皮も剥いて冷凍

柑橘類は様々な種類があるので一年中楽しめるフルーツですよね。地域によっては柑橘類が特産物となっているところもあり、そのような地域では特に食べる機会が多いでしょう。程よい酸味とすっきりした甘みのあるオレンジやミカンは、子どもにも人気のフルーツです。

柑橘類はお中元やお歳暮など、贈り物として大量に手に入ることもあるのではないでしょうか。柑橘類を美味しく冷凍するコツは、薄皮まで剥いて房ごとに冷凍することです。

忙しいママにとっては少し面倒に感じられるかもしれませんが、薄皮は冷凍すると硬くなる可能性があるので、取り除いておいたほうが食べやすいでしょう。また、バットに並べて冷凍してから保存袋に移すと、一つ一つがくっつかずに済むので扱いやすくなります。

バナナはレモン汁で変色を防いでから冷凍

バナナは常温でも保存可能なフルーツで、保存場所の温度によって熟すスピードが変わってきます。一般的には常温より冷蔵のほうが熟すスピードが遅くなるので、購入後は冷蔵庫に入れている方も多いのではないでしょうか。

それでも黒い斑点が出るころまでに食べきれない場合には、皮を剥いて冷凍し、賞味期限を延ばしましょう。バナナは普通に冷凍すると、酸化が進み徐々に茶色く変色してしまいます。見た目を綺麗な状態に保つためには、レモン汁を振りかけてから冷凍するとよいでしょう。

解凍してもレモンの味はそれほど気にならないので安心してくださいね。また、輪切りにスライスしてから冷凍すると、再び食べるときに食べたい分だけ取り出せて便利です。

リンゴは芯を取り塩水に浸す

リンゴもバナナと同様、変色しやすいフルーツです。そのため、酸化を防ぐ下処理をしてから保存するのが美味しく冷凍するコツといえるでしょう。また、保存する際は様々な用途に使えるように、くし形切りだけでなくすりおろしたものも作っておくと便利です。

くし形切りで冷凍する場合は、まずリンゴの芯を取って好きな厚さにカットしましょう。次に変色を防ぐため塩水に浸します。塩水は冷水4Lに対して塩大さじ2の割合で作ります。カットしたリンゴのすべての面が塩水に浸かるようにして数分間置きましょう。

浸し終わったらよく水気を切って、保存用袋などに入れます。できるだけ空気が入らないようにすると、より品質を保つことができるでしょう。

冷凍フルーツを使った子どもが喜ぶレシピ

柑橘類などを入れた「フルーツポンチ」

フルーツポンチは見た目も華やかで綺麗なので、特別な日のデザートや人が集まる機会などに作ってみてはいかがでしょうか。簡単なので、子どものおやつにもぴったりですね。

作り方は、まず大きめのボウルにミカンの缶詰1缶、冷凍フルーツ200g、加糖の炭酸飲料500mlを入れます。軽く混ぜたら小さい器に盛りつけていきましょう。最後にミントを乗せたら完成です。フルーツ缶は、ミカンに限らずお好みのものを入れて作れるので、色々なバリエーションが楽しめそうですね。

冷凍フルーツは、柑橘類を使うとさっぱりして食べやすいのでおすすめです。お好みでキルシュを入れるとお酒の香りを楽しむことができ、カクテルのような感じになるのでパパとゆっくり味わうのもよいですね。
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